概要・あらすじ
文明が崩壊し、関東地方が砂漠に覆われて数世紀。人類は大幅に数を減らしてもまったくこりず、欲望にかられたもめごとを個人でも集団でも続けていた。そんな世の中で知名度を上げてきたのが、金と女のためなら何でも請け負う便利屋、砂ぼうずこと水野灌太。
依頼遂行のためなら人を陥れるのもおかまいなしの辣腕ぶりに各所で恨みをかいながら、今日も砂ぼうずは弟子の少女小砂と共にしぶとく生き抜いていくのだった。
登場人物・キャラクター
水野 灌太 (みずの かんた)
砂漠の便利屋。17歳。狡猾で卑劣な仕事のやり口で人の恨みをかいやすいが全く気にとめない、図太い神経の持ち主。巨乳に弱く、好みの女がからむと普段のズル賢さが鈍ってだまされることがしばしばある。戦闘時には散弾銃とリボルバー式の拳銃を主武器にするほか、ウィンチなどの装置や身代わり人形を活用し、敵を翻弄する。
小泉 太湖 (こいずみ たいこ)
14歳。砂ぼうずの図太い生き方に憧れ、弟子入りした少女。夢は関東で一番の凄腕かつ巨乳美人な女性になること。スナイパーの素質があり、便利屋としての能力も少しずつ上がっていくが体型はなかなか理想に近づずコンプレックスになっている。
朝霧 純子 (あさぎり じゅんこ)
砂ぼうずとは時に商売敵、また時には仕事仲間にもなる女。色仕掛けで男を利用しつくして砂漠を生き抜いている。厄介な仕事に砂ぼうずを巻き込み、苦労させているすきに自分だけ利益を得ることがしばしばある。
雨蜘蛛 (あまぐも)
借金取立て人。砂ぼうずとは仕事の上でたびたび戦闘になっているが、トラップを巡らせる細工重視の戦術が似通っているためなかなか勝負が決しないままになっている。SMプレイのような拷問を好む。 ライフルと自動拳銃のほか、いざという時の武器として毒と細密ワイヤーを持つ。
場所
関東大砂漠 (かんとうだいさばく)
数百年後の未来の日本で、戦争や環境異変によって灼熱の砂漠と化してしまった関東全域の名称。過去の文明の名残を使って上流階層の人々が生活する都市と、砂漠に点在する庶民の集落がある。現行の政治形態に抵抗し、民主政治の導入を求める反政府活動の機運が高まっている。
クレジット
原作
砂ぼうず (すなぼうず)
文明が崩壊したあとの関東大砂漠でたくましく生きる少年、砂ぼうず(水野灌太)が、次第に政府の主流派と反主流派の争いに巻き込まれ、それでも自らの信念に従って強く生きる姿を描く。SFアクション漫画。 関連ページ:砂ぼうず