概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
吉田 清子 (よしだ きよこ)
とある高校に通う2年生の女子。新学期早々にクラス委員長に選ばれてから、毎日ケガを負って登校して来る矢野剛のことが気になり始める。当初はケガの原因を究明しようとするが、矢野自身の不器用さが原因だとわかってからは次第に目が離せなくなり、やがて恋心を自覚するようになる。クラス委員長に他薦されることからもわかるように、生真面目で心遣いに長(た)けた優しい性格で、矢野に対しても遺憾なく思いやりを発揮している。だが、恋心に無自覚な矢野に対して空回りすることも多く、周囲からは姉弟や親子のように見られることもある。家族に弟と妹がいるため、吉田清子自身も矢野のことを弟のように感じているところがあり、特に嫉妬に駆られていた彼の素振りを反抗期を迎えている弟と同様に考えている。
矢野 剛 (やの つよし)
吉田清子と同じ高校に通う2年生の男子。非常に不器用な性格で、不幸体質の持ち主。そのためつねにケガを負っており、顔には絆創膏(ばんそうこう)やガーゼが貼られているのが日常茶飯事で、右目にはいつも眼帯を付けている。クラス委員長の清子にケガの原因について疑われるようになり、次第に思いを寄せられ世話を焼かれるようになる。しかし、矢野剛自身は不幸体質が原因で情緒が人並みに育っておらず、これまで自分の身の安全以上の欲求を抱かずにいたため、他人に好かれたいという感情が薄い。また恋心にも疎く、あからさまな清子のアプローチにも動じる素振りを見せなかったが、彼女のおかげで、かねてよりの夢だったふつうの高校生活を送れるようになり、徐々に情緒が育ち始めて清子を意識するようになる。
書誌情報
矢野くんの普通の日々 7巻 講談社〈モーニング KC〉
第1巻
(2021-11-10発行、 978-4065259306)
第2巻
(2022-02-09発行、 978-4065267486)
第3巻
(2022-06-08発行、 978-4065280959)
第4巻
(2022-10-12発行、 978-4065294512)
第5巻
(2023-03-08発行、 978-4065307205)
第6巻
(2023-09-13発行、 978-4065330586)
第7巻
(2024-02-14発行、 978-4065344576)