概要・あらすじ
人間からこっそり血をもらいながら慎ましく暮らしている吸血鬼一家に生まれた真紅果林は、不幸に反応して血が増えてしまう増血鬼だった。その正体を秘密にして、普通の女子高校生として生活していたある日、彼女のクラスに雨水健太という男子生徒が転校してくる。
不幸体質な彼を見た瞬間に増血してしまったことから、真紅果林はそれ以来彼のことが気になってしまう。
登場人物・キャラクター
真紅 果林 (まあか かりん)
椎八場第一高校1年の女子高校生。普段は普通の高校生としてファミレスジュリアンでアルバイトをしているが、実は吸血鬼一家の子女。しかし一家で唯一、不幸に反応すると血が増えすぎて鼻血を噴いてしまう「増血鬼」と呼ばれる体質を持つ。 また、同時に他人に噛み付いて増えすぎた血を供血すると、相手は元気になるという特性も有する。クラスもアルバイト先も同じな雨水健太に出会うと増血してしまうため、彼のことを気になりつつも避けた行動をとり続けてしまう。
エルダ・マーカー (えるだまーかー)
真紅果林の祖母。果林に瓜二つな容姿を持つ。
ヘンリー・マーカー (へんりーまーかー)
真紅果林の父親。子煩悩で、真紅果林が雨水健太と仲良くしていることを知り心配する。
雨水 健太 (うすい けんた)
真紅果林のクラスに転入してきた男子高校生。母親と2人暮らしで生活が苦しいため、ファミレスジュリアンなどでアルバイトをしている。真紅果林にお弁当を作ってもらったり、2人きりで勉強したりする。
雨水 文緒 (うすい ふみお)
雨水健太の母親。仕事の面接を受けてもどこにも決まらないような不幸体質の持ち主。真紅果林が供血することで元気一杯になる。偶然すれ違った真紅煉に狙われる。
時任 麻希 (ときとう まき)
真紅果林の親友で、一緒に遊びに行くことが多い。
ウィナー・シンクレア (うぃなーしんくれあ)
真紅果林のクラスに転校してきた外国人。自身を「吸血鬼ハンター」と名乗り、真紅果林に「貴女は運命の人」だと言う。
カレラ・マーカー (かれらまーかー)
真紅果林の母親。夫のヘンリー・マーカーのことを普段から尻に敷いている。
真紅 杏樹 (まあか あんじゅ)
真紅果林の妹で、小学5年生の女の子。吸血鬼にはまだ目覚めていないが、コウモリを操ってドジな姉をフォローすることが多い。普段は無口で、話すと多少毒舌家になる。手には腹話術の人形ブギーくんを持っている。
真紅 煉 (まあか れん)
真紅果林と真紅杏樹の兄で吸血鬼。ストレスが溜まった女性の血を好む女好きで、男性の血は絶対に吸わない。真紅果林が吸血鬼だということを知ってしまった雨水健太の記憶を消そうとする。
ブギーくん
真紅杏樹がいつも持っている人形。中には連続殺人鬼の霊が入っており、真紅果林に手厳しいツッコミを入れる。