はみどる!

第1巻

大手芸能事務所「ナスカプロモーション」に所属する南あかり、小柳かすみ、麻丘すずのの三人はアイドルユニット「まっしゅ♡るーむ」として活動しているものの、なかなか世間には認知されずファンも人気も獲得できていない。そんな彼女たちには仕事もあまり回ってこず、ナスカプロモーション内でも足手まといの存在。それでもたまに受ける仕事には真剣に挑むが、それぞれの個性がぶつかりあってしまい失敗ばかりが続いていた。そんな中、同じ事務所の中山せりかの代役として、アイドル対抗クイズ番組のTV収録の仕事が舞い込む。

第2巻

アイドルユニット「まっしゅ♡るーむ」は仕事があまりなく、毎日を所属する大手芸能事務所「ナスカプロモーション」の地下にある資料保管室、通称「ふきだまるーむ」で過ごしていた。それでもTVプロデューサーの西城俊彦からの依頼で、素人の部屋へのアポなし訪問や探検隊の助手、アイドル水泳大会といった番組の出演が決まる。さらに小柳かすみには単独での番組出演の依頼も舞い込んでくる。

第3巻

三人はアイドルユニット「まっしゅ♡るーむ」として少しずつ仕事も入ってくるようになるが、まだまだ自分たちをアピールする事もファンを獲得する事もできていなかった。握手会を兼ねたミニコンサートやファン交流のバスツアーも開催しながら、三人はイメージDVDを自主制作し、所属する大手芸能事務所「ナスカプロモーション」が主催するアイドルフェスで売り出そうと考える。

第4巻

仕事がなくて、毎日を所属する大手芸能事務所「ナスカプロモーション」の地下にある資料保管室、通称「ふきだまるーむ」で過ごすアイドルユニット「まっしゅ♡るーむ」。年が明けて厄払いをしようとするも逆に他人から厄をもらってくる始末。またTVプロデューサーの西城俊彦から知名度を上げるチャンスをもらうものの、自分たちでその案件を知らずに潰してしまう。そんな中、「まっしゅ♡るーむ」を一度ばらして、それぞれを別のタレントと組ませて二人組みユニットとして売り出そうという案が会社上層部から提案されるのだった。

第5巻

アイドル業界ではハミ出しアイドル「はみドル」がブームになっていたが、元祖はみドルである「まっしゅ♡るーむ」の三人は相変わらず失敗が続いていた。さらに所属する大手芸能事務所「ナスカプロモーション」からは自分たちと同じような個性を持つ別ユニットを売り出す計画を聞かされる。そこで社長に抗議するために社長室に向かうが、逆に三人は社長から引退勧告を受けてしまう。