概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
幕之内 一歩 (まくのうち いっぽ)
鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。階級はフェザー級で、現日本フェザー級チャンピオン。元いじめられっ子だったがボクシングに出会い、ついに日本チャンピオンにまで登り詰める。 ボクシングのファイトスタイルは、接近戦を主とするインファイター。ピーカブースタイルでガードを固め、至近距離から強打を連打する。パンチ力に定評があり、勝った試合のKO率が100パーセントという国内屈指のハードパンチャーでもある。
鴨川 源二 (かもがわ げんじ)
幕之内一歩が尊敬、信頼している鴨川ボクシングジムの会長。70歳を過ぎた年齢ながら、幕之内一歩を指導するトレーナーであり、試合ではセコンドを務める。幕之内一歩を「小僧」と呼んで厳しく指導するが、日々の練習や試合で成長していく姿を厳しいながらも温かく見守っている。 精神論や根性論を説きながら、最新のボクシング技術を取り入れた科学的な指導も行い、また対戦相手の情報を取り入れ、それに対応したトレーニングを指導する柔軟性も持ち合わせている。
猫田 銀八 (ねこた ぎんぱち)
青年時代に鴨川源二、浜団吉と競い合った元ボクサーで、現在は山奥でペンションを経営している。幕之内一歩たちとは合宿で訪れた際に出会い、重要な試合があるたびに東京に出てきて応援に参加している。 語尾に「~だニ」を付けて話すのが特徴。
真田 一機 (さなだ かずき)
木下ボクシングジム所属のプロボクサー。階級はフェザー級。元日本ジュニアフェザー級チャンピオンで、2階級制覇を目指して階級を上げた幕之内一歩の初防衛戦の相手。大学院に通いながら医師を目指している異色のボクサー。 普段から理性的で冷静沈着、物静かで優しい男である。ボクシングは万能型のボクサーファイターで、どんな距離でも対応できる。テクニックも一流で、トレーナーの浜団吉に指導されたテクニックを短時間で実現させている。 どんなに優勢でも調子に乗ることなく、常に冷静な試合運びに努め、人体の急所を正確に打ち抜くという、医学生ならではの知識も動員して対戦相手を追い詰める。
浜 団吉 (はま だんきち)
幕之内一歩の初防衛戦の相手である真田一機のトレーナーで、メキシコを中心に何人もの世界ランカーを育てた名伯楽。世界チャンピオンになりえる人材を探して帰国し、真田一機のトレーナーに就任する。 青年時代は天才的なボクサーで、鴨川源二や猫田銀八とはライバル同士だった。
その他キーワード
燕返し (つばめがえし)
『はじめの一歩』の登場人物である真田一機が、トレーナーの浜団吉から伝授されたパンチの1種。1発目は通常のアッパーで手の甲を相手に向けて打ち、その衝撃でガードに隙間を作り、2発目は手首を捻って拳を縦にして放つダブルアッパーである。 ガードの隙間といってもほんの少しであるが、拳を縦にすると当たる面積が小さくなるため、受けた相手にはガードをすり抜けたように感じてしまう。
デンプシー・ロール (でんぷしーろーる)
『はじめの一歩』の主人公である幕之内一歩が用いるフィニッシュブローの1種。伊達英二戦で敗北した幕之内一歩が、ディフェンスを強化する過程で自ら考え出した攻防一体のテクニック。 上体を∞(無限)の軌道を描くように高速でウィービングさせ続け、反動の勢いを利用して体重を乗せた重い左右のフックを連打するテクニックである。デンプシー・ロールは現実に存在するスタイルで、1900年代初頭に活躍したアメリカの元世界ヘビー級チャンピオンである♯ジャック・デンプシーが編み出した。 日本では1960年代に活躍した♯藤猛が最初に使用したことで有名である。
飛燕 (ひえん)
『はじめの一歩』の登場人物である真田一機が、トレーナーの浜団吉から伝授されたパンチの1種。ジャブの打ち終わりの腕を完全に戻さず、途中で手首を捻って強引に軌道を変えて打つ、トリッキーなジャブ。 ジャブからアッパー、フックなど、自由に軌道を変えられるため、極めて読みにくいパンチとなる。しかし、直線的な動きから強引に軌道を変えるため、手首に相当な負担がかかるため、手首が強い選手じゃないと連打できないという弱点もある。
クレジット
原作
はじめの一歩 (はじめのいっぽ)
森川ジョージの代表作。1990年代の日本を舞台に、実家が釣り船屋を営む母子家庭の男子高校生、一歩がプロボクサーを目指す物語。プロボクサーの鷹村との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門した一歩は、... 関連ページ:はじめの一歩








