BLUE GIANT

中学生時代にジャズに出会った少年・宮本大が、さまざまな人との出会いを経て、ジャズプレイヤーとして、人として成長していく様子を描く。2017年に第62回小学館漫画賞一般向け部門を受賞している。

正式名称
BLUE GIANT
ふりがな
ぶるーじゃいあんと
作者
ジャンル
その他芸能・音楽
レーベル
ビッグコミックススペシャル(小学館)
巻数
全10巻
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

高校編

宮城県仙台市に住む宮本大は、中学時代に友人に連れられて訪れたジャズ喫茶で、初めてジャズの生演奏を聴き、激しく心を打たれる。音楽の経験や知識は皆無だったが、青葉第二高等学校に入学した大は、中学時代から続けてきたバスケットボール部に籍を置きながらテナーサックスの練習を独学で開始。高校3年生になり、続けてきたバスケットボール部を引退すると、大学への進学ではなく、世界一のジャズプレイヤーを目指すようになる。

大はテナーサックスのリードを購入するため、通っていた楽器店「ひろせ楽器」の店員・小熊の紹介で、ジャズバー「JAZZ BAR Bird」に出演するバンドとのセッションに初めて参加した。しかし、大音量の演奏で常連客を激怒させ、途中で帰らされてしまう。「JAZZ BAR Bird」の店長・川西は、その時の大の演奏を高く評価しており、後日、大とバークリー音楽院出身のミュージシャン・由井を引き合わせた。それから大は高校を卒業して上京するまで、由井のもとで本格的にテナーサックスを学ぶ。

東京編

宮本大はジャズプレイヤーを目指し、高校卒業と同時に、あてもなく故郷の宮城県仙台市から上京する。住居や生活費の稼ぎ口も決めずに来た大は、都内の大学に通う青葉第二高等学校時代の同級生・玉田俊二のアパートに居候し、アルバイトの掛け持ちで生計を立てていくことになる。上京して初めて立ち寄ったジャズバー「JAZZ TAKE TWO」で、大は店主・アキコに、生演奏を聴くことができるジャズバー「JAZZ SHOP 二五一」を紹介される。ライブに出演していた同い年のピアニスト・沢辺雪祈と、ドラムを始めたばかりの玉田を加え、トリオのジャズバンド「JASS」を結成した大は、日本一のジャズクラブ「So Blue TOKYO」への出演を目指し、ライブ活動を展開する。

登場人物・キャラクター

宮本 大 (ミヤモト ダイ)

宮城県仙台市に育った、ジャズサックスプレイヤーを目指す青年。誕生日は11月9日。家族構成は父、兄・宮本雅之、妹・宮本彩花で、母親は大が10歳の時に亡くなっている。家族にはぶっきらぼうだが、情に厚くバカ正直な性格。大らかでポジティブな思考の持ち主でもある。 音楽の知識や経験はなかったが、「中学の卒業記念に」と、友人に連れられて訪れたジャズ喫茶で生演奏を聴き、ジャズの虜になった。仙台市青葉区にある青葉第二高等学校に入学すると、市内を流れる広瀬川の川原の土手を主な練習場とし、テナーサックスの独学を開始。兄が大学卒業と同時に辞めたガソリンスタンドのアルバイトを引き継ぎ、収入のほとんどを音楽のために費やすほどのめり込む。 卒業後の進路を見い出せずにいたが、高校3年生でバスケットボール部を引退した後に、世界一のジャズプレイヤーを目指すようになった。行きつけの楽器店「ひろせ楽器」の店員・小熊の紹介で、ジャズバー「JAZZ BAR Bird」の出演バンドに混じり、初ライブを経験。その後、バークリー音楽院出身のミュージシャン・由井のもとでテナーサックスを学び、高校卒業と同時に単身で上京する。 上京後は、地元から大学進学のために上京した玉田俊二のアパートに居候し、「すしまんざい」のウェイターと解体工事現場の作業員のアルバイトで生計を立てながら、演奏活動の場を模索。ジャズバー「JAZZ SHOP 二五一」で出会った同学年の天才ピアニスト・沢辺雪祈と、ドラムを始めたばかりの玉田を加え、トリオのジャズバンド「JASS」を結成してライブ活動を展開する。 使用楽器は、兄から贈られた販売価格51万6000円のセルマー製テナーサックス。中学、高校の6年間でのバスケットボール部で培った体力と、川原でテナーサックスを吹き続けたことで鍛えられた肺活量は、テナーサックスを演奏をするうえで最大の武器となっている。技術は荒削りだが、情熱溢れる大音量の演奏で、人々を虜にしていく。

近藤 周平 (コンドウ シュウヘイ)

宮本大の中学時代の同級生だった少年。大がジャズに目覚めたきっかけとなった人物。医師の家庭に育ったことから、大学医学部を受験するために、大が通う青葉第二高等学校とは別の進学校に進んだ。中学時代はエレキギターを趣味とし、ロックに傾倒するなかで、ジャズにも興味を持つようになる。幼少期にクラシックピアノを習っていたこともあって、高校入学後はジャズピアノを始めるが、医学部入試に向けて勉強に専念するために辞めてしまう。

カナピー (カナピー)

宮本大の青葉第二高等学校時代の同級生の少女。いつも行動をともにしている女友達より胸が小さいことを気にしている。大が広瀬川の河原でテナーサックスを吹いているという情報を耳にし、女友達と2人で大をいじる。これまでに大に「ミュージシャン」「プレイヤー」「ジャズマン」「ドリーマー」などのあだ名をつけている。

小熊 (コグマ)

宮城県仙台市にある楽器店「ひろせ楽器」に勤める男性。青葉第二高等学校時代の宮本大がテナーサックスのリードを購入するために店に通うのに興味を持ち、雨の日の練習場所などのアドバイスをするようになった。ジャズバー「JAZZ BAR Bird」での初ライブを大に持ち掛けた人物でもある。白髪交じりの短髪と口ひげが特徴。 至近距離の物を見る時は、かけていた眼鏡を額にひっかける癖がある。

入江 (イリエ)

宮本大の青葉第二高等学校時代の同級生の男性。高校では軽音部に所属し、エレキギターを担当する。ロック至上主義者で、ジャズを「気どった音楽」とバカにしているため、ジャズサックスプレイヤーを目指す大をことあるごとに挑発する。カラーリングしたロン毛と、人を見下した目つきが特徴。

織田所長 (オダショチョウ)

宮本大が青葉第二高等学校時代にアルバイト勤務していたガソリンスタンド「ENIOS」の所長。熟練した自動車整備の達人技を持ち、大からは敬意を抱かれている。渓流釣りもうまい。

宮本大の父 (ミヤモトダイノチチ)

宮城県の食品スーパー「グレート」に勤務する男性。妻を亡くしてから、宮本大と宮本雅之、宮本彩花の3人を、男手一つで育ててきた。放任主義のように見えるが、小言を言わずに子供たちの自主性に任せる、寡黙で男らしい性格。「ジャズプレイヤーになりたい」と、大がためらいがちに打ち明けた時にも、「とことんやれ」と即答した。 行きつけの店は、女性店主が1人で経営する飲食店「真心スナックあそこ」。プロ野球団「楽天イーグルス」のファンである。

あそこのおばさん (アソコノオバサン)

宮本大の父が通う飲食店「真心スナックあそこ」の店主の女性。宮本彩花が、父親の再婚相手にと推している人物。宮本家の子供たちは、「あそこのおばさん」が作るお土産のおにぎりを心待ちにしており、特にタラコ入りは、大と彩花の間で取り合いになるほど人気。

宮本 雅之 (ミヤモト マサユキ)

宮本大の3歳年上の兄で、宮本家の長男。高校卒業後、仙丸化学工業に就職してからは、家を出て一人暮らしをしている。家族思いのしっかり者で、母親が他界した後は、宮本大の父に代わって弟妹の面倒を見るようになった。就職してからも、大と妹・宮本彩花の保護者的役割を担っており、初任給で彩花に着せ替え人形を、大には36回ローンで販売価格51万6000円のセルマー製テナーサックスを贈っている。

宮本 彩花 (ミヤモト アヤカ)

宮本大の6歳年下の妹。広瀬第三小学校に通う6年生で、活発でおしゃまな女の子。大を「ちっちゃいお兄ちゃん」、長兄・宮本雅之を「でっかい兄ちゃん」と呼ぶ。「優しくてカッコイイでっかい兄ちゃんの嫁になる」と友人に公言する一方で、大とは喧嘩することが多く、「時々死んでほしいと思う」などと憎まれ口を叩くこともある。

光明 (ミツアキ)

宮本大が青葉第二高等学校時代に、同じバスケットボール部に所属していた男性。バスケットボールの試合中に大がベンチに下げられた時、監督に抗議して、自分も交替させられたという熱い性格の持ち主。部活動を引退した後、父親の仕事の都合で九州に転校することになった時には、大が2人だけの送別会を開いた。その際、大がはなむけにテナーサックスの演奏を披露している。

川西 (カワニシ)

宮本大が初ライブを行ったジャズバー「JAZZ BAR Bird」の店長。大のテナーサックス演奏を気に入り、のちに大の恩師となるバークリー音楽院出身のミュージシャン・由井を、大に紹介する。タレ目に丸メガネをかけ、後退気味のおでこが特徴の小男。

佐藤 (サトウ)

宮本大が初ライブを行ったジャズバー「JAZZ BAR Bird」の常連客の男性。同店への出資者でもある。酒好きで偏屈、素人嫌いで知られており、大の大音量の演奏を毛嫌いしている。由井は「いつも女づれの、静かなジャズしか知らないオッサン」と称しているが、川西は「憎めない人」と語っている。

由井 (ユイ)

バークリー音楽院出身のジャズミュージシャンの男性。宮本大が青葉第二高等学校時代に、テナーサックスを師事した恩師。見てくれは酔っ払いの冴えない髭のオジサンである。ジャズ好きの父親の影響でジャズサックスプレイヤーを目指し、幼い頃からピアノとサックスを習う。バークリー音楽院へ留学したが、一流のジャズプレイヤーにはなれなかった。 現在はステージを離れ、自宅で音楽教室を主宰。1回5000円のレッスン料を受け取り、老若男女にサックス、ピアノ、歌などを適当に教えている。「面白いから」との理由で、大からはレッスン料を受け取っていない。また、惰性でCMソングの作曲を請け負う作曲家の顔も持っており、最近作曲を手がけた「ズンダもちの歌」がテレビ放映された。

片山 豊 (カタヤマ ユタカ)

ジャズピアニストの男性。宮本大のサックスの師匠・由井とともに、バークリー音楽院へ留学した昔の仲間である。2児の父親となった現在も、デパートでアルバイトをしながら、ジャズバンドでピアノを弾き続けている。

玉田 俊二 (タマダ シュンジ)

宮本大の、青葉第二高等学校時代の同級生の少年。大を含む友人グループのリーダー的存在である。サッカー部に所属していた頃は誰よりも熱心に練習したが、引退後はグループを率いて遊びの限りを尽くした。将来の夢は、「それなりの企業の会社員」。花のキャンパスライフを求めて、東京の早池田大学に進学する。上京後、一人暮らしをしていたアパートに大を居候させるうちに、ジャズに情熱を燃やす大を羨ましく思うようになり、ドラムに興味を持つ。 まったくの初心者だったが、大と同い年のジャズピアニスト・沢辺雪祈が結成したジャズバンド「JASS」に、ドラマーとしてとして加入。子供向けのドラム教室に通いながら、消音機能付きのエレキドラムで自宅練習に励み、メキメキと腕を上げる。 しかし、ドラムに熱中するあまり大学に通わなくなり、留年が決定してしまう。

小野 泰三 (オノ タイゾウ)

宮本大の青葉第二高等学校時代の同級生。同じく同級生の玉田俊二をリーダーとする友人グループの1人。好みの女性のタイプを「AV専門」と答える冴えないタイプ。そばかすとつぶらな目の地味顔に、内気な性格がにじみ出ている。大学受験では、目標の北仙大学法学部を不合格になってしまったが、大に励まされてリベンジを誓う。

三輪 舞 (ミワ マイ)

宮本大の、青葉第二高等学校時代の同級生の少女。長身で、水泳部に所属している。男子生徒たちの中では、「ノッポ」「デカ女」と呼ばれ、美人だが恋愛対象としては評価が低い。一方で大には恋心を抱かれており、高校2年の修学旅行中に、大からデートを申し込まれた。その誘いは断ったが、3年時の花火大会を機に急接近する。将来の夢は「博物館で働く人」で、大学は文学部を志望。 歴史好きで、伊達政宗を敬愛している。

三上 (ミカミ)

ジャズピアニストの男性。「わぉ。」が口癖である。宮本大がジャズバー「JAZZ BAR Bird」で初ライブを行った際に、セッションしたバンドでピアノを弾いていた。その時、ライブの途中で大を帰してしまったメンバーと喧嘩になり、そのままバンドを脱退。のちに東京で、大との再共演を果たすことになる。

本村 (モトムラ)

広瀬川の川原の土手を、愛犬のバーナムを連れて散歩する初老の男性。川の土手でサックスを練習している宮本大と出会い、交流を持つようになる。髭や服装からは洒落た雰囲気を漂わせており、テナーサックスについて詳しい。ネクタイを締めて出張するような職業に就いているらしいが、細かい素性は不明である。

バーナム (バーナム)

本村の愛犬で、犬種はシュナウザーと思われる。広瀬川の川原の土手を、本村に連れられて散歩するのが日課。そこで、テナーサックスを練習する宮本大と本村が交流を持つようになり、次第に大になつくようになる。本村の出張時には、大の自宅に預けられたこともある。人間の言葉を聞き分けることができる利口な犬で、慣れていない者に対しては、嘲笑するように放尿して嫌がらせをする。

五十貝 勝 (イソガイ マサル)

大手レコード会社「21ミュージック」のジャズ部に所属する営業マン。国内外のジャズを担当しており、骨細ながら、メガネの奥の目と眉毛からも伺えるように、仕事ぶりは熱血である。ジャズを売るのが厳しい時代に、新しい波を起こそうと、かねてからジャズの新レーベル設立に意欲を燃やしていた。宮本大、沢辺雪祈、玉田俊二が所属するトリオバンド「JASS」のライブを観て、彼らに興味を持ち、音源の提供を求める。

黒木先生 (クロキセンセイ)

宮本大が在学した青葉第二高等学校の、音楽教師の女性。全生徒の名前と部活を記憶しており、特に音楽に興味を持つ生徒には手を差し伸べずにはいられないタイプ。テナーサックスを始めたばかりの大に、運指表を提供した。音楽を愛するがあまりに授業でウンチクが多いことと、ズングリとしたおばさん体型に眼鏡をかけた冴えない風貌で、当初は生徒からは不人気だった。 しかし、文化祭の「青秋祭」では、大のソロライブにゲスト共演し、普段の印象を覆す熱く激しいジャズピアノを披露。生徒から一目置かれる存在となる。大が高校を卒業する時には、自ら所望して、記念すべき第1号となる大のサイン色紙を貰った。離婚歴があり、現在は独身。ミオという名の娘がおり、プロの音楽家にと期待をかけて音楽大学を卒業させたものの、結婚して会社勤めをしている。

沢辺 雪祈 (サワベ ユキノリ)

宮本大と同い年の、異彩を放つジャズピアニストの男性。上京したばかりの大と東京のジャズバー「JAZZ SHOP 二五一」で出会い、ジャズバンド「JASS」を結成することになる。長野県松本市出身。実家の母親が小さなピアノ教室を営んでいたことから、4歳よりピアノを習い、小学生でジャズを始める。東京の青丘学院大学に進学し、大学のサークル「青丘JAZZ研究会」に所属しているが、ほとんど顔を出していない。 大と出会った当初は「才能ある者同士が互いを踏み台にして才能を伸ばすのがジャズ」というのが自論だった。そのため、ドラム初心者の玉田俊二が「JASS」に加入することにも反対していた。上から目線で皮肉が多く、ツーブロックの長髪という風貌からも気取って見られがちだが、実は、デパートの紳士靴店と工事現場の交通誘導のアルバイトを掛け持ちして生計を立てる苦労人。住居は狭いアパートで、生ピアノではなく、電子ピアノしか置いていない。日本一のジャズクラブ「So Blue TOKYO」に強い憧れを持っており、週3回はライブに足を運ぶために、金欠に陥ることもしばしばである。「JASS」の中では音楽理論や楽曲構成技術を持つ唯一の人物であり、オリジナル曲の編曲、譜面起こしなども担当する。

上野くん (ウエノクン)

沢辺雪祈が通う青丘学院大学の在学生で、大学のサークル「青丘JAZZ研究会」に所属するドラマー。ドラム初心者の玉田俊二をジャズバンド「JASS」に加入させようとする宮本大に対抗して、沢辺が練習に連れてきた男性である。しかし、大と沢辺の演奏レベルの高さに付いて行けずに、逃げ帰ってしまった。

川喜田 元 (カワキタ ゲン)

香川県出身で有名なジャズギタリストの男性。国内外でツアーを行い、数々のアーティストをプロデュースした実績もあるベテランミュージシャンで、豪邸に住んでいる。小柄だが、白髪とサングラスの渋い風貌。長野県松本市のジャズフェスで、高校時代の沢辺雪祈のピアノ演奏を聴いたことから、彼の才能に惚れこんでおり、自分のバンドの新しいピアニストとして迎えようとする。 東京新橋のライブハウス「Jazz Spot J」で、宮本大、沢辺、玉田俊二のジャズバンド「JASS」のライブに飛び入りで参加し、大のテナーサックスの演奏に衝撃を受ける。これをきっかけに「JASS」に一目を置くようになり、沢辺の勧誘をやめた。

アキコ (アキコ)

宮本大が上京して初めて立ち寄ったジャズバー「JAZZ TAKE TWO」の店主。ショートカットのアンニュイな雰囲気を持つ女性。昔から同級生の間で、「カゼひかない」「傘ささない」「泣かない」というクールな印象を持たれていた。現在も独身だが、同級生たちからは、突っ張った性格が原因と見られている。大学を中退してジャズシンガーになったが、道半ばで辞め、ジャズバー「JAZZ TAKE TWO」を開店した。 歌手を挫折した理由は明かされていない。また、店に楽器を置いているにもかかわらず、ライブ演奏が行われない理由も不明。大が初めて店を訪れた時には、店内の棚に並べられた大量のジャズのレコードコレクションの中から選曲して流していた。 大に、生のライブ演奏を行っているジャズバー「JAZZ SHOP 二五一」を紹介し、そこのライブに出演していたピアニスト・沢辺雪祈と大がジャズバンド「JASS」を結成してからは、練習スタジオとして、1日1000円で店を使用させるようになった。

めばえ音楽教室のドラム講師 (メバエオンガクキョウシツノドラムコウシ)

玉田俊二が通う、子供を対象とした音楽教室のドラム講師。定時制高校2年に在学する19歳だが、両耳、鼻、下唇にピアス、目の周りを囲むメイクなど、パンクロッカー風の容姿のせいで、年齢が分かりづらい。強面のように見えて、言葉遣いや態度は冷静かつ丁寧。性格は極めて温厚である。また、未成年との理由で、飲酒を断る真面目さも持ち合わせている。

森 純平 (モリ ジュンペイ)

ジャズバンド「THE FIVE」のメンバー。アルトサックスを担当している男性。現在は音楽活動の傍ら、神奈川県横浜市の人気ラーメン店「富吉」を経営。帽子にはこだわりがあり、いつも違ったデザインのものを被っている。「THE FIVE」の結成から10年が過ぎた今もメジャーデビューへの夢を捨てていないが、若い頃に比べると情熱は薄れている。 宮城県仙台市で行われた「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」に「THE FIVE」として出演した際に、青葉第二高等学校時代の宮本大と出会っている。その後、旧知の仲である世界的ジャズギタリスト・川喜田元の紹介で、ジャズバンド「JASS」のライブを訪れ、大と再会を果たす。

阿川 勇也 (アベ ユウヤ)

ジャズバンド「THE FIVE」のメンバー。ピアノを担当している男性。音楽に対するポリシーに欠く現在の森純平に不満を抱き、バンドの危機を感じている。

(タイラ)

日本一のジャズクラブ「So Blue TOKYO」の事業部担当者。「So Blue TOKYOは日本一のクラブ」と自負している。多くのミュージシャンを本物かどうか見極めてきた深い瞳と、無表情な髭面は、「So Blue TOKYO」の威厳を物語っているようでもある。世界的ジャズギタリスト・川喜田元の紹介で、「So Blue TOKYO」に出演させてほしいという「JASS」のピアニスト・沢辺雪祈と対面するが、生意気な態度と演奏を理由に断った。 しかし、最近では、「So Blue TOKYO」に出演する大物ミュージシャンたちの慢心しきった態度に失望しており、沢辺を厳しく叱咤して突き放したことを後悔している。

集団・組織

THE FIVE (ザファイブ)

インディーズのジャズバンド。メンバーは、アルトサックス・森純平、ピアノ・阿川勇也、ドラム・友部渡、ベース・有山圭一。結成当初は5人組だったが、1年前にトランぺット・田口が脱退したため、バンド名に反して4人組となった。結成10周年を迎え、メンバーの平均年齢は約35歳となったが、誰1人として音楽で生計を立てている者はいない。 ストリートジャズにヒップホップ、R&Bなど、多岐にわたる音楽を取り入れたミクスチャージャズを売りにライブハウス巡りを続けてきたが、結成3年目に製作したCDでさえ、今も500枚中200枚が売れ残っており、半額の1000円で叩き売っている。宮城県仙台市の「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」に出演した際に、高校時代の宮本大と出会っている。 東京で再会を果たすが、大は彼らを覚えていなかった。

JASS (ジャス)

宮本大が東京で結成したジャズのトリオバンド。メンバーはテナーサックスを担当する大の他、ピアノ・沢辺雪祈、ドラム・玉田俊二。3人とも同い年である。宮城県仙台市の青葉第二高等学校を卒業し、上京した大と、青丘学院大学への進学に合わせて長野県松本市から上京してきた沢辺が出会い、意気投合。その後、大の高校時代の同級生で、同居人の大学生・玉田を加えて、ジャズバンド「JASS」が結成された。 東京・恵比寿のライブハウス「JAZZ HOUSE Seven Spot」で初ライブ「18歳のジャズナイト」を開催した。ライブ前には、大が2000枚の自作チラシを手配りしてライブの宣伝を行ったが、チラシを見て来場したのは1人だけで、観客は「JAZZ HOUSE Seven Spot」の常連客3人と、店長を含めた5人のみだった。その後、ライブハウス「Jazz Spot J」に活動の場を移すと、全身全霊でぶつかり合うような熱く激しい演奏が評判となり、若い世代を中心にファンを獲得。3度目のライブで、23人を集客する。 初ライブ後、初のオリジナル曲「First Note」を沢辺が作曲。続いて、大が作曲した「My Buddy」、沢辺が作曲した「N.E.W」が誕生した。なお、全曲の全パートのアレンジと譜面起こしは、沢辺がすべて行っている。バンド名の由来は不明だが、ジャズが、米国ルイジアナ州のニューオーリンズで発祥した当初は「ジャス」と呼ばれていたことから、「JASS」のライブに訪れた客は「音楽の根っこに迫ってやるぞという意志のあるバンド名」と推測している。

場所

広瀬川の川原の土手 (ヒロセガワノカワラノドテ)

宮本大が青葉第二高等学校時代に、テナーサックスを練習した場所。広瀬川は宮城県仙台市を流れる実在の一級河川である。大は、楽器をケースから出せない雨の日を除き、高校を卒業するまで、毎日のようにここを訪れてテナーサックスを吹いた。その噂が高校の同級生の間に広がり、広瀬川で開催される夏の花火大会の夜には同級生の三輪舞が、雪の降る年明けの深夜には青葉第二高等学校の音楽教師・黒木先生とその娘が、練習中の大のもとを訪れている。 大はここで、愛犬のバーナムを連れた本村と出会い、サックスやジャズの話をするようになった。大が初めて作曲したオリジナル曲「バーナムラブ」を、本村さんの前で披露した場所でもある。

トニックブルー (トニックブルー)

宮城県仙台市国分町のジャズ喫茶。雑誌に「仙台NO.1の新空間カフェ」と紹介されている。宮本大は、ジャズに関心を持っていた中学時代の友人・近藤周平に連れられて店を訪れ、初めてジャズの生演奏を聴いた。その日の出演バンドの演奏に周平は不満を漏らしていたが、ジャズを初めて体験した大は、「ジャズにうたれた」と語っている。 これを機に、大はジャズに没頭するようになった。

青葉第二高等学校

宮城県仙台市青葉区にある高校。宮本大や玉田俊二の出身校である。毎年秋に開催される文化祭「青秋祭」では、体育館に「青二高バンド本会場」が設置され、軽音部など、生徒らで結成したバンドが出演する。ロックバンドが主流のステージだが、大は高校3年の時に、「宮本ソニー大」の名でソロライブを開催。音楽教師・黒木先生が演奏するピアノと、ジャズナンバーのセッションを行い、ジャズに馴染みのなかった生徒たちを熱狂させた。

オニ坂 (オニザカ)

宮城県仙台市にある、自転車では登れないと有名な長い上り坂。坂の頂上には、宮本大が青葉第二高等学校時代に通っていた楽器店「ひろせ楽器」の小熊が、雨の日の練習場所として大に勧めたトンネルがある。青葉第二高等学校の脚力自慢の陸上部員が、この坂の登頂に自転車で挑戦したが、ラストの50メートルで「恐怖の完全静止5秒」に襲われ、完登できなかったというエピソードがある。 しかし、大は大雨の日にテナーサックスを担ぎ、雨ガッパ姿というハンデを背負いながら、この坂を自転車で登り切っている。

ひろせ楽器 (ヒロセガッキ)

宮城県仙台市にある小さな楽器店。青葉第二高等学校時代の宮本大が、テナーサックスのリードを購入するために通っていた。大は来店するたびに、店主の小熊に初心者ならではの青臭い質問をぶつけていた。小熊は、大の並々ならぬジャズへの情熱に好意を持っており、練習場所のアドバイスや、初ライブのセッティングを行った。

ENIOS

宮城県仙台市青葉区にあるガソリンスタンド。宮本大が、青葉第二高等学校時代にアルバイトをしていた店である。もともとは宮本雅之のアルバイト先だったが、雅之が大学を卒業して就職するにあたり大が引き継ぎ、音楽にかかる費用を捻出していた。セルフスタンドへのリニューアルが決定し、織田所長らENIOSの社員と同時に、アルバイトの大も解雇されることとなった。

北京餃子 (ペキンギョウザ)

宮城県仙台市にある中華料理店。餃子がうまいと評判で、宮本大が通っていた青葉第二高等学校の生徒たちの憩いの場となっていた。大がバスケットボール部に所属していた時のチームメイトだった光明も、転校することになった時に、「たとえ仙台を離れても、ここの餃子の味だけは忘れねぇっちゃ」と語っている。そのため、大が光明のために開催した送別会のルートにも、この店が入っていた。

JAZZ BAR Bird

宮城県仙台市国分町付近にあるジャズバー。雑居ビルの2階に入っている。宮本大が青葉第二高等学校時代に、出演バンドと初めてセッションを行った、記念すべき店。店の常連客であり、出資者でもある佐藤を激怒させたため、大の初ライブは失敗に終わったが、店主の川西は大の演奏に心を打たれた。川西は大を再び店に呼び、バークリー音楽院出身のジャズミュージシャン・由井に紹介。 その場で、大が由井にサックスを師事することが決定する。

由井の自宅 (ユイノジタク)

宮城県仙台市にあるジャズミュージシャン・由井の自宅兼音楽アトリエ。立派なたたずまいの一軒家で、地下部分のアトリエにグランドピアノが設置されている。棚に収まりきらないレコード類や酒瓶などが、床やテーブルだけではなく、ピアノの上にも散乱する有様だが、由井は、ここを老若男女向けの音楽教室として使用している。宮本大へのサックスのレッスンも、このアトリエで行われた。

定進堂 (テイシンドウ)

宮城県仙台市にあるパン屋。宮本大が通っていた青葉第二高等学校の生徒御用達の店である。パンだけではなく、カイロや文房具も販売している。金欠の大に対する店主の心遣いも温かい。大は「世界一のパン屋」「神」と呼んでいる。

すしまんざい (スシマンザイ)

東京にある寿司屋。サラリーマンが集う居酒屋風の店で、テーブル席も設置されている。宮本大の上京後のアルバイト先。大は、この店での勤務を終えた後に、掛け持ちする解体現場のアルバイトに向かっていた。

野山楽器

東京・新橋にある楽器店で、宮本大が上京後に立ち入るようになった店。大のこの店での初めての買い物は、3枚で1260円のテナーサックスのリードだった。その後、テナーサックスを購入してから初めてのオーバーホールもここで受けている。その際の料金は6~7万円。それ以来、大はクリーニング込みで17000円の料金を支払い、定期的にテナーサックスをメンテナンスに出すようになった。

JAZZ TAKE TWO

東京のジャズバー。宮本大が上京後、足を踏み入れた1軒目のジャズバーである。創業25年以上の老舗で、ピアノやドラムが設置されているが、ライブ演奏は行われておらず閑古鳥が鳴いている。店主は元ジャズシンガーのアキコ。店内の棚に並ぶ、膨大な量のジャズのレコードは、アキコのコレクションである。テナーサックスを演奏する大と、東京で出会った同学年の天才ピアニスト・沢辺雪祈は、この店で初めてセッションを行った。 それがきっかけとなり、トリオのジャズバンド「JASS」を結成すると、1日1000円のレンタル料をアキコに支払い、店を練習スタジオとして使用するようになる。

JAZZ SHOP二五一

東京のジャズバー。客の年齢層は高めで、プロのミュージシャンも集う繁盛店。宮本大は、ジャズバー「JAZZ TAKE TWO」の店主・アキコに、ジャズのライブ演奏が行われている店と聞いて足を運んだ。その時のライブには、のちに大とジャズバンド「JASS」を結成する沢辺雪祈が出演しており、大は沢辺のピアノ演奏に「こんなヤツ、見たことねぇっちゃ」と強い衝撃を受ける。 ライブ終了後、偶然にも2人は店内のトイレで鉢合わせとなり、それをきっかけに交流を持つようになった。

So Blue TOKYO

東京にある日本一のジャズクラブ。国内だけではなく、海外の一流ジャズプレイヤーもライブを行う名門である。のちに、宮本大とジャズバンド「JASS」を結成することになるピアニスト・沢辺雪祈は、幼い頃に母親に連れられてここを訪れている。それ以来、沢辺にとって憧れの地となった。JASSを結成してからも、沢辺はソーブルー出演を目標に掲げており、世界的ジャズギタリスト・川喜田元に紹介してもらった「So Blue TOKYO」事業部の担当者・平に出演を交渉している。

青丘学院大学

東京にある大学。のちに宮本大とトリオのジャズバンド「JASS」を結成することになる天才ピアニスト・沢辺雪祈が在籍している。大学のサークル「青丘JAZZ研究会」、通称「JAZZ研」の部室では、音楽の練習は行われておらず、麻雀が常態化している。沢辺は「JAZZ研」の部員でもあるが、大学にもサークルにも、ほとんど出席していない。

めばえ音楽教室 (メバエオンガクキョウシツ)

東京にある、子供向けの音楽教室。宮本大の青葉第二高等学校時代の同級生で、東京での同居人でもある玉田俊二が、未経験状態からドラムを始める際に、ここのドラム教室に入会した。受付兼ドラム講師は、パンクロッカー風の強面の若者だが、子供の扱いに慣れており、口調や指導も丁寧。体験レッスンは1回1000円。玉田が受講しているのは、月謝5000円の超初心者ドラムグループレッスンコースで、玉田の他の生徒は幼児や小学生ばかりである。

カミクラ楽器 (カミクラガッキ)

東京・御茶ノ水にある楽器店。宮本大が所属するトリオのジャズバンド「JASS」のピアニスト・沢辺雪祈は、この店で土木作業員風の男性がトランペットを購入する様子を目撃し、「JASS」初のオリジナル曲「First Note」を想起する。

Zoot JAZZ BAR

東京にあるジャズバー。飛び入り演奏ができるステージを売りにしている。宮本大は1人で店を訪れ、人生初となるサックスの飛び入り演奏を行った。その際、意図的に大音量の超ロングトーンしか吹かなかったため、店側に怒られている。

JAZZ HOUSE Seven Spot

東京・恵比寿にあるライブハウス。宮本大が所属するトリオのジャズバンド「JASS」が、初ライブ「18歳のジャズナイト」を行った店である。店主は勘定主義で、客を15人呼ぶことができれば誰でも出演できる。ホームページでのライブ告知も行っているが、無名の「JASS」については触れていなかった。ライブ前には、大が新橋駅前で2000枚の宣伝チラシを配布したが、それを見て来場したのはサラリーマン1人。 観客は常連客3人と店主を含む5人のみだった。

Jazz Spot J

東京にあるライブハウス。宮本大が所属するトリオのジャズバンド「JASS」が、結成初期にライブ活動を行った店である。店主は、荒削りながら勢いのある「JASS」の演奏を気に入っている。客層はジャズ通ではない若者ばかりだが、「JASS」の熱く激しい演奏は大いに受け入れられた。ここで「JASS」の2回目のライブが行われた際、世界的ジャズギタリスト・川喜田元が飛び入り参加。 それをきっかけに3回目のライブでは23人集客でき、初めて3万円のギャラが発生した。

JAZZ BAR M

東京にあるライブハウス。結成10周年を迎えるものの、メジャーデビューできずにくすぶっているジャズバンド「THE FIVE」が、世界的ジャズギタリスト・川喜田元に勧められて、宮本大が所属するトリオのジャズバンド「JASS」のライブを観るために来場した。ライブ終了後、「THE FIVE」と「JASS」のメンバーは居酒屋で交流。 「THE FIVE」は、宮城県仙台市で行われた「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」に出演した時に、まだ青葉第二高等学校に通う高校生だった大に出会っており、それ以来の再会となった。

Jazz Spot 禅

東京・錦糸町にあるライブハウス。日本一のジャズクラブ「So Blue TOKYO」の事業部担当・平が、宮本大が所属するトリオのジャズバンド「JASS」のライブを初めて鑑賞した店である。これは、「JASS」のピアニスト・沢辺雪祈が、かねてから憧れていた「So Blue TOKYO」への出演を、メンバーには内密に平に交渉していたためだった。 しかし、ライブ終了後、平に呼び出された沢辺は、名指しで生意気な態度と演奏を痛烈に批判され、「So Blue TOKYO」への出演は破談となっている。

スナックSILVER MOON

東京にあるスナック。店主は女装の男性である。日本一のジャズクラブ「So Blue TOKYO」の事業部担当・平の行きつけの店。宮本大は、ライブハウスで偶然に居合わせた平にこの店に連れていかれたため、平のことを「男好き」と勘違いしている。

イベント・出来事

定禅寺ストリートジャズフェスティバル (ジョウゼンジストリートジャズフェスティバル)

宮城県仙台市で毎年9月に開催される、実在の大型音楽イベント。定禅寺通りを中心に、仙台市中心部の随所に何十ヶ所ものステージが設置され、全国から集まった700以上のバンドのライブ演奏を無料で鑑賞することができる。「ジャズフェスティバル」と銘打たれているが、ロック、ポップス、ラテン、レゲエとジャンルは限定されていない。 宮本大は、青葉第二高等学校3年生の時に、同級生の三輪舞と2人で訪れた。その際、大はステージ外の路上で勝手に演奏を始め、イベントスタッフに制止されてしまったが、多くの聴取に拍手を送られた。この時、大が高校卒業後に上京してから関わることになるジャズバンド「THE FIVE」がイベントに出演しており、大手レコード会社「21ミュージック」のジャズ部に所属する営業マンの五十貝勝も来場していた。

その他キーワード

テナーサックス (テナーサックス)

宮本大が使用する金属製の木管楽器。アルトサックスより長く、重い菅体を持つ。音域は、アルトサックスより完全4度低い変ロ調(B♭)であることから、低音パートを担当する。また、テナーサックスはアルトサックスよりもコントロールしにくく、演奏者の吹き方やセッティングによる要素が音に強く表れるため、「暴れ馬」とも称される。 大が愛用するテナーサックスは販売価格51万6000円のセルマー(H.Selmer)製。大の兄・宮本雅之が、初任給から1回あたり15200円の36回ローンで購入した。

リード (リード)

菅楽器の吹き口に用いられる薄片。語源は葦(reed)。サックスは1枚のリードを振動させて音を出す。それに対し、オーボエは2枚リード、フルートはリードを使用しないノンリード、トランペットなどマウスピースを用いる楽器はリップリードが音源となる。リードの材質は葦、プラスチック、樹脂製とさまざま。リードによって音や演奏スタイルが変わるため、演奏者にとってリード選びは肝である。 大が青葉第二高等学校時代に使用していたリードは、「RICO select Jazzテナーサックス用3番」。消耗品であるため、大のように練習頻度が高いプレーヤーにとって、リードにかかる費用は大きい。大は資金が尽きた時に、竹を削ってリードを自作しているが、「吹き口にはまるけど、まったく音が鳴らない」と語っている。 それほど繊細な代物である。

エレキドラム (エレキドラム)

通称「エレドラ」と呼ばれる電子ドラム。叩いた信号をスピーカーやヘッドホンなどの音源機材に送るため、騒音を最低限に抑えながら、自宅でドラムを練習することができる。生ドラムと違って楽器そのものが出す打音ではないため、敬遠する意見もあるが、一般の住居での個人トレーニングを唯一叶える代物である。宮本大の青葉第二高等学校時代の同級生で、東京での同居人でもある初心者ドラマー・玉田俊二が8万円でネット購入したエレキドラムは、YAMAHA製DTX。 ドラム初心者向けベーシックセットで、シンバル×2、ハイハットシンバル×1、タムタム×2、フロアタム×1、スネアドラム×1、バスドラム×1が付属している。

書誌情報

BLUE GIANT :TENOR SAXOPHONE 全10巻 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉 完結

第1巻

(2013年12月発行、 978-4091856784)

第2巻

(2014年4月発行、 978-4091862457)

第3巻

(2014年8月発行、 978-4091864604)

第4巻

(2014年12月発行、 978-4091868282)

第5巻

(2015年3月発行、 978-4091868503)

第6巻

(2015年8月発行、 978-4091872579)

第7巻

(2015年11月30日発行、 978-4091874061)

第8巻

(2016年3月30日発行、 978-4091875853)

第9巻

(2016年9月9日発行、 978-4091878281)

第10巻

(2017年3月10日発行、 978-4091894601)

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