概要・あらすじ
女子大生の高木清美はやたらに性欲が強く、少しでもエッチなことを連想するとすぐに自慰にふけってしまう。イケメンの彼氏がいるが、セックスが滑稽なサルのような行為だという思いがぬぐえずにいた。また、自分の女性器に自信が持てず、ハンサムな彼氏にそんなものを舐めさせるのは申し訳なく思っている。そんな清美にとって、清美に優しく声をかけてくる中島タモツは、冴えない風貌のため、中島に対しては友達以上の何の感情も持ち合わせておらず、彼女の性欲処理用の犬として最適だった。
清美は単なる性欲のはけ口として、中島は恋人になれたと勘違いして、2人の関係は続いていく。
登場人物・キャラクター
高木 清美 (たかぎ きよみ)
英文科に通う女子大生。ストレートのロングヘアーに大きな瞳の美人。ハンサムな彼氏がいるのだが、セックスが滑稽なサルのような行為だという思いがぬぐえず、性行為に集中できないのが悩み。性欲は人一倍強く、頭がHモードに切り替わるとすぐに自慰にふける。ただし、指ではイケないため、飼っていた犬のビリーをバター犬として使っていた。ビリーはそのせいで糖尿病で死亡している。 自分に好意を抱く中島タモツを罪悪感を感じながらも性欲処理の犬として利用している。
中島 タモツ (なかじま たもつ)
高木清美と同じ大学に通う、眼鏡をかけた冴えない男の子。清美に恋しているが、自分が性欲処理用の犬として扱われることについては不満に思っている。その後も、恋人になれたと勘違いしたまま関係を続けている。
アキオ
高木清美の彼氏。イケメンでさわやかな青年。同じ大学に通い、清美と同じオーケストラのサークルに所属している。清美とはすでに大人の関係だが、彼女の性に関する悩みについてはまったく知らない。
桜井 K子
高木清美の大学での友達。清美と同じオーケストラのサークルに所属している。ユージという彼氏と遠距離恋愛中。
神谷
中島タモツの所属する映像研究サークルの先輩。帽子を被り、少し長い髪を後ろでしばっている。スケベで、高木清美の性欲を鋭く見抜いている。
藤井
中島タモツと同じ映像研究サークルに所属する男子。眼鏡をかけたクールな目つきのハンサムで、サークルで撮影する映画の主役を務め、共演した高木清美に惚れられている。ラブホテルでアルバイトをしている。
石原
高校時代に中島タモツが思いを寄せていた女性。映研でカメラを持ってる中島のほうが明るくて好きだよ、という言葉を真に受けた中島から告白されるが、「冗談でしょ?」とふっている。現在はハデな外見の美女になっており、再会した中島をからかっている。
山野辺
中島タモツの高校時代の同級生。太っていて背も低く、中島同様にモテない男子。大学生になってからはモテるために髪を伸ばして茶髪にしている。モテない仲間だった中島に高木清美という存在がいることを知り、悔しがる。