概要・あらすじ
主人公の白鳥隆士は、東京にあるアパート鳴滝荘に住むことになった。そのアパートの住人はみな個性的だが、その中でも一番個性的なのは管理人の蒼葉梢だった。彼女には、精神的なショックを受けると別人格に変わってしまう秘密があった。
登場人物・キャラクター
白鳥 隆士 (しらとり りゅうし)
アパート鳴滝荘2号室の住人。デザイン専門学校に通っており、将来は絵本作家を目指している。管理人の蒼葉梢とは、いとこ同士の関係。鳴滝荘の住人が巻き起こす騒動に、いつも巻き込まれている。
桃乃 恵 (ももの めぐみ)
鳴滝荘3号室の住人で、20歳の大学2年生。明るく宴会好きで、鳴滝荘のムードメーカー的な存在。いつも白鳥隆士の部屋で宴会をして、彼の勉強や睡眠の邪魔をする。
蒼葉 梢 (あおば こずえ)
鳴滝荘の管理人で、青華短大付属高校の2年生。清楚で上品な雰囲気を持っている。白鳥隆士とはいとこの関係。精神的なショックを受けると、別の人格に変わってしまう秘密を持っている。
赤坂 早紀 (あかさか さき)
蒼葉梢の人格が変わると登場する4人の別人格のうちのひとり。瞳の色が赤く、攻撃的な性格。酒は梅酒しか飲めないことを隠しているが、周りにはバレている。
紺野 棗 (こんの なつめ)
蒼葉梢の人格が変わると登場する4人の別人格のうちのひとり。瞳の色は紺色で、人見知りな性格。他人とコミュニケーションがうまく取れず、ある時期まで見かけられることはなかった。手品が得意。
灰原 由起夫 (はいばら ゆきお)
鳴滝荘6号室の住人。無口でほとんど話さず、他人との会話は左手に装着した犬のパペット流星ジョニーを介して行う。流星ジョニーがないと筆談を使用することもある。
黒崎 沙夜子 (くろさき さよこ)
鳴滝荘5号室の住人で、黒崎朝美の母親。無口、無愛想、無気力、不器用、無計画な性格で、問題が起こると縁の下に隠れてしまう。黒崎朝美のことと食べるとき以外はほとんど動かない。
黒崎 朝美 (くろさき あさみ)
鳴滝荘5号室の住人で、母親の黒崎朝美とともに住んでいる。中学1年生だが母親とは違いしっかりもので、毎日内職に精を出している。貧乏にもめげない健気さがあり、誰にでも分け隔てなく接する性格ゆえ人に好かれやすい。 趣味は料理で、好きなものはダンボール箱。
茶ノ畑 珠実 (ちゃのはた たまみ)
鳴滝荘1号室の住人で、蒼葉梢の親友。青華短大付属高校の2年生で、オカルト研究会に所属している。外見はおっとりして見えるが、かなりの毒舌をはく。梢の秘密を守るため、人の弱みを写真に撮って利用することもある。 蒼葉梢と仲良くする白鳥隆士に対して、常に目を光らせている。
緑川 千百合 (みどりかわ ちゆり)
蒼葉梢の人格が変わると登場する4人の別人格のうちのひとり。瞳の色は黄緑色で、おしゃれな服が好きな性格。他人に合った服を探し、嫌がろうとも強引に着せ替えを強要する。
金沢 魚子 (かなざわ ななこ)
蒼葉梢の人格が変わると登場する4人の別人格のうちのひとり。瞳の色は金色で、精神年齢が6歳になる。いろいろなことに興味津々で、それが満たされるまでおとなしくならない。