あらすじ
第1巻
時間になっても担任が現れない4年1組に、校長先生から「担任の川本先生が辞めた」という報せが届く。その後、突然「パスカル先生」と名乗るモグラのような先生が現れ、唐突にクラスの給食費が盗まれたこと、その犯人は自分であることを告白。「お前は先生じゃない」と生徒に言われたパスカル先生は、自分がれっきとした教師であることを証明するために、ある映像を公開する。(その名もパスカル先生!!!)
今後の学校生活に対し、不安を抱きながら学校に向かうはやとの前に、パスカル先生が現れる。「いい授業にします」とやる気を見せたパスカル先生だが、実際には教科書の代わりに漫画を使ったり、近所のおじいさんに授業を任せきりだった。「本当に授業ができるのか」と生徒に疑われた彼は、学校から逃げ出してしまう。(ドキドキ!初授業だ!!)
ある日突然、巨大化してしまったパスカル先生は、壁を突き破って無理やり教室に入って来る。同時に、周囲の建物を壊してしまう。ひとまず海辺にパスカル先生を移動させた生徒たちは、彼をもとのサイズに戻す方法を探すために奔走する。(パスカル先生を救出せよ!!)
夜更かしで授業に集中できず、居眠りまでするパスカル先生を見て、「こんな奴がどうやって先生になれたのか」と疑問に思う生徒たち。はやとに尋ねられたパスカル先生は、教師になる前の過去を静かに語り出す。(ヒミツの過去を探れ!)
パスカル先生は落とし物を拾ったと言って、巨大なゾウを学校に連れて来た。ゾウと一緒に授業をしたり、ゾウを使って金儲けを始めるパスカル先生。のちにゾウを動物園に渡そうとするものの、手違いで代わりにパスカル先生が連れて行かれてしまう。なかなか帰って来ない彼を心配し、生徒たちは動物園に向かう。(動物たちと楽しい授業!?)
4年1組に新しく転校生がやって来た。しかし転校生は小学生ではなく、吉野というおばさんだった。授業中に悪霊退治を始める吉野を嫌がる生徒たちを見たパスカル先生は、今度はロボットの北野くんという別の転校生を連れて来る。実はパスカル先生は転校生を30人も用意しており、その中から「転校生選び」をしようと言い出す。しかしどんどん増えていく転校生候補に、生徒たちは混乱する。(転校生がやってきた!?)
偉そうな態度のスティーブが、4年1組に転校して来た。エリート小学生を自称する彼は、パスカル先生が教師失格であると糾弾する。こうしてスティーブはパスカル先生の代わりに授業を始めるが、パスカル先生はそれに対抗し、「本物の授業」を見せようとする。(真・転校生がやってきた!!!)
土曜日に買い物に出掛けていたはやととちかは、アイドルのライブに夢中なパスカル先生を発見する。彼はアイドルのおっかけだけに留まらず、「パスミン」と名乗って自らアイドル活動をしていた。活動内容が気になったはやととちかは、その様子を探るために彼を追いかける。(パスカル先生はアイドル!?)
第2巻
パスカル先生が、抜き打ちテストをすることを宣言。生徒たちは警戒するが、その日は結局抜き打ちテストは行われないままだった。しかし、安心して帰ろうとする生徒たちの足元には、パスカル先生によって校庭に大きく書かれた抜き打ちテストが用意されていた。さらに校長の服の中など、テスト問題は次々とおかしな場所に出現し、生徒たちは大混乱を来たすこととなる。(ぬきうちテストに気をつけろ!)
ある日、はやとたちはスティーブの誕生パーティーに招待された。いつも通りにスティーブの自慢話を聞かされた後、セレブが集まる豪華なパーティーがようやく始まるが、ステージにはご馳走をほおばったパスカル先生がいた。パーティーを無茶苦茶にされるのを嫌がったスティーブは、パスカル先生を追い出そうとする。(スティーブくんの誕生パーティーだ!!)
新学期の席替えという大イベントに緊張する生徒たち。パスカル先生が用意したクジ引きによって、4年1組の席替えが始まった。どこの席でも勉強できるというスティーブが率先してクジを引くが、書かれていたのは「トイレ」。引いても引いてもおかしな場所ばかり書かれているクジに、生徒たちは不安を抱く。(人生を決める席替え…!!)
夏休みが終わり、久しぶりに登校したはやととちかは、教室の隅でうずくまっているパスカル先生を発見する。げっそりした顔のパスカル先生は、生徒たちに夏休み中の自分の様子を映したDVDを見せ始める。(パスカル先生の夏休み!)
ある日の4年1組は、わけあってパスカル先生が不在だった。そんな中、彼の代わりに担任をやると言い出したスティーブは、自分が真の主人公であると主張する。まともな授業をしないスティーブに怒ったちかは変身し、同じく変身したスティーブとの激しいバトルを始める。(100%スティーブ先生!?)
きのえだ小学校では避難訓練が行われることとなった。慎重なパスカル先生は、重装備で登場したり戦車を引っ張り出した挙句、訓練中に生徒を月に避難させる。こうして月へとやって来たはやとたちは、パスカル先生にそっくりな生物を発見する。(とんでも避難訓練!)
学校を長い間さぼっていた伝説の不良、立花ひかるが、久しぶりに登校して来た。いかにも不良然としたひかるの態度に怒ったパスカル先生は、「特別な指導が必要」と言いながら、彼女と勝負を始める。しかしその勝負はなぜか相撲だった。(伝説の不良と勝負だ…!!)
人気アニメに登場した、7つそろえると願いが叶うと言う「コドランボール」に憧れるはやとたち。しかしパスカル先生いわく、現実のコドランボールは7つではなく、865個集める必要があるという。永遠の命と世界征服という願いを叶えるため、パスカル先生のコドランボール集めが始まる。(コドランボールを手に入れろ!)
第3巻
面白い新ホビーを開発したパスカル先生は、とある企業に売り込みに行くという。不安ながらも彼に付いていくことにしたはやとは、売り込み先企業でパスカル先生の奇行に振り回されることとなる。(パスカル先生考案!新ホビー!!)
4年1組は、特別授業として工場見学に行くことになった。パスカル先生と生徒たちが向かった先は、有名な漫画雑誌を作っているという工場だった。警備も厳重なこの工場内を見学することになった生徒たちの前に、驚きの光景が広がる。(独占取材!コロコロ工場見学!!)
今年最後の登校日。1年を振り返るパスカル先生は、4年1組の生徒たちと出会った時の思い出を、静かに語り出す。しかしその思い出話はどこかがおかしい、デタラメな内容だった。はやとは出会いの話はもういいから「今年一番印象的な授業は?」と尋ねる。(思い出はパスカル先生の中に!?)
正月に、はやとは見慣れない神社を発見。入ってみると、パスカル先生が神主をしていた。そこで姑息な手段で賽銭を集め、自分のお年玉としていたパスカル先生は警察に逮捕されてしまう。だが、お年玉を諦め切れないパスカル先生は、はやととともに金持ちのスティーブの家に向かう。(お年玉を手に入れろ!)
いきなりスーパーパスカルの姿でパスカル先生が登場。何度もスーパーパスカルになってしまう彼は、強化されたその姿ならではの特技を、生徒たちに披露する。その後、はやとにうながされたパスカル先生は自分の子供時代を語るが、午前中の授業が終わった頃、何者かによってスティーブが廊下に倒されているのが発見される。(変身!スーパーパスカル!!)
何者かによって倒されたスティーブの敵討ちに燃え、スーパーパスカルとなったパスカル先生は、生徒たちとともに敵のもとへ向かう。だが、移動が何故か電車だったり、パスカル先生がクレーンゲームを始めたりして、一向に敵討ちは進まない。はやとに一喝されたパスカル先生は立ち上がり、敵が潜んでいるトイレに向かう。(今こそ討て!スティーブの仇!!)
はやとたちは、校庭に積もった雪で雪合戦を始めた。そこにパスカル先生が参加させて欲しいとやって来るが、彼は甲冑を身にまとって馬にまたがった合戦の武者の姿だった。対抗心を燃やしたスティーブやちかを巻き込みながら、雪がまったく関係ない壮絶な戦いが始まる。(本気の雪合戦をしよう!!)
生徒に渡すはずのプリントを忘れてしまうパスカル先生。彼がプリントを取りに向かった先は職員室ではなく、彼専用の「パスカル室」だった。しかし中はゴミやゲームが散乱してメチャクチャな状態で、はやとたちはこの汚い部屋から、パスカル先生と一緒にプリントを探すことになる。(潜入!パスカル室!?)
第4巻
授業は自習にして、パスカル先生はアニメ化の会議へと向かった。だがその会議の場でパスカル先生は、自分が今までこれといったギャグをやっていなかったという、致命的な問題に気づく。アニメ監督に「1週間以内に面白いギャグを考えておくように」と言われた彼は、とっておきのギャグを披露するために奮闘する。(出しきれ!パスカルギャグ!!)
パスカル先生の同僚となる、新しい「先生キャラ」のオーディションが始まった。歴史上の偉人をモチーフにしたキャラクターが続々登場する予定だったが、登場するのは人面犬のペリーやドアノブ型の織田信長など、先生とは思えないとんでもない者ばかり。こうしてオーディションは大混乱を来すこととなる。(大発表!新同僚決定だ!!)
スティーブは、長い間出番がなかったことに不満を抱いていた。はやとにまで存在を忘れられていた彼は、パスカル先生に相方の「河合くん」を紹介される。実はこの河合くんは、今までずっと影武者としてスティーブを助けていたという。見覚えのない河合くんの存在に、スティーブは困惑する。(本物の金森スティーブは誰だ…!?)
ある日、パスカル先生はゲームのドット絵のような姿で登場。生徒たちも一緒にドット絵と化し、学校をダンジョンに変えた壮絶なRPGが始まった。ゲームオーバーになると死が待っているという、変なところだけリアルなこのゲームの世界で、生徒たちは奮闘する。(クリアを目指せ!学校ダンジョン!!)
生徒たちに「コロコロ編集部が見たい」に言われたパスカル先生は、出版社の承諾を取りつけることに成功。こうして、コロコロ編集部の見学が始まった。しかし編集長から編集者まで、なぜか全員が全裸で仕事をしていることに、はやとたちは困惑する。そんな中、編集部では大事な企画会議が始まろうとしていた。(本当のコロコロ編集部へようこそ…!!)
はやとたちは、サッカー日本代表の試合を、スティーブの家で観戦することになった。しかし画面に映ったのは、日本代表のユニフォームをまとったパスカル先生だった。そのまま試合が始まるが、いきなり手でボールを摑んだりとサッカーのルールを分かっていないパスカル先生に、はやとたちは困惑する。(世界にいどめ!サッカー日本代表!?)
秩序が乱れてしまった世紀末の世界、人々は救世主を待ちながら悪に怯える生活を送っていた。悪が蔓延したことで登校すら命がけとなったはやとたちは、救世主であるパスカル先生に希望を託していた。しかし実際に現れたのは、あらくれ団のボス「パスガルン」となったパスカル先生だった。(世紀末を生き残れ…!!!)
4年1組の生徒たちは、実際に縄文時代の日本に行き、その暮らしを体験することになった。皆ははやとの家で土器を作ることになったが、そこにバイクに乗ったパスカル先生が現れる。バイクだけでなく車や自動販売機など、縄文時代にはない物を次々と使うパスカル先生に、生徒たちは混乱する。(体験!縄文時代の暮らし!!)
第5巻
アニメ化されて、主人公の自分が国民的スターになったと思い込むパスカル先生。自信満々で町に出かけるものの、誰もパスカル先生のもとには寄ってこなかった。国民的スターの夢を諦めきれない彼は、自分をスターとして認めてくれる人を探し始める。(国民的スター、誕生!?)
ある日の授業中、パスカル先生は突然授業を中断し、「抜き打ちバトル」を始めると宣言。人間の知力、体力、そして精神力を試すという一大イベントに、やる気満々なちかとスティーブ。彼らを中心に、学校全体を巻き込んだ壮絶なバトルが始まる。(激戦!きのえだ小抜き打ちバトル!!)
パスカル先生は、年末の「M-1グランプリ」に出場することになる。素人にも関わらず、漫才の日本一を決める大会に出場する彼を心配したはやとたちは、TV局へ向かう。出場前は余裕を見せていたパスカル先生だったが、その後のステージ上には、何もしゃべらない、緊張しまくったパスカル先生の姿があった。(M-1グランプリ出場!!)
新しく発売されたホビーの「完璧プレート」は、日本の通貨になるほどその価値が高まっていた。たまたまレアな「完璧プレート」を入手して金持ちになったパスカル先生を見て焦るはやとは、自分もレアな「完璧プレート」を手に入れようと奮闘し始める。(完璧プレートゲットだぜ!?)
自分のTVアニメが始まったものの、その放送時間の早さにパスカル先生は不満を抱いていた。それでも彼はアニメのために早寝早起きを心がけようと、はやとの家に泊まることになる。さらに何としてもアニメを見るために、パスカル先生はたくさんの目覚まし時計を用意する。(パスカルの早起き大作戦!!)
パスカル先生は突然、今回が最終話であること、そしてタイトルがリニューアルされることを宣言する。リニューアル後のタイトルは「100%パスカル先生Z」。どう見ても人気作品のパクリであることを不安に思うはやとだったが、そんなことはお構いなしに、テストの点数が戦闘値になったり、コロコロ編集長が空を飛んだりと、どんどん別の漫画になっていく展開に大混乱する。(パスカル先生、まさかの最終回!?)
TVアニメの幻の0話を極秘入手したというパスカル先生。さっそくDVDを生徒たちに見せるが、なぜか画風がリアル調だったり巨大怪獣が現れたりなど、その内容はムチャクチャ。映像内のリアルなパスカル先生は、怪獣と戦うために巨大化し始める。(祝!TVアニメ化!!これが幻の0話!!)
「校長の仕事って楽そう」と言うはやとたちに、校長先生の1日を紹介することにしたパスカル先生。しかし校長先生はパソコンでホビーの情報を見るなど、ほとんど仕事をしていなかった。はやとたちは不安になりながらも、家に帰ろうとする校長先生の様子を見守ることにする。(追跡!校長先生の一日!!)
TVアニメ開始を記念し、パスカル先生が「今回はアニメ表現の多い特別バージョンにする」と宣言。その内容はスティーブを主人公にした外伝アニメ映像としてまとめられていた。しかしこの映像の中で、次々と恥ずかしい私生活を暴露されるスティーブは激怒する。(100%パスカルアニメ、外伝!?)
第6巻
パスカル先生は、本業がユーチューバーであったことを暴露し、さらに教師を辞めて本業に専念すると宣言した。パスカル先生のチャンネルは意外と視聴回数も多かったが、預金通帳を見せたり口座の暗証番号を公開するなど、その内容はムチャクチャ。過激なこのチャンネルを止めさせようと、生徒たちが動き出す。(好きなことで生きてますか?)
新学期の始まり。習字の授業をすることになった4年1組。すずりで墨を作ることから始まるが、はやとはなかなか上手くいかず苦労していた。そんな中、北野くんが巨大なすずりをお風呂にしたため、教室内は墨だらけになってしまう。(習字で書き初め新学期!)
4年1組に久しぶりの転校生が来るという。しかし転校して来た「十文字つとむ」は小学生ではなく、どう見ても大人のおじさん。「永遠の小学生」を名乗る十文字を不審に思うはやとだが、どんな生徒も受け入れたいというパスカル先生の意思により、十文字との学校生活が始まった。(永遠の小学生がやってきた…!?)
夏休みを前倒しした、特別な課外授業が始まった。無人島でサバイバル生活を体験をすることになったが、なぜかパスカル先生はゲームに夢中でサバイバルに参加しようとしない。はやとに一喝されたパスカル先生は、気を取り直してサバイバルのお手本を生徒に披露する。(課外授業はサバイバル!!)
パスカル先生が生徒たちにタマゴを配った。これを育てて孵(かえ)すことが、夏休みの課題だと言う。途中で食べてしまったり割ってしまったりしながらも、生徒たちはそれぞれのタマゴを孵すために奮闘を始める。(タマゴ、育ててみませんか?)
今日の授業はバトルをすると言うパスカル先生。それは携帯ゲームを使ったゲームバトルの授業だった。さらにゲーム中に登場するボム(爆弾)を実際に使った授業も始まるが、次々とむやみに爆発するボムが、パスカル先生によって学校中に仕掛けられ、生徒たちは混乱する。(バトルの授業を始めます!!)
夏休み中の特別登校日。パスカル先生は明日からお盆の帰省をすると言うが、彼の故郷に興味が湧いたはやとたちは付いていくことにする。しかし行き先は新大阪のテーマパークの裏側。そこには、パスカル先生そっくりな生き物たちがたくさん暮らす町が広がっていた。(夏だ!お盆だ!里帰り!)
授業中に発見されたゲームのコントローラーが、北野くんのコントローラーであることが判明。危険だから職員室で保管する、と言いつつ、北野くんを操作し、やりたい放題のパスカル先生。北野くんを止めるために校長先生も乱入し、教室内は大パニックとなる。(北野くんのコントローラー)
夏休みが明け、二学期が始まった。髪型を変えたちかをはじめ、休み中にイメチェンをした生徒が続々登場。しかしパスカル先生はなぜか妖怪のような姿になっていた。イメチェンをしている皆を見た北野くんは、自分もなりたい自分に生まれ変わろうとイメチェンに挑戦する。(なりたい自分になろう!!)
登場人物・キャラクター
パスカル先生 (ぱすかるせんせい)
モグラのような姿をした謎の人物。きのえだ小学校4年1組の新担任としてやって来た。教師や大人を自称しているが、実際は金にがめつい、すぐに子供の挑発に乗る、クラスの給食費を盗むなど、教師とは思えないほど大人気ない性格。突然巨大化したり、小さくなったり、分裂したりなど、その正体は謎に包まれている。はやとによれば「人間に近いモグラ」であるという。 激しく怒ると、スーパーパスカルに変身することもある。教師になる前はギャンブラーをしていた。
はやと
きのえだ小学校4年1組に所属する男子。フルネームは「早川はやと」。真面目な性格だが、ツッコミ能力がかなり高く、主に担任のパスカル先生へのツッコミ役を担っている。また、帰る家がないパスカル先生に「家に泊めてほしい」とせがまれるなど、彼に振り回されることが多い。パスカル先生の回想や捏造話では、なぜか全裸になっていることが多く、たびたび裸ネタをやらされることがある。
スティーブ
きのえだ小学校4年1組に転校して来た男子。フルネームは「金森スティーブ」。金森財閥の御曹司で、1万人もの優秀な部下を抱えている。金持ちの御曹司で、周りの生徒を「庶民」と見下したり、自慢話をすることが多い。また父親の仕事の関係で世界を飛び回り、さまざまな国際スクールに通っているエリート小学生でもある。パスカル先生とは何かと張り合っては競争することが多く、ライバルのような関係。 スーパーパスカルを目の当たりにして真の力に目覚めて以来、「スーパースティーブ」に変身することがある。その際には髪が激しく逆立ち、目も普段より釣り目がちになる。
スーパーパスカル
パスカル先生が真の力に目覚め、変身した姿。毛が激しく逆立ち、目も普段より釣り目がちになる。体型も筋肉質になり、戦闘能力も大きく上昇する。口調なども普段から一変し、たとえば一人称は「私」から「オラ」になる。主に強いストレスを感じた時や、激しい怒りを感じた時にこの姿になる。
ちか
きのえだ小学校4年1組の女子。学級委員を務めている。クラスメイトのはやととは仲が良く、一緒に行動したり、ともにツッコミ役を担うことも多い。真面目で誰にでも優しく、クラスメイトからも頼りにされている。普段は穏やかな性格だが、激しい怒りを感じると髪が激しく逆立って、目も普段より釣り目がちになった「スーパーちか」に変身することがある。
立花 ひかる (たちばな ひかる)
きのえだ小学校4年1組の女子。1年生の時に番長となり、3年生の時にはきのえだ町の総長となったという、伝説の不良。登校の際は校内までバイクで入り、教室のドアを壊して現れる。長い間学校をサボっていたが、久々に登校した際、パスカル先生と相撲とバイクレースで対決することとなった。甲冑のような鉄仮面を常に被っているが、はやとによれば、その素顔は「けっこうかわいい」という。
校長先生 (こうちょうせんせい)
きのえだ小学校の校長を務める中年男性。基本的に穏やかで、子供想いな性格だが、登場するたびに服を脱いだり脱がされたりと、裸ネタや下ネタを担当することが多い。抜き打ちバトルの際には、覆面を被った「ミスターK」の姿で登場し、生徒たちとバトルした。
北野くん (きたのくん)
きのえだ小学校4年1組に転校して来た男子。フルネームは「北野ゆうすけ」。少年のような見た目だが実はロボットで、その構造や性格は謎に包まれている。実はユーチューバーとしても活動しており、「ゆうすけの館」というチャンネルで、自身をバラバラに分解した動画などを公開している。
書誌情報
100%パスカル先生 8巻 小学館〈コロコロコミックス〉
第1巻
(2015-07-24発行、 978-4091420275)
第2巻
(2016-01-28発行、 978-4091421173)
第3巻
(2016-06-24発行、 978-4091421777)
第4巻
(2016-12-28発行、 978-4091422705)
第5巻
(2017-04-28発行、 978-4091423887)
第6巻
(2017-09-28発行、 978-4091424952)
第7巻
(2018-04-27発行、 978-4091426574)
第8巻
(2018-11-28発行、 978-4091428226)