ドラゴンボール

ドラゴンボール

鳥山明の代表作。集めるとどんな願いも叶えると言われる秘宝、ドラゴンボールを中心に、主人公孫悟空が、仲間と協力しながら強敵と戦い、成長していく。悟空の少年時代から息子孫悟飯の活躍と成長までの長い期間を描いた長編バトル漫画。集英社「週刊少年ジャンプ」1984年51号から1995年25号まで連載。

正式名称
ドラゴンボール
ふりがな
どらごんぼーる
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
関連商品
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世界観

舞台は「地球」とされているが、現実世界とは異なる点が多々ある。住民は人間が中心だが、獣人や妖怪、魔物などが混在している世界である。一部の動物も言葉をしゃべる広義のファンタジーであり、作者の前作『Dr.スランプ』の世界観に近い部分もある。サイヤ人編以降は舞台が宇宙にまで広がり、様々な異星人や、界王閻魔大王が居る、この世以外の世界も登場する。

序盤は中国の古典物語『西遊記』を下敷きに物語が作られており、主人公孫悟空の名前もここから取られている。拳法、気功、龍など、中華的なアイテムが登場する。一方で文明は発達しており、エアカーやロボット兵器など、現実よりハイテクノロジーな面もある。また、舞台より20年後にはタイムマシンも発明されるらしいということがわかっている。

序盤の中華風ファンタジーなコメディタッチの路線から徐々にバトル漫画としてシリアス度が上がってゆくが、作者独特のユーモア感覚は全体にちりばめられている。

一例としてキャラクターのネーミングを以下に挙げる。下着(ブルマ、トランクス)/食べ物(ヤムチャランチ、ピラフ一味、天津飯餃子)/楽器(ピッコロ、シンバル、タンバリン、ピアノ)/野菜(サイヤ人ナッパ、ベジータ)と、ある意味で安直なこれらのネーミングはいかにも漫画らしいと言える。

第81話から第83話にかけて、孫悟空とレッドリボン軍のブルー将軍がドラゴンボールを巡って追走劇を繰り広げる間に、作者の前作『Dr.スランプ』の舞台・ペンギン村を訪れるというエピソードがある。『Dr.スランプ』のキャラクターも多数登場し、読者サービスが展開される。

作品が描かれた背景

本作連載中の1980年代中盤から1990年代中盤までは「週刊少年ジャンプ」の黄金時代と呼ばれ、部数も400万部から歴代最高部数の653万部を記録した。その時代を代表する作品であり、コミックスの売り上げは全世界で2億3千万部を超える。

あらすじ

孫悟空少年編

深い山奥に住む元気な少年孫悟空は、ある日、7つ集めればどんな願いも叶うと言われる秘宝ドラゴンボールを探す少女ブルマと出会い、共に旅をすることになった。妖怪ウーロンや盗賊ヤムチャなどを巻き込んでの冒険の末、ドラゴンボールを7つ全て集め終わるも、世界征服を企むピラフ一味に悪用されそうになってしまう。しかし機転を効かせたウーロンが先に神龍に向かってつまらない願いをし、野望を防ぐことに成功した。

再びドラゴンボールを集めようとする悟空だが、ドラゴンボールは一度使うと一年間はただの石に戻ってしまうため、その間、武道の達人亀仙人のもとで少年クリリンとともに修行することにした。強くなった2人は、国中で一番強い武道家を決める天下一武道会に出場し、悟空は優勝は逃すも準優勝を果たし、再びドラゴンボールを探す冒険を始める。

ドラゴンボールを狙う邪悪な軍隊レッドリボン軍と闘う中で仙人カリン様と出会った悟空はますます強くなる。3年後に再び天下一武道会に出場し、殺し屋を目指す三つ目の武道家天津飯と決勝で熱戦を繰り広げたが、惜しくも準優勝に終わった。

ピッコロ大魔王編

天下一武道会の終了後、クリリンが死んでいるのが発見される。ピラフ一味によって封印を解かれたピッコロ大魔王に殺されてしまったのだ。ピッコロ大魔王は国中の名だたる武道家を次々と殺戮し始める。亀仙人は奥義・魔封波を使いピッコロ大魔王を封じ込めようとするが、失敗し命を落としてしまう。ドラゴンボールを集めたピッコロ大魔王は、若さを取り戻すという願いを叶えさせた直後に神龍までも殺してしまう。大勢の友を失った悟空は大いに怒り、ピッコロ大魔王と激闘の末、何とか勝利し、世界征服の危機を救った。

神龍を復活させてもらうために悟空は、ドラゴンボールの生みの親である神様のもとを訪れる。そして天界で修行を続けることを条件にドラゴンボールを復活させてもらう。神龍復活によってピッコロ大魔王に殺された者たちは全て生き返り、平和が戻った。

それから3年後、天下一武道会の会場に仲間たちが集合した。現われた悟空は背も大きく伸びた立派な青年となっていた。会場で牛魔王の娘チチと再会した悟空は彼女に猛烈に迫られ、あっさりと結婚する。そしてピッコロ大魔王の分身であるマジュニアと決勝戦で激突し、勝利をおさめ、天下一武道会初優勝を果たした。

サイヤ人編

マジュニアとの戦いから5年後、悟空は妻チチと息子の孫悟飯という家族を築き、平和に暮らしていた。そこに宇宙から実兄ラディッツが訪れ、悟空の本名はカカロットといい、惑星ベジータの戦闘民族・サイヤ人の数少ない生き残りであるという衝撃の事実を告げる。ラディッツは悟空をサイヤ人の仲間に誘うが、当然断られる。悟空を従わせるためラディッツは卑劣にも悟飯をさらってしまう。悟空はマジュニアと力を合わせラディッツに立ち向かい、自らの命を犠牲にして彼を倒した。しかし残された者たちは、1年後に地球を滅ぼすため新たなサイヤ人が襲来することを知らされる。

死んだ悟空は神様の助言により、あの世において界王のもとで修行を重ね、仲間たちも神様のもとで力を蓄えた。強くなる素質があると見込まれた悟飯はマジュニアによって鍛えられた。

1年後、サイヤ人のベジータとナッパが地球に訪れた。悟空が生き返るまでの間に立ち向かったマジュニアや天津飯たちは、圧倒的実力差の前に次々と命を落としてゆく。悟空は息子悟飯とともにナッパを倒しベジータを撃退するが、この闘いでは多くの犠牲を出した。マジュニアの死により一心同体である神様も消滅し、その結果、地球からドラゴンボール自体が消滅してしまったのだ。

フリーザ編

ベジータたちの発言から、ピッコロすなわち神様も、ナメック星人という異星人であったことが判明した。ナメック星に行けばドラゴンボールを手に入れ、殺された皆を生き返らせることができるかもしれないと考えたクリリン、ブルマ、悟飯の3人は、はるか昔に神様が乗ってきた宇宙船を修理し、治療中の悟空を地球に残してナメック星へ出発した。

ナメック星には宇宙一強く残忍と言われる宇宙人フリーザを頂点とする軍団が訪れ、ドラゴンボールを求めて暴虐の限りを尽くしていた。かつてはフリーザの配下だったベジータは己がドラゴンボールを手にして宇宙最強の座につくため、単独行動を起こす。フリーザ配下のドドリアと対決したベジータは、サイヤ人の故郷惑星ベジータは隕石衝突で消滅したのではなく、自分を脅かすおそれのあるサイヤ人を滅亡させるためにフリーザが破壊したという事実を知らされる。

快復した悟空も宇宙船に乗り、船中で修行をしながらナメック星へと向かった。クリリンと悟飯はベジータと共にドラゴンボールを巡ってフリーザ配下のギニュー特戦隊と闘い、ようやく到着した悟空の圧倒的な力で奴らを倒した。ドラゴンボールを7つ集めナメック星神龍ポルンガを呼び出した悟飯たちは、ピッコロを生き返らせてもらい、地球のドラゴンボール復活に成功した。ポルンガは願いを3つまで叶えてくれるので、生き返ったピッコロを戦力としてナメック星に転送してもらった。しかし3つ目の願いを叶えてもらう寸前にナメック星の最長老が死に、ポルンガは消滅した。悟飯たちは、己の野望を妨害され怒り心頭のフリーザと対決することになる。形態を変えるたびに強さを増してゆくフリーザには誰もかなわないかと思われたが、悟空が伝説の超サイヤ人へと覚醒し、星を破壊するほどの死闘の末に勝利した。

復活した地球のドラゴンボールを使うことで、この闘いで死んだ者たちを生き返らせることができた。悟空は宇宙のどこかで修行をしながらそのうち地球に帰るとの事で、悟空不在ながらも再び平和な日々が戻って来た。

人造人間・セル編

ナメック星での死闘から約2年後。フリーザは実は生きのびており、父親とともに地球に襲来する。悟空は不在なままで、今度こそ地球滅亡かと思われたが、突如現れた青年が超サイヤ人となり、たやすくフリーザたちを倒してしまった。その青年トランクスは、地球に帰ってきた悟空に事情を説明する。自分は20年後の未来からやって来たベジータの息子であるというのだ。そして今から3年後、レッドリボン軍の生き残りのドクター・ゲロが究極の殺人マシンとして造り上げた人造人間が出現し、皆は太刀打ちできずに殺されてしまうという未来図を明かした。その悲惨な未来を変えるため、トランクスはタイムマシンに乗って警告を発しに訪れたのである。これを知った悟空たちは来たるべき闘いに備え、さらなる修行を続けた。

そして3年後、トランクスの予言通り人造人間は姿を現わした。だが、トランクスが未来から干渉したことで歴史に歪みが生じたのか、事態は彼の知る歴史とは異なる展開を見せる。トランクスの知らないタイプの人造人間も出現し、さらにはドクター・ゲロのコンピュータが戦闘の達人の細胞を集め合成した異形の生命体・セルが未来から襲来する。セルの目的は人造人間17号と18号を吸収し、完全体となることだった。究極の強さを手に入れたセルは、セルゲームという武道大会の開催を世界中に向けて宣言する。セル1体と人間の代表選手とが闘い、全員がセルに負けた場合、世界中の人類すべてを殺すというのだ。完全体のセルには悟空すらかなわないかと思われたが、悟空は息子の悟飯の素質を見抜いていた。その期待通り、悟飯は強さの限界を超え、セルを圧倒した。敗北寸前のセルは悪あがきに地球を道連れに自爆しようとするが、瞬間移動の能力を身に着けていた悟空がセルと一緒に移動し、自らの命と引き換えに地球を救った。

すでに1回ドラゴンボールで生き返っている悟空はもう生き返ることはできないが、一足先にあの世で楽しく暮らしていくことを決意した。こうして地球滅亡の危機は悟空と仲間たちによってまたも防がれたのである。

魔人ブウ編

セルとの闘いから7年後、悟飯は高校生に成長し、学園生活を送っていた。正義漢だが全力を発揮すると目立ってしまうので、マスクをかぶり「グレートサイヤマン」と自称して正体を隠し、街の治安を守っている。そんな悟飯は久しぶりに開催される天下一武道会に参加することになった。大会には、あの世から1年に1日だけ現世に戻れる父の悟空も参加することになり、悟空と闘いたいベジータ、クリリンや妻の人造人間18号、ピッコロたちも出場することに。最初は同窓会のような雰囲気で大会は進んでいたが、しだいに不穏な空気が立ち込めはじめる。

悟空たちは界王神とともに、太古より封じられていた魔人ブウを復活させようとする魔導師バビディの企みを阻止することになるが、健闘むなしく魔人ブウは復活してしまう。一見すると間の抜けたひょうきんな顔つきだが、魔人ブウの戦闘能力は恐ろしく高く、ベジータが自分の命を賭けた自爆を行っても倒すことはできなかった。快楽のままに暴走する魔人ブウはおもしろ半分に破壊行為を繰り広げてゆく。この世には1日しか居られないため、悟空は魔人ブウ退治を次男の孫悟天とトランクスに託した。まだ年齢は低いがサイヤ人の血を濃く受け継ぐこの子たちは親よりも強力な力を持っているのだ。2人一体になって闘う技「フュージョン」を教え込み、勝利を願った。しかし魔人ブウはさらに凶悪化し続ける。何度も地球の終わりかと思われたが、悟飯やベジータも必死に闘い抜き、最後には地球上のあらゆる人々から力を分けてもらった特大の元気玉を悟空が放ち、魔人ブウは細胞ひとつ残さず完全に消滅した。

世界に平和が戻ってから10年の月日が経ったが、悟空と仲間たちは変わらず元気に暮らしている。悟空は今日も、強いやつと闘うことに少年のように胸躍らせている。

特殊設定

体内エネルギーである「気」を光線や衝撃波として放つ攻撃方法。亀仙人に教えられ孫悟空が得意とするかめはめ波、自然の力を集めて放つ元気玉、鶴仙流の天津飯餃子が使うどどん波など多くの技が登場する。

魔族

ピッコロ大魔王を頂点とする種族。ピッコロ大魔王が口からタマゴを生むことで増殖する。主に恐竜や爬虫類のようなグロテスクな外見をしている。

異星人

戦闘民族サイヤ人、地球の神様の元々の種族でありドラゴンボールを作れるナメック星人、瞬間移動など様々な技を使えるヤードラット人といった多くの異星人が存在する。

戦闘力

「サイヤ人編」以降登場する概念。対象の戦闘能力を数値で表わしている。サイヤ人やフリーザたちの持つ「スカウター」という装置で計測することができる。地球人の男性は戦闘力5。フリーザの戦闘力は530000である。悟空の仲間たちは体内の気をコントロールできるので、スカウターの目を逃れることが可能。

界王、閻魔大王など

本作にはこの世以外の世界も登場する。死んだ後には全ての者が閻魔大王の前を通り、天国か地獄のどちらかへと行くこととなっている。地球の界王は全銀河中、北の銀河を統括する存在である。界王の上に大界王、さらにその上に界王神という上位の神が居る。

メディアミックス

TVアニメは非常に高品質で人気が高く、海外でも大人気である。原作をアニメ化した『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』からオリジナル展開の『ドラゴンボールGT』まで、10年以上にわたって放映された。その後『Z』の再編集版である『ドラゴンボール改』を経て、作者自身の原案によるオリジナル新シリーズ『ドラゴンボール超』が製作された。孫悟空・孫悟飯・孫悟天の声は声優の野沢雅子が一人で担当している。声優・八奈見乗児によるナレーションも印象的であり、有名。劇場版アニメも多数製作された。その他、ゲーム、フィギュア、実写映画、スピンオフ漫画など数限りなく存在する。

漫画連載から30年以上経った現在も、様々なメディアで新作が発表され続けている。

社会に与えた影響

世界中のあらゆるポップカルチャーに影響を与えたが、中でも日本の少年漫画には多大な影響を及ぼした。明るく前向きで強い主人公、次々と強敵が現われる王道の展開、クリーチャーからメカまでの多彩なデザインセンス、高い画力に裏打ちされたシンプルだが力強い描線、マーカーを使ったポップな色塗りなど、描き方・ストーリーの両面で少年漫画の変革を行なったと言える。影響下にある代表的な作品として、同じ「週刊少年ジャンプ」連載作品だけでも、『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『NARUTO-ナルト-』『BLEACH』『トリコ』など、枚挙にいとまがない。

TVアニメの成功もあり老若男女幅広い世代に支持され、「かめはめ波」「戦闘力」などはある種一般名詞化している。『DRAGON BALL』のキャラクターのものまね芸人というものまで多数存在する。

当初は孫悟空がマジュニアに勝利し天下一武道会において優勝するまでで完結すると考えられていたようだが、人気を考慮して連載は続行されることとなった。「ピッコロ大魔王編」の最終話にあたる第194話の最後のコマで亀仙人が「最終回じゃないぞよ もうちっとだけ続くんじゃ」と言っているが、結果的にこの時点から倍以上の長さで連載は続くこととなる。

バトル展開の連続に連載末期は疲弊してきたようで、作者自身が後年「魔人ブウ編以降は激しいバトル漫画を描く気がなくなってしまった」と語っている。本作以降、作者は長期連載を行なっていない。

登場人物・キャラクター

主人公

キャラクター紹介『ドラゴンボール』の主人公。都から数千キロ離れた山奥に一人で住んでいる、猿のような尻尾を生やした少年。養父孫悟飯の形見としてドラゴンボールを大事に持っていた。ある日ドラゴンボールを求め... 関連ページ:孫 悟空

キャラクター紹介『ドラゴンボール』の登場人物。サイヤ人の王子であり、戦闘に関してずば抜けた才能を持つ。孫悟空のことをライバル視しており、カカロットと呼ぶ。故郷をフリーザによって破壊された際、他所の星へ... 関連ページ:ベジータ

キャラクター紹介『ドラゴンボール』の登場人物。孫悟空の長男。心優しく、戦闘は余り好まないが、父である悟空をも上回る並外れた潜在能力を持つ。幼いころから教育ママチチの教育を受けて、学者になることを夢見て... 関連ページ:孫 悟飯

ブルマ

学生時代にドラゴンレーダーを作成し、中年の時にはタイムマシーンまでも作ってしまう、天才科学者。素敵な恋人を貰うため、ドラゴンボールを集めている最中に孫悟空と出会い、共に旅することになる。ドラゴンボールで叶ったわけではないが、旅の途中で出会ったヤムチャと惹かれあい、長い交際をしていく。 わがままで自分勝手な性格だが、好奇心が旺盛で行動力もあるおてんば娘。発明したメカで悟空達の戦いをサポートしている。ヤムチャとはしばらく後に喧嘩別れし、その後居候だったベジータとの間に息子トランクスをもうけている。

孫悟天 (そんごてん)

孫悟空の次男。容姿は父悟空と似ているが、いたずらっ子で甘えん坊。一つ年上のトランクスとよくつるんでいる。幼くして才能を開花させており、超サイヤ人へと変身することも出来る。成長した後は、修行よりデートを優先させるなど、少しサボりぐせが付いている。悟空がセルによって殺害された後に産まれた子供であり、長い間父親との面識がなっかったため、悟空に対し不信感を持っていたが、悟空の戦闘力を認めると、一転尊敬の眼差しを向けた。 父、兄同様にかめはめ波を必殺技としている。

トランクス(未来) (とらんくす)

ベジータとブルマの長男。人造人間達によってにされた過去を救うために、ブルマの作ったタイムマシーンに乗り、孫悟空達の目の前に青年の姿として現れた。人造人間とセルとの戦いに決着が着いたあとは、再び未来へと戻り、その世界の人造人間との決着に臨んだ。礼儀正しい性格をしており、また父親のベジータのプライドの高さを慮る優しい心も持っている。 背中に剣を背負っており、気功波と剣撃を織り交ぜて戦う。

トランクス(現在) (とらんくす)

ベジータとブルマの長男。サイヤ人と地球人のハーフで、ずば抜けた才能を持ち、幼いながらも超サイヤ人への変身が出来る。同年代の孫悟天とは仲が良く、年上として悟天に兄貴風を吹かせることも多い。いたずら好きで、強敵との戦いを臨んでいる。悟天とフュージョンすることが出来、その時の名前は「ゴテンクス」。 いたずら好きな性格が前面に出て、技のスピードよりもかっこよさを追求するなど、より子供っぽくなっているが、魔人ブウを圧倒するほどの力を持つ。「ゴテンクス」時の必殺技は、物体に触れると爆発をするゴーストを口から出す、「スーパーゴーストカミカゼアタック」。

キャラクター紹介『ドラゴンボール』の登場人物。孫悟空と共に亀仙人の元で修行した武闘家。修行を始めたばかりのころは、サボりっ気があり、女性にモテる為に強くなると動機も不純であったが、修行を積むにつれて精... 関連ページ:クリリン

キャラクター紹介『ドラゴンボール』の登場人物。ピッコロ大魔王が、死の間際に残した分身であり、誕生した当初はピッコロ大魔王の意思を受け継いで、ピッコロ大魔王の仇、孫悟空と敵対する。その後ラディッツが来襲... 関連ページ:ピッコロ

天津飯 (てんしんはん)

孫悟空の師匠、亀仙人のライバル鶴仙人の弟子であり、額にもう一つの目を持つ格闘家。当初は桃白白のような殺し屋を目指しており、残虐な行動も見られたが、亀仙人に悪人になりきれないと指摘され、悟空との戦いを経て改心した。自らの命を削るが、絶大な威力を持つ「気孔砲」や、全身の気を光らせて相手の目を眩ませる「太陽拳」など多彩な技を使いこなす。

餃子 (ちゃおず)

鶴仙人の弟子で、天津飯を心から慕っている。頭は余り良くなく、天下一武道会に出場した際は、そこを突かれてクリリンに敗北した。天津飯が鶴仙人の元から離れた際、行動を同じくしている。様々な超能力を使いこなすが、途中から、力不足が否めなくなり、天津飯から戦力外通告を受けてしまう。 超能力の他にも、指先から気功波を放つ「どどん波」なども使える。

ヤジロベー

日本刀を武器とし、食欲が旺盛な地球人の少年。非常に打たれ強く、孫悟空と互角の戦いをしたこともある。また悟空を背中にしょってカリン塔を登りきっており、カリン様を感嘆させしめた。それ以来カリン塔に住み着き、悟空達に仙豆を届けるなどお使いをしている。実力はあるのだが、臆病の気もあり、強敵との戦いには参加したがらないものの、ここぞというところで仲間をサポートする。

ミスター・サタン (みすたーさたん)

格闘技世界チャンピオンであり、並みの武道家よりも強いが、孫悟空達と比べるとはるかに劣る。自分の実力に並々ならぬ自身を抱いており、自己顕示欲が非常に強い。セルが開催した「セルゲーム」に参加し、すぐ敗れてしまうも、悟空がセルと共に界王星へと行った後、テレビに向かって自分がセルを倒したと宣言してしまい、地球を救った英雄として祭り上げられてしまう。 魔人ブウが復活した際、最初は毒物を仕込んだり、隙を作って殺そうとしたが、ブウの純粋さに気が付き、改心させている。

亀仙人 (かめせんにん)

かつては世界最強の格闘家だった、孫悟空やクリリンの師匠。高い実力を有しており、かめはめ波で月をも破壊した。非常にスケベな性格だが、人望も厚く、多くの弟子たちが実力で越してなお、敬意を払っている。悟空とクリリンが天下一武道会に初出場した際には、優勝して慢心するのを防ぐために、「ジャッキー・チュン」という偽名を使って出場した。 次の大会で、同じ偽名を使って参加するも、天津飯との戦いで若い世代の可能性を見出して棄権する。弟子たちが成長してから戦闘に参加することはなくなり、戦いを見守るようになった。かめはめ波を編み出した人物でもある。

ランチ

二重人格で、くしゃみによっておとなしい人格と凶暴な人格が入れ替わってしまう女性。孫悟空とクリリンが、亀仙人の元で修行をする時、亀仙人が突きつけた条件に則って連れてきた。人格が入れ替わっている時、表に出ていない方の人格は意識が無いらしく、記憶の共有をしていない。天津飯の男らしさに惚れており、悟空がピッコロを倒して天下一武道会に優勝した後、天津飯の後を追っかけ、どこかへ消えてしまった。

ヤムチャ

荒野で盗賊をしていた青年。女性に免疫がなく、近くにいるだけで立っていられなくなるほどで、ドラゴンボールの話を聞いて、女性への免疫を得る為に、悟空たちの集めたドラゴンボールを横取りしようとした。その後、似たような願いを持つブルマと意気投合し、交際することになる。後に亀仙人に弟子入りしている。 素早い連続攻撃を繰り返す「狼牙風風拳」を得意としており、地球人の中では高い戦闘力を持つも、途中から戦いに付いて行けなくなってしまった。また、気の塊を自由自在に操作して攻撃する、「繰気弾」という大技も持つ。

ウーロン

変身能力を持ち、近隣の村への略奪を繰り返していたが、孫悟空に正体を見破られてしまう。先生の下着を盗んで幼稚園を追い出された過去もある、非常にスケベな性格。変身能力は未熟であり、五分しか変身を継続できない上に、その後に一分の休息を必要とする。機転が効くところもあり、奪われたドラゴンボールが悪用されそうになった時、相手の望みよりも速く望みを言うことで、地球の危機を救ったこともある。

プーアル

変身能力を持ち、ヤムチャに付き従い、全面的にサポートをしている。ウーロンとは幼稚園の同級生であるが、いじめられた経験があるため嫌っている。

桃白白 (たおぱいぱい)

法外な金銭を要求するが、依頼は絶対に遂行する、世界一の殺し屋。自らが投げた柱に飛び乗り空を飛ぶなど、人間離れた力を持っている。一度孫悟空に敗れるも、サイボーグとなり、更なる力を付けて復活。天下一武道会に臨むも、兄鶴仙人の弟子である天津飯によって破れてしまった。

ピッコロ大魔王 (ぴっころだいまおう)

過去に世界を恐怖のどん底に突き落とした、世界征服を企む大魔王。神様が、神になるために切り離した悪の心。永遠の若さを手に入れる為、ドラゴンボールを集めている。過去に出現した際、亀仙人の師匠によって封じられてしまったため武道家を強く警戒し、天下一武道会の参加者を皆殺しにしようとしている。 孫悟空によって倒された後、死の間際にピッコロを産み出し後を託した。

ナッパ

数少ないサイヤ人の生き残り。ベジータと共に行動することが多い。筋骨たくましい、スキンヘッドの男で、粗暴な性格。ピッコロや孫悟飯などを圧倒する力を持つが、界王様の元で修行をした孫悟空に歯が立たずに敗北。ベジータに助けを乞うも逆に殺されてしまう。自身の最高の技として、口から強力なエネルギー波を放つ。

ラディッツ

数少ないサイヤ人の生き残り。孫悟空の実兄。とある惑星を手に入れるために、弟の力を借りに地球にやってきたが、拒否され、戦うことになる。悟空とピッコロ相手に対等以上に戦うも、孫悟飯により生じた隙に悟空に拘束され、ピッコロのエネルギー波を受けて死亡した。サイヤ人の下級戦士であり、戦闘力はサイヤ人の中でも低く、弱点の尻尾を鍛えていないなど、未熟な面が強く目立った。

フリーザ

宇宙の帝王と恐れられる宇宙人。惑星を攻め滅ぼしては、売り払ったりコレクションをしており、残忍かつ卑劣な性格。ドラゴンボールの話を聞き、永遠の命を手に入れる為にナメック星へと侵攻した。圧倒的な戦闘力を持ち、ベジータやピッコロなどを倒すも、クリリンの死による怒りで超サイヤ人と化した孫悟空の前に倒される。 その後、サイボーグとなり地球に来襲するも未来から来たトランクスにより、一刀両断され死亡する。変身を重ねることで戦闘力を高めることができ、それにしたがって口調も変化していく。

ドドリア

フリーザの側近。丸々とした巨体をもっており、単純尚且つ粗暴な性格をしている。腕っ節には自信があったが、ザーボンを倒した後のベジータの前に敗北。フリーザの情報を与えて命乞いを図るも殺されてしまった。

ザーボン

フリーザの側近。中性的な顔立ちをしており、美を好みナルシスト気味。変身をすることで大幅に強くなるが、変身後の醜い姿を嫌っているため、多用したがらない。

ギニュー

フリーザの部下。ギニュー特選隊の隊長。フリーザを尊敬しており、命令には絶対に服従するが、孫悟空との戦いではサポートした部下のジースを叱責、戦いを楽しむ姿勢を見せた。高い戦闘能力も然ることながら、自分と相手の体を入れ替える「ボディチェンジ」という能力を持っており、悟空が高い戦闘能力を持っていると知ると体を手に入れようとした。 しかし、その後「ボディチェンジ」を多用しすぎたせいで、挙句カエルの体に宿ってしまる。

セル

ドクターゲロが使っていたコンピュータにより、戦闘の達人達の細胞を集めて作り出された人造人間。有機体のみで作られた人工生命体であり、産まれたばかりのころは虫のような体をしていた。完全体となり、より強い力を得るため人造人間17号と人造人間18号を吸収しようと未来からやってきた。 人間の生体エネルギーを吸収することで、パワーアップする。ピッコロの細胞も含んでいるため、再生能力をも持ち合わせる他、かめはめ波や太陽拳等の技も使いこなす。完全体となった後は、自分一人対多数の武道大会「セルゲーム」の開催を宣言。孫悟飯に興味を持ち、怒らせて真の力を引き出させようと手を尽くした。その試みは成功するも、目覚めた悟飯の強大な力によって倒された。

人造人間16号 (じんぞうにんげんじゅうろくごう)

ドクターゲロによって作り出された人造人間。人造人間17号や人造人間18号と異なり、機械のみで構成されている。17号や18号を凌ぐ強さを持っているが、戦いを好まず、自然を愛する穏やかな性格。しかし、セルを前にして戦うことを決意。互角の戦いを見せるも、17号を吸収したセルの前に押し切られてしまう。 その後、「セルゲーム」にて自らの体内に仕込まれた爆弾を使って、セルもろとも自爆しようとするが、既に取り除かれていたため不発、セルによって壊されてしまう。しかし、死の間際に孫悟飯へしたアドバイスが、悟飯が超サイヤ人へとなる切っ掛けとなった。両腕はロケットパンチとして発射することが出来るほか、外した腕からエネルギー波を放つ必殺技、「ヘルズフラッシュ」を使用する。

人造人間17号 (じんぞうにんげんじゅうななごう)

ドクターゲロによって作り出された人造人間。首にスカーフを巻いた、優男風の少年。無尽蔵なエネルギーを体内に持っている。自らと姉の人造人間18号を人造人間へと変えたドクターゲロを恨んでおり、隙を突いて殺害する。確たる行動理由を持たず、とりあえず孫悟空を殺すことを目的としているが、その後のことは考えていない。 油断をしていたせいで、一時セルによって吸収されてしまうも、その後無事助けだされており、魔人ブウに対して悟空が元気玉を打つ際は進んで力を渡している。

人造人間18号 (じんぞうにんげんじゅうはちごう)

ドクターゲロによって作り出された人造人間。金色の髪の毛を持つ女性。人造人間17号の双子の姉。当初は17号と共に孫悟空を殺そうとするも、セルが現れると今度は追われる側になった。一度はセルに吸収されるも、孫悟飯との戦いの際に吐出されたため、無事生還。後にクリリンと結ばれ、子供を設けている。 やや高飛車で、金銭面にがめついところがある。

ドクター・ゲロ (どくたーげろ)

元レッドリボン軍の科学者。人造人間の生みの親であり、また自らも永遠の命を求めて人造人間となる。全ては過去にレッドリボン軍を崩壊させた孫悟空への恨みを晴らすためであり、そのため人造人間達に孫悟空を殺す様にインプットしている。しかし、人造人間へと変化させてしまった人造人間17号と人造人間18号からの恨みを買ってしまい、殺害される。

魔人ブウ【善】 (まじんぶう)

遥か昔に、魔導師ビビディによって作られた怪物。生物に恐怖を抱かせるためだけに生み出された。あまりにも凶暴なためビビディにより封印され、必要な時に封印を解かれるようにされてしまった。その後ビビディは殺されてしまうも、その息子バビディにより封印を解かれて復活した。当たった相手をあらゆるものに変化させる光線を放つことができ、人間を好物のお菓子に変化させて。 性格は非常に純粋であり、復活した当初こそ殺人を楽しいものとして虐殺を繰り返していたが、ミスター・サタンや瀕死の子犬と出会い、考えを改めて人を殺さないと誓った。しかし、その直後子犬が心ない者達によって殺され、その怒りから悪の部分が分離してしまった。

魔人ブウ【悪】 (まじんぶう)

怒りによって魔人ブウ(善)から悪の心が飛び出た姿。元の太めの体型に比べてスマートな体型。後に魔人ブウ(善)を取り込み成長し、一瞬にして地球上のほとんどの人間を殺してしまうなど、ケタ外れの力となる。その後孫悟空とベジータが合体したベジットに敗北し、体内の魔人ブウ(善)を引きはがされてしまう。

バビディ

魔人ブウを生み出した魔導師、ビビディの子供。非力だが、様々な魔法を使う。ブウを復活させるために、魔法を使って、天下一武道会の参加者からエネルギーを奪っていった。ブウ復活後は、封印の呪文を盾に取り、ブウを操っていたが、不意をつかれて殺されてしまう。子供っぽく、わがままな性格をしており、気に入らないものは全て破壊しようとする。

ダーブラ

暗黒魔界の王。魔界で一番の力を持っているが、悪の心が強いためバビディに心を支配され、彼の忠実な側近になってしまう。触れた相手を石化させるツバを吐く。封印を解かれたばかりの魔人ブウの力を疑問視し、侮っていたが、そのことに怒ったブウにより目を潰されてしまう。バビディに、ブウの危険性を伝えるも無視され、ブウを殺そうとするが返り討ちにあってしまう。

孫悟飯【育ての親】 (そんごはん)

あらゆる武術の達人で名が知られている武闘家。サイヤ人によって送られた赤子の孫悟空を拾い、武術を教えながら育て上げた。満月の夜に大猿と化した悟空によって踏み殺されてしまうも、悟空のことは恨んでおらず、最後まで心配していた。

カリン様 (かりんさま)

カリン塔の最上階に住む齢800歳を超える仙猫。人の心を読む力を持っている。高いカリン塔から下界を見ているため、情勢にも詳しい。超神水の守り手であり、力を求める者に修行をつけている。

ビーデル

ミスター・サタンの娘であり、孫悟飯の高校の同級生。グレートサイヤマンの正体が悟飯であるといち早く見抜いていた。その後悟飯に教えを請い、気を使って空中浮遊する舞空術を身に付けた。悟飯とは後に結婚し、娘も設けている。

チチ

牛魔王の娘。おてんばだが、純粋な心の持ち主。牛魔王の依頼で自分を探しに来た孫悟空を運命の人と定め、悟空がよく理解してないままに嫁に迎えにこさせることを約束させた。数年後、天下一武道会で悟空と再会、対戦をする。結婚の意味すら知らず、約束も忘れていた悟空に怒るも、悟空が承諾したため結ばれることとなる。 息子孫悟飯が産まれてからはやんちゃな性格は抑えられ、教育ママへと変身した。

牛魔王 (ぎゅうまおう)

フライパン山を住処とし、教科書に悪魔の帝王と書かれているほどの有名人。亀仙人の二番弟子であり、孫悟飯とは旧知の仲。己の宝を守るために人を殺したりもしていたが、亀仙人に注意され改心した。

占いババ (うらないばば)

亀仙人の実姉。百発百中の占いをする老婆。水晶玉に乗り、宙に浮いている。金と試合観戦を好み、占いの際にはそのどちらかを要求する。しかし、代金は高額であり、試合は勝たなければいけない。自在にこの世とあの世を行き来することも出来、一日限定だが死者を呼んでくることもできる。

界王 (かいおう)

全銀河中、北の銀河を統括する存在。海王星で猿のバブルスと暮らしている。ギャグを好み、よくダジャレを飛ばす。孫悟空が一度死んだ時に修行を付けており、元気玉と界王拳を伝授している。その後も悟空達のことを手厚くサポートする。セルが自爆する際、悟空が適当な場所として界王星を選んだため、爆発に巻き込まれて死亡。 しかし、もともとあの世に住んでいたため、生前と変わらぬ生活を続けている。

神様 (かみさま)

カリン塔の遥か上空に位置する神殿にいる地球の神様。ナメック星人。かつては武道家だったが、神の存在を知り後継者になろうとし、そのために心の悪しき部分を追い出して神となった。悪しき部分がピッコロ大魔王となり、地上の人々が苦しんでいると聞いて心を痛めている。人々の希望と勇気のため、地球のドラゴンボールと神龍を作った。 後に地球の脅威を打ち払うため、ピッコロと融合した。

神龍 (しぇんろん)

どんな願いでも叶えると言われている龍。同じ願いも叶えることが出来ない、神様によって作られているため、神様の力を超える願いは叶えられない、など幾つかの制約も存在する。一時ピッコロ大魔王によって壊されてしまうも神様と、ミスター・ポポの手によって復活している。

デンデ

ナメック星人の子供。高い治癒脳力を持つ。フリーザがナメック星に侵略してきた際、孫悟飯に命を助けられ、協力するようになる。ピッコロが神様と融合した後は、新しい地球の神様となった。高い才能を持ち、ドラゴンボールを復活させた際には、願いを二つ叶えることを可能にしている。

ミスター・ポポ (みすたーぽぽ)

神様に仕える付き人。真っ黒な全身に丸い目、頭にターバンを巻いている。神様のことをいたく尊敬しており、一度死んだ神様が復活した際には涙を流して喜んだ。デンデが地球の神様として神殿にいるようになった後は、彼のことをサポートしている。

東の界王神

界王を統べる大界王のさらに上位の存在。東西南北の4つの方位にそれぞれ一人ずつ界王神がいた。500万年前の戦いで、東の界王神以外の界王神と大界王は魔人ブウ【善】に吸収されてしまっている。

老界王神

東の界王神の15代前の祖先にあたる界王神。大界王神とも呼ばれる。

閻魔大王

死者の魂がたどりつく「あの世」を司る力を持ち、死者を裁いている。神様より上位の存在で、界王神の弟子。

パン

孫悟飯とビーデルの長女。サイヤ人クオーター。幼いながら優れた格闘センスを持つ。

鶴仙人

亀仙人の同門のライバルだった格闘家。桃白白の兄。天津飯、餃子の師匠。

ブラ

べジータとブルマの次女。トランクス(現在)の妹。戦闘能力等は未知数。

サイヤ人ハーフ

サイヤ人と地球人のハーフ。純粋なサイヤ人よりも潜在的な戦闘能力が高いとされている。

サイヤ人クオーター

サイヤ人ハーフと地球人の間に生まれた子供。潜在的戦闘能力は非常に高いとされている。

集団・組織

レッドリボン軍 (れっどりぼんぐん)

『ドラゴンボール』に登場する組織。首領の「レッド総帥」を筆頭に、色の名前が付いた幹部が揃っている。強力な兵器と高い技術力を持って世界征服を企み、「世界最悪の軍隊」として悪名高い。

サイヤ人 (さいやじん)

『ドラゴンボール』に登場する種族。惑星ベジータを住処としていた戦闘民族。環境の良い惑星を探して、先住民を絶滅させ、異星人に高値で売る商売を生業としている。猿のようなしっぽを生やしており、満月を見ると大猿と化し戦闘力が大幅に上昇する。尻尾は、握られると力が入らなくなる弱点だが、鍛えることで克服することが可能、また切られてしまうと大猿への変化が出来なくなる。 少数民族であり、絶対数が少ない、好戦的で凶暴、残忍な人種。フリーザに存在を危険視され、一握りだけを残して滅ぼされてしまった。

ナメック星人 (なめっくせいじん)

『ドラゴンボール』に登場する種族。ナメック星に住む民族。頭に触覚のようなものを生やし、黄緑色の体をしている。龍族と戦士型に分別でき、龍族は物を作り出す特殊な力を持ち、戦士型は高い戦闘能力で龍族や星を守ると役割が分かれている。性別は存在しなく、龍族が口から卵を産み落とすことで子孫を増やす。ドラゴンボールを作り出す力も持ち、そのせいでフリーザの侵略を受けてしまい、星は爆破されてしまう。 その後、新しい住処を見つけるまでは、一時期地球に滞在していた。

ギニュー特選隊 (ぎにゅーとくせんたい)

『ドラゴンボール』に登場する部隊。ギニューをリーダーとした、フリーザの配下。「スペシャルファイティングポーズ」という、独特なポーズを考案したりとアクの強さが目立つが、五人それぞれが卓越した能力を持ち、フリーザからの信頼も厚い。

フリーザ一味

『ドラゴンボール』に登場する組織。フリーザが率いる、宇宙征服を企む集団。全宇宙から選りすぐりの戦士を集め、数々の惑星を侵略してきた。

バビディ一味

『ドラゴンボール』に登場する悪の組織。魔導師バビディが率いている。暗黒の世界をもたらすため、破壊の限りを尽くそうとしている。

場所

ナメック星 (なめっくせい)

『ドラゴンボール』に登場する地名。ナメック星人が暮らす星。空気や重力は地球のそれととても似ているが、複数の恒星の周りを回っているために夜が存在しない。ドラゴンボールを求めてやってきたフリーザの侵略を受け、その後フリーザと孫悟空との戦いの末に破壊されてしまう。

カリン塔 (かりんとう)

『ドラゴンボール』に登場する塔。仙描カリン様が住む、遥か上空まで伸びる塔。昇りつめた者はその力を数倍に上昇できると言われている。また、その頂上から神様がいる神殿まで行くことが出来る。

界王星 (かいおうせい)

『ドラゴンボール』に登場する地名。界王様が住む、小さな星。地球の十倍の重力がある。星を一周するように道路が敷かれており、ドライブも出来るようになっている。

精神と時の部屋 (せいしんとときのへや)

『ドラゴンボール』に登場する空間。時間の進み方が部屋の外と異なり、部屋の中の1年が外界の1日に相当する。地球ほどの広さを持つ空間で、酸素量は平地の四分の一、重力は地球の十倍ほどと過酷な環境になっている。一人の人間が一生で入っていられる時間は二日が限度であり、それを越すと入り口が消えて閉じ込められてしまう。また、同時に入れるのも原則として二人までである。

天界

地球とは別次元に存在する世界。生物の生き死にやその法則などを管理しているとされる、神様が住む神殿、閻魔大王が住むあの世、界王が住む界王星、界王神たちが住む界王神界などの世界の総称。普通の人間は、死ぬことでしかこの世界に行くことはできない。

イベント・出来事

天下一武道会 (てんかいちぶどうかい)

『ドラゴンボール』に登場する大会。五年に一度、国中から武術の達人を集め、天下一の武闘家を決める大会。参加者を予選で八名まで絞り、本戦を行う。時間無制限の一本勝負であり、降参するか、試合場から落ちるか、十カウントダウンで負けとみなされる。目潰しや急所への攻撃、武器等の使用は反則行為となっている。

その他キーワード

ドラゴンボール

全部で七つ有り、全て集めると、神龍が現れどんな願いでも叶えてくれる秘宝。一度神龍を呼び出すと一年間はただの石になってしまい、どこかへ飛んで行く。ボールの中心に、それぞれ一粒から七粒までの星が入っている。

ドラゴンレーダー

ブルマが発明した、ドラゴンボールの位置を把握する機械。超高度な技術で作られており、また特殊な部品を使っているため複製も出来ない。

ホイポイカプセル

小型のカプセルだが、中に乗り物や仮設住宅など様々な物を収納できるほか、水などの液体の運搬にも使える。ブルマの父親、ブリーフ博士が発明したもの。

筋斗雲 (きんとうん)

心の綺麗な者だけが乗ることが出来る雲で、乗り手の意のままに動く。カリン塔頂上付近に巨大な筋斗雲が存在する。

如意棒 (にょいぼう)

持ち主の意のままに伸縮する棒。孫悟空が、育ての親、孫悟飯より渡され所持している。カリン塔から神様のいる神殿まで行くのに必要な道具。

超神水 (ちょうしんすい)

コップ一杯飲んだ者の潜在能力を強制的に引き出す水だが、猛毒。大昔から伝承されているもので、毒に打ち勝つ者のみが力を手に入れることが出来るというが、過去に飲んだものは全員死亡している。また、潜在能力を引き出すものなので、既に修行を重ねて限界へと達しているものが更なる力を付けることはない。

仙豆 (せんず)

『ドラゴンボール』に登場する食べ物。食べると十日は満腹感が続く不思議な豆。癒しの力もあり、怪我をした者、疲れた物が口にすればたちどころに全快する。カリン様が育てているが、収穫量は非常に少ない。

スカウター

頭部に装着する片眼鏡のような形状をしており、相手の戦闘力を数値化して見ることが出来る。あまりにも相手の戦闘力が高いと測定不能となり、爆発する危険性もある。通信機能も備えており、地球と宇宙との交信も可能。

ポタラ

界王神に代々伝わっているイヤリング。二人の人間が片耳ずつ装着することで合体、凄まじい力を手にすることが出来る。ただし、一度合体してしまったら二度と分離出来ないというデメリットも持つ。

かめはめ波 (かめはめは)

『ドラゴンボール』に登場する技。体内のエネルギーを両手に集めて放つ技。亀仙人が五十年かけて編み出した大技であり、月すら破壊する威力を持つ。修行を積めば片手から発射した、足でも発射したりと、シンプル故に応用の幅が非常に広い。孫悟空や孫悟飯、孫悟天の得意技。

元気玉 (げんきだま)

『ドラゴンボール』に登場する技。両腕を高く掲げ、動植物を始め、あらゆるものからエネルギーを集め、巨大な玉を作って相手に放つ技。エネルギーを貯めるのに時間がかかり隙も大きいが、非常に強力。界王様が編み出し、孫悟空が伝授されている。

フュージョン

『ドラゴンボール』に登場する技。ある二人の力や体の大きさが極めて近い場合にのみ可能な合体技。両者の気をまったく同じにした後、特定のポーズを取ることで完成する。三十分程しか持たず、それ以上経過すると自動的に合体が解けてしまうが、凄まじい戦闘力を手にすることが出来る。同じような体格と、力を持った孫悟天とトランクスが使用し、「ゴテンクス」となった。

界王拳 (かいおうけん)

『ドラゴンボール』に登場する技。体中の全ての気をコントロールし、瞬間的に増幅させることで戦闘力を上げる技。非常に強力な技だが、コントロールに失敗すると、使用者の身を壊すことにも繋がる危険性もある。孫悟空が界王様から教えられた技。

超サイヤ人 (すーぱーさいやじん)

『ドラゴンボール』に登場する用語。サイヤ人が戦闘力上昇のために変身した姿。伝説の存在と言われており、1000年に一度現れるとされていた。黒髪であるはずのサイヤ人の髪の毛が金色になり、また黄金のオーラを纏うようになる。高い戦闘能力を持ち合わせる者が変身でき、通常の約五十倍もの戦闘力を手に入れられる。

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アニメ

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書誌情報

ドラゴンボール 全42巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(1985-09-10発行、 978-4088518312)

第42巻

(1995-08-04発行、 978-4088510903)

DRAGON BALL 完全版 全34巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2002-12-04発行、 978-4088734446)

第34巻

(2004-04-02発行、 978-4088734774)

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