ふしぎの海のナディア

ふしぎの海のナディア

19世紀末を舞台としたSF海洋冒険ジュブナイル。19世紀の小説家「ジュール・ヴェルヌ」によるSF小説『海底二万里』及び『神秘の島』を原案としている。宮崎駿監督作品の『天空の城ラピュタ』と同じ原案企画から平行して作られた作品。神話や伝説などを取り入れた設定が取られ、また、特撮やアニメなどのパロディも多数行われている。後に、同制作スタジオが制作した『新世紀エヴァンゲリオン』とも、一部設定や演出を共有している。

正式名称
ふしぎの海のナディア
ふりがな
ふしぎのうみのなでぃあ
制作
東宝、KORAD
放送期間
1990年4月13日 〜 1991年4月12日
放送局
NHK総合
話数
39話
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アクション
 
アドベンチャー
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概要・あらすじ

発明好きの少年ジャン・ロック・ラルティーグは、パリ万国博覧会でナディア・ラ・アルウォールに出会い一目惚れする。そんな中、彼女の胸に輝く宝石「ブルーウォーター」を狙い、グランディス一味が現れ襲い掛かってきた。

ジャンが自作した、発動機付きの飛行機で逃亡する途中、機体の故障で、海上に墜落する。一度は通りがかった戦艦に救出されるも、「海獣」と呼ばれる存在の襲撃に巻き込まれ、戦艦が撃破されてしまう。

再び漂流する事になるが、万能潜水艦ノーチラス号に救助される。短い船での生活の間に飛行機が修復され、国へ帰還の目処がついたが、様々な事件を経て、再びノーチラス号に乗り込む事となった。

そして、ジャン、ナディア共々見習いの乗組員となり、次第にネモガーゴイルの戦いに巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

ジャン・ロック・ラルティーグ (ジャンロックラルティーグ)

『ふしぎの海のナディア』の主人公。14歳。発明好きの少年。トンボ眼鏡と、蝶ネクタイがトレードマーク。素直かつ純粋で、人に好かれ易い性格。温厚で呑気だが、思い込んだら一直線となる猪突猛進型でもある。 女性に対しても積極的。世界中を飛びまわれる、発動機付きの飛行機を作ることを夢見ている。父親は「海獣」に襲われたとして行方不明だが、余り不幸を嘆く事無く、おじさん夫婦と暮らしていた。 万国博覧会で出会ったナディアに一目ぼれし、彼女との冒険の日々が始まった。

エレクトラ (エレクトラ)

ノーチラス号の副長。金髪碧眼で、褐色肌を持つ女性。知的で落ち着いた雰囲気を見せるが、優しくも厳しい一面を持つ。ジャンには死んだ弟の面影を見出し、姉のように接する。タルテソス王国滅亡の際に、孤児となったところを、ネモらに救われる。 国を滅ぼし、家族を死なせたネモに対しては、愛憎入り混じった複雑な感情を抱いていたが、物語中盤、ネオ・アトランティスの空中戦艦の攻撃を受け、沈み行くノーチラス号の艦内で、ネモに対して思いの丈を爆発させた。

サンソン (サンソン)

27歳。グランディス一味の一員。クールで皮肉屋な長身の優男たが、並外れた怪力の持ち主。また、美しい女性へのアプローチを礼儀として欠かさない気障な一面も持ち合わせている。ハンドルを握ると性格が過激になるスピード狂であり、非常に高い射撃の腕も持つ。 ジャンにとっては良き兄貴分のような存在。幸せとは言えない家庭環境で育ったが、後にグランバァ家に仕える運転手となり、その恩義に報いるためグランバァ家が没落した後もグランディスに従った。

ネオ皇帝 (ネオコウテイ)

「ネオ・アトランティス」の皇帝。ネモの息子で、ナディアの兄。旧タルテソス王国滅亡の際に重傷を負い、ガーゴイルにより、身体のほとんどを機械化されている。身体の動力は、巨大なコンセント付のケーブルで供給される電力であり、ケーブルの範囲でしか動く事は出来ない。 また、意識も洗脳され、文字通りの「傀儡」となっている。

ネモ (ネモ)

46歳。万能潜水艦ノーチラス号の船長。海洋生物学者。寡黙で冷静沈着だが、人一倍熱い側面も見せ、特に「ネオ・アトランティス」の総帥ガーゴイルを倒すことにかけては、人一倍強い信念を持つ。 「ネモ」とはラテン語で「だれでもない」という意味。古代アトランティス人の末裔で、ナディアの父親。ナディアのものと対となるブルーウォーターを持つ。かつてアフリカにあった、タルテソス王国の国王だった。 宰相ガーゴイルの世界征服の野望を阻止するため、やむなく自らの手で国を滅ぼした過去を持つ。

ガーゴイル (ガーゴイル)

謎の組織「ネオ・アトランティス」の総帥。傲岸不遜で冷淡冷徹な性格。目的達成の為には部下も平気で切り捨てる。バベルの塔やガーフィシュなどを建造して世界征服を企む。自らを「アトランティス人の末裔」即ち「神」と称し、人間を愚かな下等生物と見下して、本来の位置と称す、アトランティス人の下僕に戻そうとしていた。 かつてアフリカにあった、タルテソス王国の宰相であり、ネモの友人でもあったが、クーデターを起こし、ネモの妻である王妃を暗殺、王国を乗っ取った。 人類粛清の為、「反射衛星砲」の発射機「バベルの塔」を稼動させるも、ネモに阻止される。 結果として「バベルの塔」は暴走、崩壊し、タルテソス王国は滅ぶ事となった。その後、秘密組織「ネオ・アトランティス」を率いて、再び野望に立ち上がった。野望達成の為に必要な、ナディアのもつブルー・ウォーターをねらっている。

ナディア・ラ・アルウォール (ナディアラアルウォール)

『ふしぎの海のナディア』のヒロイン。14歳。「ブルーウォーター」という謎の宝石を持つ少女。動物の言葉を理解するなど、不思議な能力を持つ、元サーカスの看板スター。褐色の肌と、藍色をしたショートボブの髪型の少女。 勝気で感情豊か。嫉妬深く、我侭で意地っ張りな性格だが、根は優しい。正義感が強く、精神的にも強い。サーカスの舞台衣装を基本に、へそ出しルックに拘りを持ち続けた。その正体は古代アトランティス人の血を受け継ぐ旧タルテソス王国の王女。

ハンソン (ハンソン)

27歳。小太りの小柄な青年で、機械工学の天才。純朴な性格。水陸対応に加え、飛行モードを備えた万能戦車グランディスタンク(グラタン)を作る。恵まれない家庭で育ち、後にグランバァ家に仕える修理技師となる。 ジャンとは、趣味嗜好が一致し気が合う。口癖は「そ、そ、そ、そ」。

マリー・エン・カールスバーグ (マリーエンカールスバーグ)

4歳。そばかすが目立つ幼い少女。天真爛漫でちょっとおませ。子ライオンのキングとは大の仲良し。ネオ・アトランティスに侵略された島に住んでいたが、そこで両親を失ってしまった。一人で居た所をナディアたちと出会い、行動を共にする事となる。 なにかと気苦労が絶えず、精神年齢はかなり高いが、勉強嫌いであるなど、子供らしい側面も持つ。

グランディス・グランバァ (グランディスグランバァ)

28歳。グランディス一味のリーダー。少し、けばけばしいが、赤く長い髪が印象的な美女。悪ぶってはいるが人情味にあふれ、本質的には善良な人物。ナディアの持つ「ブルーウォーター」を狙っていたが、様々な経緯を経て、彼等と共にノーチラス号に乗り込む事になる。 ナディアにとって、母や姉などの保護者的存在となる。ネモを巡って恋敵となる、エレクトラとは仲が悪い。見た目に反して、家事は得意。 イタリアの資産家の娘だったが、結婚詐欺により全財産を失い、宝石を狙うハンターとなる。タイムボカンシリーズのドロンジョのオマージュキャラでもあり、要所での決め台詞「やっておしまい」と発言する。

その他キーワード

ノーチラス (ノーチラス)

『ふしぎの海のナディア』の登場メカ。正式名は、「第二世代型惑星間航行用亜光速宇宙船ヱルトリウム」。元はM78星雲人の恒星間宇宙船だったが、滅亡した旧タルテソス王国の生存者により万能潜水艦に改造された。 動力主機関は常温対消滅エンジンで、水流ジェット推進の推進機関は、最大船速108ノットを誇る。旧タルテソス王国に残っていた機体は破損しており、潜水艦改造時に、ブリッジやその周辺を、19世紀当時の科学力で復元している。 スペースチタニウム、硬化テクタイトによる、極めて堅牢な装甲を持つが、「ネオ・アトランティス」の空中戦艦に搭載された原子振動砲と、殲滅爆弾により大破、一部乗組員の脱出後、ケルマデック海溝に沈没した。 武装として、飛行爆雷、誘導弾、対雷撃防御システム、縮退弾などを、それぞれ複数備える。 全長152m、水中排水量12,000t。

N・ノーチラス (ニューノーチラス)

『ふしぎの海のナディア』の登場メカ。正式名は、「第四世代型超光速恒星間航行用超弩級万能宇宙戦艦ヱクセリヲン」。旧タルテソス王国の地下に眠っていた、古代アトランティス人の宇宙船を、ネモ船長以下ノーチラス号の元乗組員たちが復活させた。 ノーチラスのように万能潜水艦ではなく、宇宙戦艦そのものを地球上で運用している。エネルギー発生機関は、主機としてのオルフェウス型大型縮退炉に加え、補機として、ノーチラスと同クラスの対消滅機関を搭載する。 グラヴィティウイングを展開することにより、基本重量38,000tという大質量でありながら、重力制御により大気圏内を飛行することが可能。 防御兵装として、バリヤー発生機構をもち、武装として、50口径50cm電子熱線砲、60口径12.5cm冷線砲、フェザー砲、誘導弾などを多種搭載、それぞれ複数を備える。 また、多数の艦載機も搭載する。全長333.33m。

クレジット

原案

ジュール・ヴェルヌ

総監督

シリーズ構成

大川久男

作画監督

鈴木俊二

音楽

鷺巣詩郎

アニメーション

東宝 , KORAD

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