概要・あらすじ
小学4年生の少女木之本桜は、家の地下にある父の書庫で1冊の本を見つけ、中に納められていた魔法のカードを封印から解き放ってしまう。町中へ飛び散ったカードが引き起こす超常現象に際して、さくらはケルベロスと名乗る小さな獣から、カードを捕獲する者・カードキャプターの役目を任じられる。
登場人物・キャラクター
木之本 桜 (きのもと さくら)
小学4年生の少女。クロウカードを解放してしまった責任から、カードキャプターの役目を引き受けた。元気が良いのを兄の桃矢からは「怪獣」と呼ばれからかわれる。大道寺知世は親友。運動神経が良く、学校ではチアリーディング部に所属する。 兄の親友雪兎に淡い片想いをしている。
李苺鈴 (りめいりん)
香港から従兄の小狼を追いかけてさくらの学校へ転入してきた少女。小狼の婚約者を自称している。はじめはさくらをライバル視していたが、気のいいさくらや知世と過ごすうち、仲良くなっていく。
月城 雪兎 (つきしろ ゆきと)
桃矢の親友で、さくらの憧れの人で、小狼からもほのかな好意を抱かれる。色白で線の細い容貌からは意外なほどの大食漢。
大道寺 知世 (だいどうじ ともよ)
さくらへ深い愛情を寄せる大親友で、同級生。物腰はおっとりしているが聡明な少女。学校ではコーラス部に所属。大金持ちのお嬢様で、さくらの活動を様々な面からサポートする。趣味はさくらが魔法少女として活躍する姿をビデオ撮影する事。 さくらが戦闘時に着るための衣装を作っては着せ替えを楽しむ。
クロウ・リード (くろうりーど)
偉大な魔術師。物語開始時点ですでに故人。東洋と西洋の魔術をあわせた魔法を研究していた。その成果の1つとして創った魔法のカード集クロウカードが後世に遺り、さくらが見舞われる様々な事件の原因となった。
李小狼 (りしゃおらん)
香港からきた転入生。東洋魔術をベースにした魔法を操る一族の出身で、クロウ・リードの遠い親戚にあたる。クロウカードを巡って、さくらとは別動のカード捕獲者として競うことになる。姉が4人いる。 苺鈴は従妹。
木之本 藤隆 (きのもと ふじたか)
さくらの父親。大学で考古学の講師をしている。妻を早くに亡くして以来、息子の桃矢と娘のさくらを男手ひとつで育ててきた。温厚な人柄で子供たちから深く慕われている。
木之本 桃矢 (きのもと とうや)
さくらの兄。7つ年上の高校2年生。いつもさくらをからかって怒らせているが、家族への愛情は深く、顔を合わせない時には妹への気遣いや心配を絶やさない。常人には見えないものを察知する霊感がある。
ケルベロス
クロウカードの封印を見守っていた守護者。クロウ・リードによって創造された霊的な獣。小さなぬいぐるみのような格好は仮のもので、別に真の姿をもつ。魔法について何も知らないさくらへ様々なアドバイスをして、カードキャプターの活動を支える。 口調は関西弁。たこ焼きが大好物。
場所
友枝町 (ともえだちょう)
東京都内の郊外にある住宅地で、さくらたちの通う小学校や神社がある。
その他キーワード
クロウカード
1枚1枚に異なる魔法の力が宿っている。地水火風といった自然の要素のほか、跳躍や飛翔、迷いといった動きや概念を司るものまで多種多様。カードたちは人格や感情を備えており、人間に対して特別な気持ちを抱く場合もある。 多くのカードが暴走しており、これらを回収するのがカードキャプターの務めとなる。
カードキャプター
『カードキャプターさくら』に登場する肩書き。封印を解かれてこの世に災難をもたらすクロウカードを、魔法の力によって捕獲し、もう一度封印する者の呼び名。カードの守護者であるケルベロスによって見込まれたさくらが該当する。
クレジット
原作
カードキャプターさくら
父の書斎で遊んでいた木之本 桜(通称さくら)は、本棚にある古い本が気になり手に取ってしまう。その瞬間本が激しく光りだし、表紙から何かがいきなり飛び出してきた。それはケルベロスと名乗るかわいいぬいぐるみ... 関連ページ:カードキャプターさくら