概要・あらすじ
住所不定無職のマイナーな神夜トは、自らの社を建てるため5円の賽銭で何でも請け負うデリバリーゴッドを名乗る。ある仕事で夜トが交通事故に遭いそうになった時、壱岐ひよりに助けられる。彼女はそのせいで魂が抜けやすい半妖になってしまい、体質を治してもらうために夜トにつきまとう。
登場人物・キャラクター
夜ト (やと)
れっきとした八百万の神だが、自らを祀る社すら持たないマイナーな神。多くの信者に崇められるのを夢見て、5円の賽銭で人助けをするデリバリーゴッドを名乗る。あらゆるものを斬る力を持つ武神であり、半妖の少女壱岐ひより、神が使う道具神器となった少年雪音とともに、人間に害を及ぼす妖と戦う。
壱岐 ひより (いき ひより)
交通事故に遭いそうになっている夜トを助けた際、自分が事故に遭ってしまい、命は助かったが半妖となり、幽体離脱しやすい体質になってしまう。その後夜トに半妖の体質を治して欲しいと依頼し、以後夜トにつきまとう。
雪音 (ゆきね)
少年のうちに命を落とし、死霊として漂っていたところを、夜トが拾い神器とした。年齢なりのわがままな性格で、主の夜トに対しても反抗的な態度を取る。神器としては白銀の刀の形状を取る。
エビス小福 (えびすこふく)
夜トと同じく神で、可愛らしい女性の姿をしている。七福神の1人、恵比寿を名乗っているが、本性は貧乏神。夜トの彼女だと公言しているものの、実際には夜トに上手くたかられている。
その他キーワード
神器 (しんき)
『ノラガミ』に登場する武具の総称。神が死霊を見定め、武具として扱えるようにしたもの。普段の姿は人間と変わらないが、神の呼びかけに応じて武具へと変化する。どのような姿の武具になるかは、本人と仕える神によって異なる。
神 (かみ)
『ノラガミ』に登場する概念的存在。人々の願いから生じ、神器や妖の攻撃でしか死ぬことはない。もし死んだとしても、人々からの信仰が厚い神は何度でも復活できる。しかし夜トのように人から忘れ去られた無名の神は、死ぬと消滅する危険性がある。