かってにシロクマ

かってにシロクマ

少々間の抜けた白いエゾヒグマのシロは、母ちゃんと弟大ちゃんと3人で暮らしている。厳しい自然界で生き抜くため、母ちゃんは2人の息子に魚を穫るテクニックや知恵など、さまざまなことを教えていく。

正式名称
かってにシロクマ
ふりがな
かってにしろくま
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

主人公のシロクマのシロはのろまでちょっと間抜けな性格。シロ母ちゃんと、抜け目のない弟大ちゃんと3人で暮らしている。3人の中ではシロだけ体毛が真っ白で、それが名前の由来でもある。母ちゃんは、日々の生活を通して、厳しい自然界で生き抜いていくための知恵を息子たちに教えていく。ドタバタコメディ系のストーリーながら、同じ自然界で暮らす他の動物達との交流、自然界の厳しさ、弱肉強食も日常の一コマとして描かれている。

登場人物・キャラクター

シロ

体毛が白いエゾヒグマというだけで、いわゆるホッキョクシロクマではない。母ちゃん、双子の弟大ちゃんと3人で暮らしている。少々、のろまで間の抜けた性格。好奇心旺盛で失敗することもたびたびある。弱肉強食や自然淘汰、子別れなど、厳しい自然界で生き抜く術を母ちゃんから教わるが、なかなかうまくいかない。 普段は「ぴゃ、ぴゃ」、危険が迫ると「ぴゃーっ」としか話さないが、最終回では一言だけ人間の言葉を話した。

母ちゃん (かあちゃん)

シロの母親のエゾヒグマ。鼻息が荒いのが特徴。寝ている間の鼻息で地面にくぼみができるほど。シロと大ちゃんがたくましく育つことを願い、厳しい自然界で生きぬくための知恵を教えている。息子たちのいたずらに手を焼くこともあるが、成長を見守っているたくましい母親。

大ちゃん (だいちゃん)

シロの双子の弟のエゾヒグマ。のろまでちょっと抜けてる兄とは違い、何でもそつなくこなす要領の良い性格。たくましい母親に見守られ、元気に成長する。末っ子なのでちょっと甘ったれなところがある。猿酒に弱い。

父ちゃん (とうちゃん)

『かってにシロクマ』の主人公シロの父親。普段は旅をしていて、3人親子とは別行動をとっている。息子のシロ、大ちゃんが赤ちゃんのころに旅立ったため、久しぶりに親子の元を訪れた際、顔を忘れられていた。サバイバル能力に長けており、道具や他の動物を使って食料を穫る知恵を持つ。

ウリ坊 (うりぼう)

シロの友だちのニホンイノシシ。落雷により母親を亡くし孤児になる。雷に打たれた母親は丸焦げになり、丸2日間何も食べていなかったシロたち3人親子に食べられてしまう。その後、シロの母親に拾われる形で3人と行動を共にするようになる。

ちょしちゃん

シロが一目惚れしたメスのニホンヤマネ。歩く時に「ちょし、ちょし」と音がする。「ちょっ、ちょっ」っとしか話さないが、他の動物たちと意志は通じているらしい。優しい性格のシロと相思相愛になるが、そんな関係とは知らない母ちゃんにエサと間違われ、食べられてしまう。

ももちゃん

メスのモモンガ。ちょしちゃんの親友で、ひだを広げて森の木から木へと飛び回っている。シロとちょしちゃんの通訳役をかってでたことがある。

たぬたぬ

タヌキ。いつもシロや大ちゃんのいたずらに巻き込まれ、ひどい目にあう。

場所

木のうろ (きのうろ)

ちょしちゃんやももちゃんの住まいであり、シロたちのエサの隠し場所になることもある。大きなうろは、大人のイノシシが隠れられるサイズのものもあり、ウリ坊の母親は、うろの中で雷に打たれて命を落とした。

(かわ)

エゾヒグマの食料となるサケが取れるほか、食料が流れてくることもある。

洞窟 (どうくつ)

シロたち3人親子の住まい(ねぐら)であり、悪天候の際には、風雨を避けられる安心できる場所。

その他キーワード

猿酒 (さるざけ)

『かってにシロクマ』に登場する飲み物。アルコール成分が含まれる。大ちゃんは猿酒に弱く、酔っぱらうと豪快な口調で話し始める。

サケ

『かってにシロクマ』に登場する食料。シロたち、エゾヒグマが捕獲している。母ちゃんはサケの捕獲が上手で、シロたちにサケの獲り方を何度も教える。

木の実 (きのみ)

『かってにシロクマ』に登場する食料。シロたち、エゾヒグマをはじめ、ちょしちゃんやももちゃんが食べている。

イナゴ

『かってにシロクマ』に登場する食料。エゾヒグマが主に食べている。

SHARE
EC
Amazon
logo