概要・あらすじ
ヨーロッパでの活動を終えた宮本大は、日本に一時帰国。運転免許証を取得したあと、すぐにジャズの本場であるアメリカへと旅立った。大が最初に降り立ったのは、西海岸のシアトル。ジャズの聖地であるニューヨークの反対側だが、大はこの地から、焦らず怯まず、自分なりの方法で、ジャズのトッププレイヤーを目指すことを考えていた。とりあえず車を手に入れようと考えた大だったが、どこに行っても予算オーバー。とても手が届く値段ではなかった。そんな中で見つけたのが、中古車販売と修理を請け負う「Wheel tech」という店だった。ほかの店より断然安いが、それでも大の予算ではまだ買える値段ではない。そこで大は、「Wheel tech」で働きながら、安い中古車を探すことにした。店で働く自動車修理工、エディ・ドブソンは、元ギタリストだった。ジャズのトッププレイヤーになりたいという大の言葉を聞き、エディは大を自分の父親が経営するライブハウスに連れていった。大の演奏に何かを感じたエディは、次に、老舗ライブハウスの閉店イベントに大を誘う。エディはそのライブハウスを拠点としていた有名ロックバンド「セプターズ」の元メンバーだった。大は、一夜限りで再結成する「セプターズ」のスペシャルゲストとして、ステージに立つことになったのだ。
登場人物・キャラクター
宮本 大 (みやもと だい)
世界一のジャズプレイヤーを目指す青年。テナーサックス奏者。ヨーロッパでの活動を終え、日本に一時帰国。運転免許取得後に渡米。西海岸のシアトルから、アメリカを回る旅を始める。
エディ・ドブソン
中古車販売、修理を行う「Wheel tech」で働く自動車修理工。ロン毛、口ひげ、あごひげが特徴の男性。父は小さなジャズライブハウスを経営している。「セプターズ」というロックバンドの元ギタリスト。セプターズは、州では一、二を争うほどのバンドで、アルバムを出したこともある。現在はバンド活動は行っていないが、心のどこかに音楽への未練を持っている。世界のトップを目指すという、宮本大と出会い、再びギターと向き合う。しかし、大との決定的な違いを感じ取り、音楽への未練を断ち切る。
ジャック
中古車販売、修理を行う「Wheel tech」の店主。ソフトモヒカンとあごひげ、タトゥーが特徴の老人。宮本大の洗車技術に感心し、時給6ドルで大を雇う。シアトル出身であるカート・コバーンの崇拝者で、店では毎日「ニルヴァーナ」の音楽を大音量で流す。
クレジット
- その他
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NUMBER8
前作
BLUE GIANT (ぶるーじゃいあんと)
のちにシリーズ化される『BLUE GIANT』シリーズ第1作。中学生時代にジャズに出会った少年・宮本大が、さまざまな人との出会いを経て、ジャズプレイヤーとして、人として成長していく様子を描く。小学館「... 関連ページ:BLUE GIANT
BLUE GIANT SUPREME (ぶるーじゃいあんとしゅーぷりーむ)
前作『BLUE GIANT』から直接続くシリーズ第2作。単身ヨーロッパへと渡った宮本大のドイツ・ミュンヘンでの新たな挑戦を描く。小学館「ビッグコミック」2016年18号から2020年9号まで連載。 関連ページ:BLUE GIANT SUPREME
続編
BLUE GIANT MOMENTUM (ぶるー じゃいあんと もめんたむ)
『BLUE GIANT』『BLUE GIANT SUPREME』『BLUE GIANT EXPLORER』に続くシリーズ第4作。舞台はアメリカのニューヨーク。カルテットとして歩み始めた宮本大(ダイ)た... 関連ページ:BLUE GIANT MOMENTUM
書誌情報
BLUE GIANT EXPLORER 9巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(2020-10-30発行、 978-4098608133)
第2巻
(2021-02-26発行、 978-4098610037)
第3巻
(2021-06-30発行、 978-4098611003)
第4巻
(2021-10-29発行、 978-4098611775)
第5巻
(2022-02-28発行、 978-4098612772)
第6巻
(2022-06-30発行、 978-4098613694)
第7巻
(2022-10-28発行、 978-4098614660)
第8巻
(2023-02-10発行、 978-4098616381)
第9巻
(2024-02-29発行、 978-4098627493)
関連リンク
- 似ている作品
- BLUE GIANT MOMENTUM