概要
日本の漫画原作者、エッセイスト。東京大学教養学部基礎科学科卒。大学卒業後、株式会社電通に入社、勤務のかたわら別名義で劇画作品の原作を執筆するようになる。1974年、雁屋哲名義で「週刊少年サンデー」に『男組』(作画:池上遼一)を連載開始。同時期に電通を退社し、本格的に漫画原作者としての活動を開始する。その後、『野望の王国』(作画:由起賢二)などの過激なバイオレンス作品で人気を博す。1982年より、「週刊少年サンデー」で『風の戦士ダン』(作画:島本和彦)を連載開始。このとき、原作にないギャグを勝手に描いた島本に影響を受け、以降は積極的にコメディタッチの表現も取り入れるようになる。1983年より「ビッグコミックスピリッツ」にて連載を開始したグルメ漫画『美味しんぼ』(作画:花咲アキラ)が大ヒットし、1987年には小学館漫画賞(一般部門)を受賞。また、1986年には、作中に登場する「究極」という用語が日本新語・流行語大賞新語部門にて金賞を受賞するなど、社会現象にもなった。
ヒストリー
- 1941年10月6日
中華民国北京特別市に誕生。終戦後は日本に引き揚げ、東京都で育つ。
東京大学教養学部基礎科学科を卒業後、株式会社電通に入社。勤務のかたわら、別名義で劇画作品の原作を執筆するようになる。
- 1974年
電通を退社し本格的に原作者としての活動を開始。
- 1974年
「週刊少年サンデー」にて『男組』(作画:池上遼一)を連載開始。雁屋哲名義でのデビュー作となる。
- 1986年
『美味しんぼ』内で使用された用語「究極」で第3回新語・流行語大賞新語部門金賞を受賞。
- 1987年
『美味しんぼ』で第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞。
受賞
- 1986年
第3回 新語・流行語大賞 新語部門金賞
- 1986年
第32回 小学館漫画賞 青年一般部門
作品
関連外部リンク
雁屋哲の今日もまた - 公式サイト