概要・あらすじ
学園祭まであとひと月、そんな秋の日の夕暮れ。放課後の窓際でギターを弾く、部員のいなくなってしまった軽音楽同好会の最後の一人、北原春希。そんな彼が目指すのは学園祭のステージ。ずっと真面目に過ごしてきた優等生が、卒業までに成し遂げようとした、ささやかな冒険。
その拙いギターに重なる、小木曽雪菜の鈴の音のような歌声と、冬馬かずさの流れるようなピアノの旋律。新生軽音楽同好会の、学園祭のステージを目指す一ヶ月、そして卒業までの半年間が始まった。
登場人物・キャラクター
北原 春希 (きたはら はるき)
高校3年生。成績優秀な優等生で委員長タイプ。お節介焼きで説教臭い。軽音楽同好会に所属しておりギター担当だが、経験が少なくギターは下手。高校最後の思い出となる学園祭に参加するため、居なくなってしまった会員の代わりを集めるために奔走する。 再結成した軽音楽同好会でもギター担当。
冬馬 かずさ (とうま かずさ)
『WHITE ALBUM2』のヒロインの一人。高校3年生。北原春希のクラスメート。再結成した軽音楽同好会ではキーボード担当。怠惰で暴力的な態度の、孤高を気取った不良。遅刻やサボリの常習犯で、授業中はいつも居眠りしている。 大の甘党。春希のお節介で頑なな心を解かされ好意を持った。母親は世界的に有名な女性ピアニスト冬馬 曜子。元々音楽科所属で天才的なピアノの腕を持つが、母親とのすれ違いにより3年生から普通科に転科した。
小木曽 雪菜 (おぎそ せつな)
『WHITE ALBUM2』のヒロインの一人。高校3年生。北原春希の同級生。再結成した軽音楽同好会ではボーカル担当。「ミス峰城大付属」に2年連続で選ばれるほどの超美少女で、学園のアイドル的存在。 目立たない格好でアルバイトをしており、家事も人並みにこなす。自分を特別扱いしない春希に好意を持った。歌うことが大好きで、趣味は一人カラオケ。歌唱力もかなりのもので、3時間ぶっ通しで歌えるほどの喉の強さも持ち合わせる。 過去に恋愛絡みで友人を無くしており、仲間外れを極端に恐れる。
冬馬 曜子 (とうま ようこ)
冬馬かずさの母親で、世界的に有名なピアニスト。若い頃から奔放な私生活を送っており、2回の離婚歴がある。かずさが生まれたときには独身で父親は不詳。現在はパリ在住で、かずさとは別居中。峰城大付属に多額の寄付をしており、それが理由でかずさの素行不良が見逃されている。 北原春希のことは「ギター君」と呼ぶ。
小木曽 秋菜 (おぎそ あきな)
小木曽雪菜と小木曽孝宏の母親で小木曽晋の妻。子供たちの世話に追われる専業主婦。家族との会話では何でも「あれ」や「それ」で片付ける大雑把な性格。人当たりの良い優しい性格。
小木曽 孝宏 (おぎそ たかひろ)
中学3年生。小木曽雪菜の弟で3歳年下。大らかで素直で家族想い。特に姉想いで、雪菜に良いことがあれば我が事のように喜び、雪菜を傷つけられれば激昂するほど。
早坂 親志 (はやさか ちかし)
高校3年生。北原春希のクラスメートで、にわか親友。春希とは3年生になってからの付き合い。
水沢 依緒 (みずさわ いお)
高校3年生。北原春希の同級生で友人。小木曽雪菜のクラスメート。飯塚武也とは腐れ縁。ボーイッシュでさっぱりした性格で、自身の色恋沙汰には興味が無い。バスケットボール部所属。
飯塚 武也 (いいづか たけや)
高校3年生。北原春希の同級生で親友にして悪友。軽音楽同好会の会長で、ギターの腕は春希より上。軽そうな風貌と言動のため、浮いた噂が絶えない。再結成した軽音楽同好会では裏方に徹している。
峰城大学付属高校
『WHITE ALBUM2』に登場する架空の高校。物語の舞台で、東京都内に位置する。普通科と音楽科に分かれる。その名の通り大学附属の高校で、峰城大学も存在している。
小木曽 晋 (おぎそ すすむ)
小木曽雪菜と小木曽孝宏の父親で小木曽秋菜の夫。都内の大手製造業に勤めるサラリーマン。家族を大事にする甘めの父親であるが、反面、厳格で規律を大事にする。雪菜の門限の設定は彼によるもの。
クレジット
- 原作
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アクアプラス
- 監督
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安藤正臣
- シリーズ構成
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丸戸史明
- 総作画監督
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藤本さとる , 水上ろんど
- 音楽
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小林俊太郎 , アクアプラス
- アニメーション制作
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サテライト