概要・あらすじ
大ブレイク中のイケメン俳優の吉良颯斗。相沢紬は、彼を下積みの無名時代から応援し続ける、ファン第1号だった。すっかり手が届かなくなった吉良の活躍を、紬は遠くから満足げに眺めていた。そんなある日、紬は家事代行サービスのアルバイトで、あるマンションを訪れる。そこで彼女を待っていたのは、なんと吉良であった。家事代行のバイトをしている事を知った吉良が、紬を呼んだのだ。紬に好意を寄せる吉良に対して、彼女は世間の目を気にしていた。自分が特別扱いされている事が、万が一にもスクープされれば、吉良の人気に響いてしまう。紬はあくまでも「いいファン」として吉良に接しようと心に決めた。そんな気持ちを知ってか知らずか、吉良は紬にグイグイ迫ってくる。しばらく後、吉良が共演女優と熱愛というゴシップが流れた。それを見た紬は、吉良の家にいくのはやめようと決意し、彼にラインを送る。居酒屋で寂しく酒を煽っていた紬に、吉良から電話がかかってきた。女優との熱愛疑惑は噓だという、吉良の言葉に思わずホッとする紬。しかし、自分の存在が記者にバレる事を恐れる紬は、やはり会う事はできないと吉良に告げる。業を煮やした吉良は、直接居酒屋にやってきた。「紬がいたから頑張れたのだから側にいてほしい」と、真剣に訴える吉良を、紬はようやく受け入れる。こうして紬は、ずっと魅せられ続けてきたスターと付き合う事になったのだ。
クレジット
- 原作
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朝田 とも