概要・あらすじ
グリン・グリン町のキャベツ畑に住む三人の魔女ジョージィ、ポージィ、プリン・パイのところへ、弁護士からキング・ブリテン・グレープルの遺産を受け継ぐように手紙が来た。その遺産というのは、彼の養子だった少年ター・ブー・ベックのことだった。ター・ブーが学校へ通い始めたのをきっかけに、魔女たちの突飛な行動や不思議な魔法が町中を巻き込んでいくコメディ作品。
登場人物・キャラクター
ター・ブー・ベック
5歳の時に父親を亡くし、その後キング・ブリテン・グレープルに養育されていた少年。ネパールで行方不明になったキング・ブリテン・グレープルの「遺産」として、グリン・グリン町の三人の魔女ジョージィ、ポージィ、プリン・パイのところへやってくる。その際、ペットのネンネと、口に絆創膏を貼った人形を一緒に持ちこむ。
ジョージィ
グリン・グリン町の外れにポージィ、プリン・パイと一緒に住んでいる魔女。35歳。黒いおだんご頭でめがねをかけている。普段は家族を取りまとめる真面目な性格だが、校長先生が開いたパーティでター・ブー・ベックが持っていたポージィ作の薬が入ったドリンクを飲んでしまい、突然ロックンロールを歌いだす。
ポージィ
グリン・グリン町の外れにジョージィ、プリン・パイと一緒に住んでいる魔女。長い前髪でいつも目が隠れており、そばかす顔。いつもドテラを着ている。様々な魔法を試しているが、爆発が起きる、家中キャベツだらけになるなど、成功率は高くない。
プリン・パイ
グリン・グリン町の外れにジョージィ、ポージィと一緒に住んでいる魔女。29歳。赤毛でめがねをかけている。明るい性格で、ボーイフレンドが何人もいる。空飛ぶ魔法を試している最中、誤って校長先生の家に墜落してしまう。
ミミィ
ター・ブー・ベックがグリン・グリン町で通うことになった学校の、隣の席の女の子。校長先生の一人娘。気が強く、ター・ブーにはややきつくあたるところもあるが、彼のこと憎からず思っている。
校長先生
ター・ブー・ベックがグリン・グリン町で通うことになった学校の校長。ミミィの父親で、現在独身。驚くと筋肉が縮んでウサギになってしまう。空から落ちてきたプリン・パイに恋をし、彼女に近づくためにパーティを開くが、そのパーティでロックンロールを歌いだしたジョージィにも恋をしてしまう。
キング・ブリテン・グレープル
音楽家の男性。趣味で地質研究をしに行ったネパールで行方不明になってしまう。亡くなったター・ブー・ベックの父親に、ター・ブー・ベックを預けられ、養育をしてきた。
場所
グリン・グリン町
町のはずれ番地九十九にジョージィ、ポージィ、プリン・パイという三人の魔女が住んでいる。その家の周囲はキャベツとカリフラワーの畑になっている。魔法を使う魔女や、驚くとウサギになってしまう校長先生など、不思議な性質を持つ住人が多い模様。