概要
一年戦争集結後の宇宙世紀0087年、地球連邦軍内のエリート組織ティターンズは、スペースコロニーに移住した宇宙居住者スペースノイドを排除しようとしていた。そして、それに敵対する反連邦組織エゥーゴと戦いを始めていた。
そんなある時、民間人のカミーユ・ビダンはふとしたことがキッカケでエゥーゴに参加。モビルスーツのエースパイロットとして成長し、感のようなものが鋭いニュータイプとしての資質を覚醒させていく。
登場人物・キャラクター
カミーユ・ビダン (かみーゆびだん)
スペースコロニーグリーン・ノアのハイスクールに通っていた民間人。連邦軍軍人への反発からティターンズのモビルスーツ、ガンダムMk-II3号機を強奪してエゥーゴに参加する。軍という組織に憤りを感じつつも、モビルスーツでの戦闘では卓越した能力を見せる。
クワトロ・バジーナ (くわとろばじーな)
かつてシャア・アズナブルの名で、「赤い彗星」とも呼ばれその名を轟かせたエースパイロット。一年戦争後は、クワトロ・バジーナ大尉と名を変えてエゥーゴに所属。モビルスーツ、リック・ディアスや百式などの機体を巧みに操る。
ブライト・ノア (ぶらいとのあ)
一年戦争では宇宙戦艦「ホワイトベース」の艦長を務める。その後は連邦政府で左遷されていたが、グリーン・ノアの難民を保護してシャトルテンプテーションで漂流していたところ、エゥーゴの宇宙戦艦アーガマに保護される。 そしてエゥーゴに所属し、アーガマの艦長となる。カミーユ・ビダンに、ニュータイプの戦士アムロ・レイの再来を感じている。
エマ・シーン (えましーん)
ティターンズのパイロットで、バスク・オム大佐の親書を携えてアーガマに接触する。だがティターンズの非人道的行為を知って離脱し、エゥーゴに投降。その後はモビルスーツ、リック・ディアスに搭乗してティターンズと戦う。
レコア・ロンド (れこあろんど)
エゥーゴのパイロット。地球連邦軍の本部がある南米ジャブローの偵察任務のため、地球に降下する。
ジェリド・メサ (じぇりどめさ)
ティターンズの青年将校。ガンダムMk-IIの操縦中に事故を起こし、その機体をカミーユ・ビダンに強奪されてしまう。またヒルダ・ビダンが閉じ込められたカプセルを撃ち、命を奪う。その後もモビルスーツ、マラサイなどに搭乗して、カミーユ・ビダンが搭乗するガンダムMk-IIと戦う。 成績が優秀すぎるあまり、他人を見下すところがある。
バスク・オム (ばすくおむ)
ティターンズの総司令官。ヒルダ・ビダンを人質に取り、ガンダムMk-IIとカミーユ・ビダンの身柄の引き渡しを迫る。
ライラ・ミラ・ライラ (らいらみららいら)
ティターンズ所属のパイロット。モビルスーツ、ガルバルディβを操りアーガマの足止めをするため急襲するが失敗する。
ヒルダ・ビダン (ひるだびだん)
カミーユ・ビダンの母親で、地球連邦軍所属の技術中尉。カミーユ・ビダンがガンダムMk-IIを強奪したことで、ティターンズに捕らえられる。そしてカプセルに入れられ宇宙空間に放置され、エゥーゴとの取引材料にされる。 カミーユ・ビダンが奪還しようとしたため、ジェリド・メサにカプセルを撃ちぬかれて死亡する。
フランクリン・ビダン (ふらんくりんびだん)
カミーユ・ビダンの父親で、地球連邦軍所属の技術中尉。ガンダムMk-II開発にも携わっている。エゥーゴのモビルスーツ、リック・ディアスを強奪して、ティターンズへの逃亡を図る。 だがその際に流れ弾に被弾して死亡する。
カイ・シデン (かいしでん)
一年戦争時は、モビルスーツ、ガンキャノンを操り活躍したパイロット。その後はジャーナリストとして地球連邦軍の内情を探ろうとしていた。ジャブローを偵察中に地球連邦軍兵士に見つかったレコア・ロンドを助ける。
ウォン・リー (うぉんりー)
エゥーゴに出資しているアナハイム・エレクトロニクス社の幹部。アーガマに乗り込んで、戦略にさまざまな注文をつける。カミーユ・ビダンの戦闘を助けたこともある。
カクリコン・カクーラー (かくりこんかくーらー)
ティターンズのパイロットで、ジェリド・メサやエマ・シーンの同期。カミーユ・ビダンにガンダムMk-IIを奪われてからは、ジェリド・メサと共にアーガマの追撃を行う。ジャブローへと降下するカミーユ・ビダンたちを襲うが、大気圏への突入に失敗して機体ごと燃え尽きてしまった。
パプテマス・シロッコ (ぱぷてますしろっこ)
地球連邦政府の木星資源採掘船ジュピトリスの責任者で、その後ティターンズに入隊する。可変モビルアーマー、メッサーラに搭乗し、ニュータイプのパイロットとして高い能力を見せる。
ファ・ユイリィ (ふぁゆいりぃ)
カミーユ・ビダンの幼なじみで、それが理由で両親がティターンズに捕らえられる。難民となりブライト・ノアらと共にシャトル、テンプテーションで漂流していたところアーガマに救助され、カミーユ・ビダンと再会する。
ハヤト・コバヤシ (はやとこばやし)
一年戦争時は、モビルスーツ、ガンタンクを操り活躍したパイロット。その後はフラウ・ボゥと結婚して、カツ、レツ、キッカを養子にしている。エゥーゴの支援組織カラバに参加しており、ジャブローに降下したカミーユ・ビダンたちを宇宙に帰還させようと尽力する。
ロザミア・バダム (ろざみあばだむ)
地球連邦軍のニュータイプ研究所に所属する、さまざまな能力が高められた強化人間。モビルアーマー、ギャプランに搭乗して、カラバの輸送機アウドムラを襲う。
アムロ・レイ (あむろれい)
一年戦争時はモビルスーツ、ガンダムを操り、ニュータイプのエースパイロットとして活躍。その後は連邦政府に危険分子として半幽閉生活を送らされていた。アウドムラの危機を救いパラシュートで脱出したとき、かつてのライバルだったシャア・アズナブルと再会する。