スペースストリート

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萩尾望都の長編SF『11人いる!』のスピンオフ的な作品。『11人いる!』の登場人物たちが、宇宙大学を舞台に繰り広げるコメディ。一話は4~8ページと短い。「別冊少女コミック」誌上で1977年3月号から9月号まで連載された。

正式名称
スペースストリート
ふりがな
すぺーすすとりーと
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

11人いる!』で宇宙大学に入学を果たしたフロルが、キャンパス内で次々とドタバタ事件を巻き起こす。空中遊泳の実技練習に酒を持ち込んだり、異常事態への対応方法の個人差を調べるためにキャンパスに巨大な桃を置いてみたり。婚約者でもあるタダは、そんなフロルにいつも巻き込まれる。

登場人物・キャラクター

フロル

宇宙大学の学生。金髪の長い巻き毛の持ち主で美形だが、口が悪くて単細胞。もともとの性別はなく、成長するときに自分で性別を決めることができる完全体。学友でもある少年・タダと婚約しているので、将来は女性になる予定。『11人いる!』シリーズでも主人公クラスの登場人物。

タダ

宇宙大学の学生。黒い髪と瞳を持つ少年で、フロルの婚約者。真面目な優等生タイプだが、破天荒なフロルの言動に振り回されて、騒動に巻き込まれることも多い。軽い超能力の持ち主で、カンが鋭い。『11人いる!』シリーズでは主人公。

宇宙大学の学生。長い黒髪を後ろでしばった男性で、大きなメガネをかけている。夜道でフロルを送るときに送りオオカミになろうとしたり、ノリの軽い軟派なキャラクターとして描かれている。元の作品である『11人いる!』には、唯一、出てこなかったキャラクター。

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宇宙大学の学生。いつもヘアバンドで髪をとめている。おっちょこちょいで短気だが、人がいい。

ヌー

宇宙大学の学生。長身で、全身をウロコにおおわれ、仏像を思わせるような落ち着いた風貌をしている。実際に、何事にも動じず、常に思索にふけっているが、友人たちと徹夜でトランプに興じるような付き合いのよさもある。

ガンガ

宇宙大学の学生。冷静沈着で論理的な思考の持ち主。体型は太めで、中年の科学者のような風貌をしているが、友人たちとイタズラをしたり、フロルをからかって面白がるような一面もある。

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