ダイヤのB!! 青道高校吹奏楽部 actⅡ

第1巻

青道高校吹奏楽部のメンバーは、吹奏楽部に所属する高校生なら誰もが一度はあこがれる夢見る聖地、交死演(こうしえん)についにたどり着いた。エースとしてみんなを引っ張っていきたいと意気込む沢村栄純だったが、強敵である巨摩大藤巻(こまだいふじまき)高校の迫力ある演奏に思わず圧倒されてしまう。だが、不屈の闘志をもって立ち向かう降谷暁のソロ演奏が審査員たちの心を揺さぶり、青道高校は巨摩大藤巻高校を上回る高得点を叩き出すことに成功する。しかし結局、人知れずテレビ中継されていた交死演は栄純たちが納得できない結末を迎えることになってしまう。

第2巻

4月に大勢の新入部員を迎えた青道高校吹奏楽部は、他校との合同合宿を開始してそれぞれのパートの猛特訓を開始する。ふだんとは違う環境で練習に励む沢村栄純は、成宮鳴と共に即興でも息の合った演奏でお互いの成長を感じ、友情の証として鳴からピックをプレゼントされる。しかし、合同合宿でそれぞれのスキルを伸ばせたことに安堵していたのも束の間、吹奏楽部の監督、片岡鉄心から夏の大会に向けて新たな陣形の発表があり、トランペットを主体にする新たな試みに部員たちは動揺する。そんな中、御幸一也はただ一人、片岡の指導力に疑念を抱き始める。