イレブンソウル

発達した遺伝子技術によって生まれた怪物のシャヘルと近未来の侍達との戦いを描くSFロボットアクション。暗い人間達の欲望とシャヘル達の狂える生存本能、それらに触れ続けた塚原武道が一つの答えを見い出すまでの軌跡を描く。「月刊コミックブレイド」2006年1月号から2008年10月号にかけて第一部が、2010年1月号から2013年5月号にかけて第二部が掲載された。

正式名称
イレブンソウル
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
BLADE COMICS(マッグガーデン)
巻数
全15巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

A.D.2051年、天敵となる存在であるシャヘルの出現によって、人類は苦境に立たされていた。日本はその状況に対抗するため日本軍の再編を決定し、対シャヘル専門兵力であるの統括所、侍所の設立を行った。そんな中、侍になる事を目指して侍所を訪れた塚原武道は、軍事経験が皆無にもかかわらず、いきなりエリート部隊の機甲歩兵大隊特殊実験部隊に配属されてしまう。戦闘に関してはまったくの素人である塚原は、当初こそ同期の九十九五六八からも辛く当たられていたものの、驚異的な成長を果たし、部隊の過酷な訓練にも適応していく。

第2巻

厳しい訓練にも少しずつ慣れ始めた塚原武道は、九十九五六八をはじめとした部隊の面々とも少しずつ信頼関係を築いていた。そんなある日、塚原は自身の部隊の隊長である伊藤始と、五番隊隊長の乃木玄之丞の確執を目撃してしまう。元来面倒見のいい乃木が、自身の尊敬する伊藤を極悪人とののしって対立する姿に疑問を抱いた塚原は、やがて伊藤がシャヘルを生み出した科学者の孫であるという事実を知る事となる。時を同じくして、シャヘルに対抗するためのK計画は、次なる段階へと進展していた。そしてK計画遂行のため集められた塚原達は、新装備である「天国」の試験を任せられる事となった。塚原ら侍所は「天国」を使用した実践演習を行うため硫黄島に向かうが、そこでシャヘルとの不期遭遇戦に突入してしまう。

第3巻

初の実戦に緊張した上に、目の前で五番隊梅津誠が戦死した事で、塚原武道は極度の混乱状態に陥ってしまう。九十九五六八乃木玄之丞の助けもあり、危機を脱する事に成功するものの、塚原は極度の疲労と緊張から熱を出して倒れてしまう。初の実戦、初の戦死者を経験した事で、塚原は気持ちを落ち込ませるものの、仲間達とのにぎやかな交流を通じていつもの調子を取り戻す。一方、今回のシャヘルの遭遇戦を重く見た軍、政治の上層部は急遽「臨時与党幹部会」を行う事になった。そこで明かされるシャヘルの進化とK計画の全貌を知った伊藤始は、辛い選択を強いられるが、すべてを犠牲にしてでもシャヘルを倒す事を決意する。

しかしシャヘルの進化は上層部の想像以上で、時を置かず上層部のもとに後方であるアラスカの軍本部である「クロンダイク基地」襲撃の報がもたらされる。ジャミング下でも動ける群れの出現、そして敵の温存作戦によって、間もなく苦しい戦いが始まると懸念した人類のブレインであるシャレムは、戦いを終わらせるために第三世代外骨格兵器の存在を伊藤に明かした。

第4巻

伊藤始の弟、伊藤万と、始と友人関係にあった塚原武道は、始の話題を中心に、お互いへの理解を深めたり、九十九五六八の人間関係にやきもきしたりと、にぎやかで充実した日々を送っていた。しかし、そんな平和な日々も終わりを告げる。海辺に打ち上げられたシャヘルミスラ(シャヘル)の死骸を回収し、解剖、研究を行っていた研究施設から連絡が途絶えたのだった。送り込んだ先遣隊も壊滅し、ただ事ではないと判断した上層部は、始達の実験部隊を施設に送り込む事を決定する。

第5巻

研究施設がシャヘルに乗っ取られ、わずか半日でレベル6のとなってしまい、送り込んだ第二波も全滅した事で、これ以上の一刻の猶予もないと判断した上層部は、伊藤始ら実験部隊を送り込む事を決断する。伊藤、乃木玄之丞円谷円と隊長格に混じって塚原武道も抜擢され、四人は施設の地下を目指す。しかしそこに待ち受けていたのは、新種のシャヘル達だった。「硫黄島」の戦いで侍所を学習したシャヘルは施設でタイガピアースの性能を調べ、対抗策を生み出して四人に襲い掛かる。シャヘルの能力に翻弄されていた塚原と伊藤だったが、塚原の捨て身の攻撃によって辛うじて撃破するのに成功する。シャヘルを全滅させた事で、ケガを負った塚原を助けようとする伊藤だったが、そこにシャヘルの死骸に隠れていたミスラ(シャヘル)が襲い掛かる。不意をつかれて致命傷を負った伊藤を盾にされ、行動できずにいた円谷だったが、介錯を申し出た乃木によってミスラは伊藤ごと銃で撃破された。

一方、同時期、地上の警戒を担当していた九十九五六八は、新種のシャヘルの内一体が市街地に逃げ込んだ事を確認する。一般人に襲い掛かるシャヘルを前に、九十九は命令違反をしつつも駆けつけ、かろうじて倒す事に成功する。しかし九十九は規律を乱した罰を受ける事となり、父親であり現場指揮官でもある神永功との溝がさらに深まる事となった。

第6巻

伊藤始の殉職によって変化を余儀なくされる一番隊。しかし、命令違反で感情の整理ができない九十九五六八。尊敬する隊長を失ってショックを受ける千葉進太郎。隊長の死の要因となった事で自責の念に苛まれる塚原武道。そして伊藤の後釜として新たに一番隊の隊長になったものの、経験不測から隊員をまとめられない楠木鉄也と、一番隊は空中分解寸前だった。そんな中、かねてより予定されていたアメリカ大陸への「派兵」が始まる。人類の命運を左右する戦いであったが、一番隊の空気は最悪で、独断専行した九十九は敵の攻撃を受けて行方不明となってしまう。塚原は敵地で単身孤立する危険があるものの、九十九を見捨てられず一人敵地に残り、九十九の捜索を開始する。乃木玄之丞の助言もあり、九十九を見つける事に成功したものの、弾薬も残り少ない状態で、九十九と塚原は救助が来るまで敵地で一夜過ごす事となった。そこで胸に色々なものを抱えた二人は思いの丈を吐露し、お互いの過去を知る事となる。

第7巻

敵地で孤立していた塚原武道九十九五六八を助けるため、救出部隊も行動を開始。そして塚原に助言をした乃木玄之丞や、後輩を見捨てる事ができないと、考えを改めた千葉進太郎ら救出部隊は、ついに二人を発見する。しかし同時に彼らはシャヘルにも見つかり、救出部隊もろとも全滅の危機を迎えてしまう。仲間と九十九を守るため、塚原は時間稼ぎをしようと単身シャヘルに挑む。地を覆いつくすほどの物量で迫るシャヘルにひるみもせず戦う塚原は、今まで一番隊で身につけたすべてを使い、シャヘルを屠(ほふ)っていく。ラーマンと呼ばれる特別なシャヘルの登場に危機に陥るものの、仲間との協力によって塚原はシャヘルを打ち破り、二人は敵地からの脱出を果たす事となる。また神永功も娘である九十九を助けるため、生身でシャヘルとの戦いに身を投じる。危機を前にまとまる侍所の面々を前に、九十九は自らの過ちを認め、仲間への謝罪と父親との和解を果たすのだった。

第8巻

2051年12月に侍所の実験部隊は解散され、部隊の面々はそれぞれの任務についていた。そして2052年5月、塚原武道は鹿島灘沖にある「東華表島(ひがしとりいじま)」にできたシャヘルを駆逐するため、海軍に応援として出向していた。新型EMESの配属によって意気揚々としていた海軍だが、シャヘルの巣が今までにない大型レールガンに変形し、海軍に奇襲を加える。「東華表島」のとなりにあり、避難中の民間人が多数いる「華表島」にもシャヘルが向かい、翻弄される海軍。その状況を見かねた九十九五六八は自らの権限で、「東華表島」の戦いに介入し、電光石火の手際で事態の収拾を行った。一方「華表島」では避難中の民間人を助けるため塚原が戦っていた。激戦の果てに塚原はシャヘルを倒したものの、敵を倒した直後に突然、「第一級国家反逆罪」の容疑で捕まってしまう。極秘兵器である第三世代EMESの強奪事件を調べていた監察部門脇恭介は、疑いの目を塚原に向けたのだった。作戦行動中に突如、行方不明になった神永功円谷円の存在もあり、塚原は監視チップを植えつけられ、祢々切として第三世代EMESとその運用艦「あつた」の行方を追う事となった。

第9巻

あつた」強奪を追う祢々切に、「情報部」から応援としてやって来た滝川奈々。彼女は塚原武道を一目見て気に入り、猛烈にアタックを開始する。そんな二人の様子を九十九五六八は、心中穏やかではない様子でうかがっていた。和気藹々と仲を深める一行だったが、第三世代EMESを自在にあやつるとされる「あつた」強奪犯に対抗するため、塚原を主体に新たな第三世代EMES開発を進める。一方、門脇恭介は「あつた」強奪の事件を利用して侍所の技術やノウハウを吸収し、軍部の実験を握ろうと暗躍していた。行方不明であった神永功円谷円も海外で行動を開始し、一行の思惑が交錯し始める。

第10巻

第三世代EMESの開発を進めていた九十九五六八塚原武道であったが突如、人工島「ミズチ」がシャヘルに襲われた報を耳にする。人類の守りの要である「ミズチ」が陥落した場合、日本はシャヘルと全面戦争を余儀なくされるため、祢々切はこれの迎撃のために出撃する。強力なシャヘルの群れに苦戦する「ミズチ」の防衛隊だったが、九十九が合流し、「ドラゴン・アイ」を使った事で戦局は逆転する。しかしそこに群れの親玉「ウルスラグナ」が登場し、戦場のすべてをなぎ倒す。圧倒的な破壊力で「ミズチ」を追い詰める「ウルスラグナ」だったが、九十九の用意した策によって大ダメージを受け、海中に没してしまう。それでも戦意が衰えない「ウルスラグナ」だったが、そこに突如、奪われたはずの第三世代EMESが現れる。基地のシステムすらハッキングし、戦場を支配した第三世代EMESは、その圧倒的な力をもって一行が苦戦した「ウルスラグナ」を完封し、一刀のもとに切り捨てた。

第11巻

かろうじて「ミズチ」の防衛に成功した一行だったが、そこに新たな報がもたらされる。神永功を始めとする行方不明の隊員達が日本に戻り、政治家達との交渉を望んでいると言うのだ。しかしそれは神永の脱走を決定づける証拠でもあったため、九十九は侍所の責任者として門脇恭介によって拘束されてしまう。塚原武道北条に拘束されて別の場所に移送されるが、神永によって救出され、神永から一連の事件の真実を聞かされる。「あつた」の強奪は北条ら情報部によって行われ、自分達は外からその犯人を追っていたと言う神永。そして第三世代EMESに対抗するため、一行は同じ第三世代の運用艦「ふたら」の強奪を決心する。塚原は乃木玄之丞率いる五番隊の面々と「ふたら」強奪のため、幕府軍本部庁舎「ピンゾロ」に潜り込むが、そこで死んだはずの伊藤始に遭遇する。それは伊藤と同化したミスラ(始)であり、五番隊の面々を次々と切り捨て、伊藤の記憶によってトラウマを刺激された塚原は精神的に追い詰められ、遂には監視チップが発動してしまう。そして脳を破壊され、半死半生となった塚原を救うため乃木は殿を務め、ミスラ諸共自爆する。

第12巻

ふたら」強奪と時を同じくして、囚われの身となった九十九五六八のもとにも滝川奈々が救助に来ていた。しかし門脇恭介によって追い詰められた滝川は、九十九に激励の言葉を送り、彼女を助けるため銃弾に身をさらす。滝川の命を賭した助力によって逃げ切れた九十九は、祢々切リリーに助けられ、神永功と合流を果たした。そして神永は第四世代EMESの情報を引き換えにして政府と交渉し、24時間の猶予を手に入れた。この期限内に「あつた」強奪事件を解決すれば、自分達の存在を日本政府に認めさせる事ができるため、神永と丹波庵は事件を解決させる鍵となる塚原武道の蘇生を試みる。体内にある「シャヘル細胞」によってかろうじて命をつないでいた塚原に、丹波が仲間達の声、そしてかつての親友、伊藤万の本当の思いを届けた事で塚原は覚醒する。

第13巻

神永功達の行動に協力的だった門脇恭介だったが、彼は神永とミスラ(始)を戦い合わせ、邪魔者を一掃する事で漁夫の利を狙っていた。発見した「あつた」に門脇は「KVB-S」を打ち込み「あつた」を轟沈する。しかし第三世代EMESで逃げ延びたミスラは、それを駆って「ピンゾロ」に攻め入る。そして九十九五六八は遂にミスラと対峙する。大量の無人機をあやつって数の優位を見せるミスラだったが、九十九が「KVB-S」を用いた奇策を使う事で寡兵による包囲戦を行い、優位に立つ。しかしそれでも圧倒的な技量を持つミスラ相手には決定打にならず、ミスラが前線に出た事で戦線は崩壊。九十九も後一歩のところまで追い詰められてしまう。窮地に陥った九十九だったが、そこに第三世代EMESに乗った塚原武道が到着した事で、戦いは次なる段階へと進む。

第14巻

激しい剣戟を繰り広げる塚原武道ミスラ(始)。そんな二人の戦場に乱入する者が現れる。「」と呼ばれる兵器をあやつる門脇恭介は、この戦いを利用して邪魔者を一掃しようとしたのだ。通常兵器が通用しない「左」の存在に苦戦する塚原と祢々切の面々であったが、応援に訪れた石川昇侍所の助けもあり、突破口を見出す。しかしそこで突如裏切る石川達に、神永功は混乱に陥ってしまう。そして死んだと思われていた滝川奈々が、「あつた」強奪から始まる一連の事件の黒幕として現われ、すべてを語る事で状況は一変する。門脇すら手玉に取った滝川は、「左」の操作権と「ふたら」を奪い、ミスラや「説得」した人間達を使って人類の破滅を行おうとする。「ふたら」の無傷の無人機を奪ったミスラと「左」、そして一部の軍も敵に回った事で祢々切は一気に窮地に立たされる。さらに滝川は南米のシャヘルが巨大なレールガンを築き、シャヘルの大群を日本に撃ち込む準備をしているのを語る。早ければ数時間以内に日本にシャヘルが降って来て絶望的な戦争が始まると、滝川は夢見る乙女のように語り、人類とシャヘルの絶望的な戦争を起こそうと目論んでいるのだった。

第15巻

絶望的な状況に陥った塚原武道だったが、丹波庵の提案する「侍の意固地」大作戦に乗り、反撃の狼煙を上げる。絶望的な状況でも諦めずに戦う達によって事態は動き出し、神永功九十九五六八は「ふたら」から脱出する事に成功する。塚原もミスラ(始)と対峙し、最後の戦いを行う。激しい戦いの果て、遂に塚原の刃はミスラに届き、最期は伊藤始として塚原に希望を託し、愛する人に看取られながら死亡した。ミスラを失った事で戦力の大半を失った滝川奈々だったが、密かに手にしていた「K-7」を使い、人類の抹殺を行おうとする。シャヘルの大群が日本に到着する時間が刻一刻と迫る中、塚原は人類の滅亡を止めるため、滝川の駆る「ふたら」に単身挑む。また侍達もシャヘルから日本を守るため、全力で迎撃の準備を始める。

登場人物・キャラクター

主人公

侍所の一番隊に所属する16歳の少年。軍事経験のまったくない素人であるため体力も技術もなく、エリート部隊である実験部隊に配属されたが、周囲からはお荷物と思われていた。しかし直向(ひたむ)きな努力家で適応... 関連ページ:塚原 武道

侍所の一番隊に所属する16歳の少女。父親である神永功の影響で、幼少期から特殊部隊の訓練を受けており、その高い素質から将軍直々にスカウトされた。侍所に所属してからは、新兵ながら伊藤始に並ぶ高い前線隊員の... 関連ページ:九十九 五六八

塚原武道達が所属する侍所の実験部隊一番隊の隊長。階級は一等侍尉で、頭脳明晰、冷静沈着、文武両道の完璧人間。美人の恋人である円谷円までおり、公私共にスキのない好青年となっている。料理の腕もプロ級だが、な... 関連ページ:伊藤 始

侍所の実験部隊一番隊に所属する通信兵の女性。階級は二等侍曹で、年齢は20歳。一番隊の中では年長者になるため「お姉さん」ぶる事が多い。性格はつかみどころがなく、初心な塚原武道や負けず嫌いな九十九五六八、... 関連ページ:丹波 庵

侍所の実験部隊一番隊に所属する工兵の青年。一等侍曹で、塚原武道とは年の近い同性の先輩として接した。楽観的なお調子者で、隊の中では専ら丹波庵と若山美雪によるいじられ役としての位置を確立している。実家は寿... 関連ページ:千葉 進太郎

侍所の実験部隊一番隊に所属する前衛を担当する女性。千葉進太郎とは幼なじみの間柄になるが、階級は三等侍尉で、千葉より上の階級となっており、明確な上下関係が生まれている。精神的にかなり成熟しており、伊藤始... 関連ページ:若山 美雪

侍所の実験部隊一番隊に所属する狙撃手の青年。階級は三等侍尉。伊藤始とは祖父同士が知り合いと言う事もあり、長い付き合いで気心の知れた存在となっている。普段は瓶底眼鏡をかけているが、これは「ホーク・アイ」... 関連ページ:長篠 優作

侍所の実験部隊一番隊に所属する幹部候補生の少年。年齢は14歳と隊の中で最年少ながら、二等侍尉の階級を持つエリートである。父親は陸軍将補で将来的には陸軍のトップとなる事が約束されている。父親は侍所への所... 関連ページ:楠木 鉄也

侍所の実験部隊二番隊の隊長。鋭い顔つきをした巨漢の男性ながら、言葉づかいは丁寧で、新人の塚原武道に対しても礼儀正しく接した。また前衛だらけの二番隊を冷静な判断力と確かな戦略眼でまとめる優秀な人物で、厳... 関連ページ:黒沢 信祟

侍所の実験部隊三番隊の隊長で、階級は一等侍尉。普段は穏和な性格をしているが怒らせると怖い女性で、自由な行動の多い三番隊の隊員も、彼女の言う事にだけはおとなしく従う。伊藤始とは長い付き合いで、相思相愛の... 関連ページ:円谷 円

侍所の実験部隊三番隊の狙撃手の少女。那須梓の双子の姉。語尾に「ござる」を付けて話すハイテンションな性格をしており、妹と共に作戦会議中にトランプタワーを作ったり、ブリーフィングルームでドミノを始めたり、... 関連ページ:那須 茜

侍所の実験部隊三番隊の狙撃手の少女。那須茜の双子の妹。語尾に「なり」を付けて話すハイテンションな性格をしており、姉と共に作戦会議中にトランプタワーを作ったり、ブリーフィングルームでドミノを始めたり、姉... 関連ページ:那須 梓

侍所の実験部隊四番隊の隊長。本人も伊藤始の影に隠れてしまうのを自覚しているが、侍所でも十指に入る実力者である。実家はカメラ屋で、営業を行うのが好きで、天文学が好きな塚原武道に対しても望遠鏡の営業を行っ... 関連ページ:真田 正直

死刑囚で構成された五番隊を束ねる隊長。乃木玄之丞自身も八人の人間を殺した殺人犯で、侍となる事で死刑を延期されている。強面の男性で、極悪人と言われているが、面倒見がよく、新人である塚原武道にも世話を焼い... 関連ページ:乃木 玄之丞

五番隊の隊員の青年。現金輸送車を仲間と襲い、四人殺害したとして死刑判決を受け、死刑の延期を引き換えに五番隊に配属された。硫黄島の演習で起きたシャヘルとの予期せぬ遭遇戦で、レールガンでの不意打ちを食らっ... 関連ページ:梅津 誠

五番隊の隊員。警視庁を爆破し、100人以上の人を殺した史上最悪の少年犯罪事件を起こした少年。死刑の延期を引き換えに五番隊に配属された。すべての大人をくだらない存在として見下しているが、唯一乃木玄之丞だ... 関連ページ:鍋島

伊藤始の祖父で、「GHC(ゼネラル・ヘーリティッジ・コーポレーション)」の農学主任。シャヘル誕生の契機となった発展性成長遺伝子の改良に成功した人物で、このため世界中の人間から恨まれている。アメリカに残... 関連ページ:伊藤 千秋

塚原武道の親友で、伊藤始の弟。塚原と同じく「宇宙に行く」夢を持っており、いっしょに夢を語り合った。実は祖父の伊藤千秋を尋ねたタイミングで「シャヘルサンプルバイオハザード事件」に遭遇し、脱走したシャヘル... 関連ページ:伊藤 万

日本の現内閣総理大臣。世話好きなおばさんのような姿をした中年の女性で、お金と権力が大好きな小悪党を自称する。周囲からもその振る舞いを「銭ゲバ首相」として評されている。普段はのんきで軽い態度で人と接する... 関連ページ:春日

K計画を立案し、侍所の統括管理をしている者。存在そのものが機密の塊であり、一部の関係者以外には侍所や政治家であっても知らされていない。その正体は「ハイオラクルシステム」とも呼ばれる、世界初の意志を持つ... 関連ページ:シャレム

シャヘルの中核をなす存在で、「マスターマインド」として「セレブレートコマンダー」達を統括している。ほかのシャヘルとは木の幹と枝ともいうべき関係で、ヤザタと言う幹がなければ、ほかの「セレブレートコマンダ... 関連ページ:ヤザタ

ユーラシア大陸への橋頭保を確保するため、アラスカの攻略を行っている「セレブレートコマンダー」。ミスラ(シャヘル)の独断行動によってアラスカ攻略を一時的に中断させられていたが、アメリカに派兵された塚原武... 関連ページ:ラーマン

「セレブレートコマンダー」の一体。シャヘルの中では、年若い個体ながらヤザタの行うシャヘルの意思統一会議にも参加しており、好戦的な意見をよく発言する。その好戦的な性格からヤザタにも危険視されていたが、ラ... 関連ページ:ウルスラグナ

「セレブレートコマンダー」と呼ばれる、シャヘルの中でも特別な個体。シャヘルが誕生した当初から存在していた最古参の個体であり、ヤザタから最も信頼されていた。人類の反撃に、人類以外の知的生命体を感じ取った... 関連ページ:ミスラ(シャヘル)

ミスラ(シャヘル)と伊藤始が同化して一つとなった存在。伊藤の姿をベースとしているが、髪の毛が銀髪になり、爆弾の直撃を受けてもすぐに修復されたりと、人型のシャヘルというべき存在になっている。始の人格がベ... 関連ページ:ミスラ(始)

侍所の実験部隊の現場指揮官の中年の男性。日系人でアメリカ陸軍グリーンベレーに所属していた過去があり、アメリカでのシャヘルとの戦いを生き抜いた古強者である。九十九五六八の父親だが、妻とは離婚しているため... 関連ページ:神永 功

元警視庁対テロ特殊作戦局長の男性。現在は日本防衛軍の筆頭将補で、侍所の創始者の一人。神永功とは旧知の間柄であり、彼から密かに送られていた情報によりアメリカ軍の内情を察していた。塚原武道の父親はかつての... 関連ページ:石川 昇

侍所の技術部の男性主任。96歳の老翁ながら一佐の階級に就き、高齢のためボケたような言動が目立つが、「ノーベル賞」を2回取った天才である。タイガーピアースや天国を始めとした実験部隊の使う兵器の開発にかか... 関連ページ:山浦 清

特務監察部および検非違使次官。能面のような仮面をかぶった黒装束の男性で、「あつた」強奪事件の捜査を名目に侍所への圧力を強化している。自らの権益を確保するためには手段を選ばない利己的な人物で、塚原武道に... 関連ページ:門脇 恭介

祢々切の一人。前衛部隊の隊長で「NC-01」のコードネームで呼ばれていた。普段は覆面姿で行動しているが、素顔は難民の10代前半の少女。人権も、戸籍もなく、「商品」として管理されるだけの自分達を、「人間... 関連ページ:リリー

日本情報局の局長。北条の名は偽名で、本名は不明となっている。飄々とした雰囲気を持つ初老の男性で、成り立ちからして不明瞭なところが多い侍所に探りを入れていた。実は裏切り者の一人で、「あつた」強奪事件の手... 関連ページ:北条

自称「情報部の看板娘」の18歳の少女。陽気な性格をしており、つねにハイテンションな言動で周囲を元気付ける。座右の書は「オズの魔法使い」で、度々、物事を同書に例えて話す。幼少期はアメリカで子役をこなす芸... 関連ページ:滝川 奈々

集団・組織

侍所

2045年に発足した対シャヘル用の軍隊組織。陸・海・空のすべての兵力の指揮系統を統合し、強化した兵士である侍を擁している。2051年時点で侍は1700名ほど在籍しており、第一世代外骨格兵器を利用してシ... 関連ページ:侍所

監察部

軍部の監察を行う組織。シャヘルとの戦争以降、撤退した在日アメリカ軍の研究成果から、ジャミング装置を実用段階まで持って行くという実績が評価され、非常に強力な権限を持っている。国家機密である「あつた」強奪... 関連ページ:監察部

祢々切

陸軍が極秘に育てた特殊部隊。全員が仮面と黒装束で身を包み、名前までコードネームで呼ぶ事が徹底されている。個性がいっさい見えないその姿は不気味で、ほかの軍人からも煙たがられている。全員が強化レベルも5以... 関連ページ:祢々切

一番隊

「問題児部隊」の別名がある侍所の実験部隊。実験部隊の中でもさらに実験的な要素の大きい部隊で塚原武道、九十九五六八、伊藤始、丹波庵、長篠優作など、特殊な境遇や素質を持った者が集められている。当初は伊藤が... 関連ページ:一番隊

二番隊

侍所の実験部隊の二番隊。男女の脳波の違いを測定するのが目的で、男性のみで構成された部隊となっており、女性のみで構成された三番隊とは対になっている。前衛主体の特攻チームだが、隊長の黒沢信祟の影響か、粗野と言う雰囲気はなく、優秀なチームとなっている。

三番隊

侍所の実験部隊の三番隊。男女の脳波の違いを測定するのが目的で、女性のみで構成された部隊となっており、男性のみで構成された二番隊とは対になっている。後衛中心のチームで、侍所でも上位に位置する凄腕狙撃主が四人も所属している。その分、前衛に適正のある隊員が少なく、一人足りない状況となっている。

五番隊

死刑囚で構成された侍所の部隊。シャヘルとの戦いによって少年法が改正され、未成年にも死刑が適用されるようになったため、強化手術を受けられる未成年で、かつ高い才能が認められた死刑囚のみが五番隊に所属し、侍... 関連ページ:五番隊

その他キーワード

シャヘル

正式名称は「シャヘル生物群(スウォーム)」。「GHC(ゼネラル・ヘーリティッジ・コーポレーション)」によって、発展性成長遺伝子という特殊な遺伝子を組み込まれて誕生した新種の生物である。シャヘルサンプル... 関連ページ:シャヘル

セレブレート

シャヘルの中で「貴族」ともいうべき階級。一定の知能と意思を持った存在で、ほかのシャヘルにはないテレパシー能力を行う器官で兵隊をあやつり、ヤザタに与えられた地域を効率よく管理している。ただし高い知能と自... 関連ページ:セレブレート

シャヘルが築く巨大な蟻塚のような有機構造体。シャヘルが「兵隊」などを生産・管理する文字通りの巣であり、巣の成長段階によってレベルが1から7の段階が存在する。巣を作る際は1メートルほどの巨大な「種」が発... 関連ページ:

シャヘルサンプルバイオハザード事件

発展性成長遺伝子を利用して、「GHC(ゼネラル・ヘーリティッジ・コーポレーション)」の医学主任「マイケル・ライブラ」が実験動物にヒト遺伝子を与えた結果起きた事件。2042年に人間と同等の知能を獲得した... 関連ページ:シャヘルサンプルバイオハザード事件

発展性成長遺伝子

カンブリア紀の地層から見つかった微生物から採集された遺伝子。捕食した対象の遺伝子情報を自らの遺伝子に取り込む性質を持っていたものの、当初は無差別に取り込んでしまうため、対象の劣性遺伝子まで取り込んでし... 関連ページ:発展性成長遺伝子

ジャミング

在日アメリカ軍が撤退前に開発していた対シャヘル用のジャミング装置。監察部がその情報をつかみ、実用化にこぎつけた。特定の周波数の電波によってシャヘルの「テレパシー」能力を妨害する事ができるため、ジャミン... 関連ページ:ジャミング

K計画

シャヘルに対抗するための計画。シャレムが立案し、侍所が主導で進めている。全部で7つの段階が存在し、フェイズ1はシャヘルに対抗する組織である侍所を結成し、対抗するためのノウハウを培う事。フェイズ2は天国... 関連ページ:K計画

雪の下

「あつた」強奪が内部犯だと突き止めた神永功が、極秘に立案した作戦。誰が信用できるかわからない状況であったため、侍所の実験部隊の面々にそれぞれ別々の指令を渡し、「あつた」強奪犯をいぶり出そうとしていた。... 関連ページ:雪の下

強化

各種神経系の能力を強化、最適化する手術。背中の部分に「有機電極」を埋め込み、ナノマシンを注入して有機電極と脊髄を直結させる事で強化する。これを行う事で筋肉の限界性能を引き出したり、知覚能力を拡大したり... 関連ページ:強化

レベル7

強化手術によって7段階目まで強化された人間。レベル7の段階になると遺伝子レベルの設計が必要となり、その分、超人的な能力を手にする事ができる。適合者の数は少なく、70億人の全人類の中で数10万から100... 関連ページ:レベル7

従来の軍とは違って対シャヘル戦を想定した機甲歩兵。侍は外骨格兵装を使う事を前提としているため、侍になるためには強化手術を受けなればならず、必然的に強化に副作用の出づらい年若い層が多くなっている。現在は... 関連ページ:

アサルトスーツ

外骨格兵装を使うために必要不可欠となる特殊装備。侍所ではK-51式のアサルトスーツが使われている。見た目は軽量に作られた薄手のスーツだが、人工筋肉を織り込まれ、耐熱耐弾耐G与圧とかなり頑丈に作られてい... 関連ページ:アサルトスーツ

天国

K計画で作られた試作接近用兵装。型式番号はKVB-51型で、タイガーピアースはこれを扱うために生み出された。「ボイドフィールド」と呼ばれる特殊な場を形成する事で、対象を原子分解して切り裂くエネルギーの... 関連ページ:天国

クニツナ

天国の運用データをもとに改良した新武装。天国の弱点を補うため単体でも斬撃が可能なように、ブレード部分はチタナイジング処理した合金による本三枚鍛えとなっており、日本刀のような見た目になっている。またセン... 関連ページ:クニツナ

タイガーピアース

型式番号はK-51型で、K計画の一環で生み出された新世代の新型外骨格。旧型の「オールドアイアン」に比べ、新技術の投入により全体的な性能が上昇しており、無補給で2週間活動可能な継続能力や高センサーによる... 関連ページ:タイガーピアース

ハコトラ

第二世代外骨格タイガーピアースの正式量産モデル。侍所で実験運用されていた。この機体の発表に伴って日本の作る外骨格には「EMES」の商標がつく事となり、2052年以降の日本の主力輸出商品となった。タイガ... 関連ページ:ハコトラ

第三世代

シャレムが侍所で極秘に開発していた次世代型EMES。第三世代に関する情報は機密性が高いため、コードネームである「一(コードワン)」の名で呼ばれる事も多い。伊藤始専用機として1号機が完成していたが、直後... 関連ページ:第三世代

あつた

第三世代EMES専用の運用母艦。全長240メートル、排水量7トン。重力制御システムとK-52型通信システムを搭載しており、内部には第三世代EMESのあやつる無人機1000体を格納するスペースがある。伊... 関連ページ:あつた

ふたら

第三世代EMES専用の運用母艦。全長240メートル、排水量7トン。重力制御システムとK-52型通信システムを搭載しており、内部には第三世代EMESのあやつる無人機1000体を格納するスペースがある。そ... 関連ページ:ふたら

第四世代

生物学者であるフェリシア・カーツがシャヘルのテレパシー能力を解読する事で、完成の目処が立った次世代型EMES。レベル10の通信兵を乗せる事で、指揮系統をテレパシーに頼っているシャヘルを、同士討ちや自滅... 関連ページ:第四世代

KVB-S

第三世代EMESと並行して開発されていた兵器。その正体は、アマクニにも使われている「ボイドフィールド」を広範囲に展開する事で一帯を消滅させる爆弾兵器。あまりの威力の高さに実用化は見送られていたが、監察... 関連ページ:KVB-S

左と言うコードネームで呼ばれる極秘兵器。その正体は、反物質研究の副産物で生まれた「ゴーストウィッチ」と呼ばれるエネルギー体をあやつる装置。エネルギーでできた光り輝く幽霊のような見た目で、物質でないため... 関連ページ:

K-7

K計画の最終段階で使われるウイルス兵器。その実態は、ヒト遺伝子を持つ生物を無差別に殺す殺人ウイルスであり、伊藤千秋がシャヘルに対する最後の手段として残していた遺産であった。これを使えば、遺伝子レベルで... 関連ページ:K-7

EMES

侍所がタイガーピアースを運用し、培われたノウハウをもとに正式に量産した第二世代以降の外骨格に与えられた商標。正式名称は「軍用強化外骨格(Empwer Military Exo Skeleton)」で、... 関連ページ:EMES

ドラゴン・アイ

ホーク・アイのシステムを強化手術の発達によって発展させたシステム。EMESの高性能センサーで拡大した知覚を、K51通信システムによって、現場に存在するあらゆる機器から得られるデータと統合し解析する事で... 関連ページ:ドラゴン・アイ

ホーク・アイ

狙撃兵用のサポートシステム。衛星から気象、気温、風速などのデータを集めたうえで、赤外線、X線、音波などから敵の急所を割り出し、的確に狙撃をサポートする事ができる。その精度は高く、反動のないレールガンならば、毎秒50発の「狙撃」が可能とされている。

監視チップ

囚人兵を監視するために作られた監視用のチップ。シャヘルとの戦いによって少年法が改正され、未成年にも死刑が適用されるようになったために作られた。有機素材で作られており、頭に埋め込む事でその人物の感情をモ... 関連ページ:監視チップ

書誌情報

イレブンソウル 全15巻 マッグガーデン〈BLADE COMICS〉 完結

第1巻

(2006年8月10日発行、 978-4861272943)

第2巻

(2007年1月10日発行、 978-4861273438)

第3巻

(2007年5月10日発行、 978-4861273810)

第4巻

(2007年10月10日発行、 978-4861274367)

第5巻

(2008年3月28日発行、 978-4861274893)

第6巻

(2008年9月10日発行、 978-4861275319)

第7巻

(2008年12月10日発行、 978-4861275654)

第8巻

(2010年6月10日発行、 978-4861277382)

第9巻

(2011年1月8日発行、 978-4861278082)

第10巻

(2011年5月10日発行、 978-4861278594)

第11巻

(2011年10月8日発行、 978-4861279065)

第12巻

(2012年3月10日発行、 978-4861279614)

第13巻

(2012年8月10日発行、 978-4800000309)

第14巻

(2013年1月10日発行、 978-4800000804)

第15巻

(2013年6月10日発行、 978-4800001696)

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