概要・あらすじ
40年前、何らかの原因で記憶をなくした街、パラダイムシティ。ネゴシエーターのロジャー・スミスは、卓越した交渉術に加えて「メガデウス」と呼ばれる巨大ロボットのビッグオーを操縦し、数々の難事件に挑んでいく。
事件の裏には、街の記憶「メモリー」を探して暗躍する正体不明の美女・エンジェルや、パラダイムシティを支配するパラダイム社のアレックス・ローズウォーター社長の企みが垣間見え、ロジャー・スミスは次第にこの世界の謎に直面していく。
登場人物・キャラクター
ロジャー・スミス (ろじゃーすみす)
軍警察に所属していたがパラダイム社と対立して退職し、交渉で事件を解決するネゴシエーターに転じる。「THEビッグ」と呼ばれる3体のメガデウスの1体、ビッグオーに搭乗する。
アレックス・ローズウォーター (あれっくすろーずうぉーたー)
パラダイム社の創設者ゴードン・ローズウォーターの息子で、現パラダイム社代表。会社の利益のためには殺人も辞さない冷酷さを持つ一方、子供のようにおもちゃで遊ぶ面も。
ダン・ダストン (だんだすとん)
パラダイムシティ軍警察の指揮官で、ロジャー・スミスのかつての上司。ロジャー・スミスが軍警察を辞めたこと、およびネゴシエーターに転じたことに不満を持っているが、立場が変わっても信頼も抱き続けている。 そのため、情報提供や事件現場への立入りなど便宜を図る。
エンジェル
アレックス・ローズウォーターの秘書や名前を変えた依頼人として、ロジャー・スミスにことあるごとに接触する謎の女性。その正体は異国の組織ユニオンのスパイ。いつしかロジャー・スミスを愛するようになる。
シュバルツ・バルト (しゅばるつばると)
本名マイクル・ゼーバッハ。パラダイムプレス社の記者として、40年前の真実を追っているうちに狂気に取りつかれ、パラダイムシティの地下で「THEビッグ」のアーキタイプとビッグディオを発掘しドミュナスとなる。 ロジャー・スミスと3度戦うが敗退した。
ノーマン・バーグ (のーまんばーぐ)
ロジャー・スミスの執事。スミス家の家事からロジャー・スミスの愛車グリフォン、ビッグオーの整備までこなすだけでなく、重火器の扱いもプロ並み。
R・ドロシー・ウェインライト (あーる どろしー うぇいんらいと)
ソルダーノ重工社長令嬢誘拐事件をきっかけにロジャー・スミスの家で働くことになった少女型アンドロイド。メガデウスに関するメモリーを保有する。毎朝弾くピアノは、寝起きを悪くしているとしてロジャー・スミスの不評を買っている。
場所
パラダイムシティ
40年前ニューヨークのマンハッタン島全体が、何らかの原因で街全体が過去の記憶・記録を無くしてしまった都市。パラダイム社が造った天外で覆われている。当時の人や街の記憶は「メモリー」となっている。
その他キーワード
ビッグオー
『THE ビッグオー first season』の登場メカ。パラダイムシティにある巨大ロボットの中でも特に「THEビッグ」と呼称される3つのメガデウスのうちの1体。操縦者「ドミュナス(適合者)」はロジャー・スミス。 THEビッグはドミュナスを自ら選んでおり、それ以外のものが乗ると取り込まれてしまう。頭部のクリスタルから発射するビーム兵器、クロム・バスターや圧縮した空気とパンチで敵を撃ち抜くサドン・インパクトを必殺技として用いる。
ビッグデュオ
『THE ビッグオー first season』の登場メカ。真っ赤な機体色の「THEビッグ」の1体。シュバルツ・バルトがパラダイムシティの地下から発掘してドミュナスとなる。ロケットエンジンと翼を持ち、空中を自在に飛ぶことができる。