マリア様がみてる 4thシーズン

マリア様がみてる 4thシーズン

「私立リリアン女学園」高等部に進学した主人公・福沢祐巳と、学園中の憧れの的「紅薔薇のつぼみ」・小笠原祥子を中心として、生徒会「山百合会」を舞台に繰り広げられる学園生活を描く。集英社・コバルト文庫の少女向け小説を原作にした作品。

正式名称
マリア様がみてる 4thシーズン
ふりがな
まりあさまがみてる ふぉーすしーずん
原作者
制作
スタジオディーン
監督
加藤敏幸
放送期間
2009年1月3日 〜 2009年3月28日
放送局
AT-X
話数
13話
ジャンル
青春
関連商品
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概要・あらすじ

主人公・福沢祐巳が、学園中の憧れの的「紅薔薇のつぼみ」こと小笠原祥子と「姉妹」になって1年が経った。祥子は「紅薔薇さま」に、祐巳自身も「紅薔薇のつぼみ」となり、そろそろ自分にも「妹」が出来てもいいかなという時期。

祐巳は、山百合会を手伝ってくれている1年生が気になっていた。

登場人物・キャラクター

福沢 祐巳 (ふくざわ ゆみ)

私立リリアン女学園高等部2年生で「紅薔薇のつぼみ」。幼稚舎からリリアンに通っているが、容姿・成績ともに突出するものがないため目立った存在ではなかった。感情が顔に出やすく、親しみやすい性質。 当時「紅薔薇のつぼみ」だった小笠原翔子に見初められ「姉妹」となった。父親は設計事務所の所長をしており、自分とそっくりな弟が一人花寺学院高校に通っている。

薔薇さま (ばらさま)

『マリア様がみてる 4thシーズン』に登場する、高等部生徒会「山百合会」の幹部のこと。生徒会長・副会長・書記・会計といった役職・役割を平等に分担・兼任する3人の生徒で、薔薇の学名を元にした称号「紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)」「白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)」「黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)」と呼び分けられる。

武嶋 蔦子 (たけしま つたこ)

私立リリアン女学園高等部2年生。写真部のエースで、女子高生を撮ることに命をかける。授業中以外はほぼカメラを手放さない。未だ「姉妹」となる存在は居ない。

藤堂 志摩子 (とうどう しまこ)

私立リリアン女学園高等部2年生で「白薔薇さま」。柔らかい外見に見合った大人しい性格だが、自分の意見をきちんと持っており、それを表に出す強さを持っている。1年生当時、3年生で「白薔薇さま」だった佐藤聖と「姉妹」であったため、2年生ながら「白薔薇さま」になっている。 仏像好きが縁で二条乃梨子と「姉妹」になった。

薬師寺 朋光 (やくしじ ともみつ)

花寺学院高校3年生。福沢祐麒の前の代の生徒会メンバーで生徒会顧問。薬師寺昌光は双子の兄にあたり、そろって大柄な体格をしている。通称として「月光」と呼ばれる。

薬師寺 昌光 (やくしじ あきみつ)

花寺学院高校3年生。福沢祐麒の前の代の生徒会メンバーで生徒会顧問。薬師寺朋光は双子の弟にあたり、そろって大柄な体格をしている。通称として「日光」と呼ばれる。

内藤 笙子 (ないとう しょうこ)

私立リリアン女学園高等部1年生。中等部時代に、高等部でバレンタインに行われたイベントに参加した経験を持つ。

有馬 菜々 (ありま なな)

私立リリアン女学園中等部3年生。剣道の試合で島津由乃と出会った。

島津 由乃 (しまづ よしの)

私立リリアン女学園高等部2年生で「黄薔薇のつぼみ」。当時「黄薔薇のつぼみ」であった支倉令の「姉妹」で、実際には従姉妹の関係である。生まれつき心臓が弱く病弱であった事から、思わず守りたくなるような存在だと周囲に認識されている。

細川 (ほそかわ)

細川可南子の父親。元全日本のバスケットボールプレイヤーで、中学時代まで娘である可南子にバスケットを教えていたが、現在はある理由から憎しみに近い感情を抱かれている。

山百合会 (やまゆりかい)

『マリア様がみてる 4thシーズン』における、高等部生徒会の名称。選挙で選ばれる幹部「薔薇さま」により運営され、薔薇さまの「妹」や「妹の妹」にあたる生徒が補佐している。「薔薇の館」に本部を置く。

二条 乃梨子 (にじょう のりこ)

私立リリアン女学園高等部1年生で「白薔薇のつぼみ」。趣味は仏像鑑賞で、それが原因で第一志望の高校を逃し、私立リリアン女学園に入学してきた。冷静な性格で頭の回転が早い一面を持つ。仏像好きが縁で藤堂志摩子と「姉妹」になり、1年生ながら「白薔薇のつぼみ」となった。

鳥居江 利子 (とりい えりこ)

私立リリアン女学園高等部の卒業生で元・「黄薔薇さま」。何事も難なくこなせてしまうため、普遍的な日常に飽きており、変わったものに興味を抱く傾向がある。在学中はリボンタイの結び方に定評があり、またヘアバンドをしているのが特徴。

福沢 祐麒 (ふくざわ ゆうき)

花寺学院高校2年生で、柏木優から引き継ぎ生徒会長を務めている。福沢祐巳の年子の弟だが、早生まれのため姉と同学年。容姿は姉弟でそっくりだが、姉よりしっかりした性格をしている。

柏木 優 (かしわぎ すぐる)

花寺学院高校の卒業生。元・生徒会長。小笠原祥子の従兄弟で、同時に婚約者の関係でもある。

山口 真美 (やまぐち まみ)

私立リリアン女学園高等部2年生。新聞部期待のライター。部長である築山美奈子とは「姉妹」。部長である美奈子よりもしっかりしている。

松平 瞳子 (まつだいら とうこ)

私立リリアン女学園高等部1年生。二条乃梨子や細川可南子のクラスメートで演劇部に所属している。生徒会「山百合会」に憧れ、遠縁にあたる「紅薔薇さま」こと小笠原祥子を慕って付いてまわる。 トレードマークは縦ロールの髪。

水野 蓉子

私立リリアン女学園高等部の卒業生で元・「紅薔薇さま」。小笠原祥子とは「姉妹」だった。落ちついた物腰の優等生で、その真面目な気質もあり、山百合会の中でも特に頼られるリーダー的な役割を持っていた。 祥子や祐巳の成長を願い、穏やかに見守っている。

支倉 令 (はせくら れい)

私立リリアン女学園高等部3年生で「黄薔薇さま」。「ミスター・リリアン」と呼ばれる程のボーイッシュな美しさを持つ。「妹」である島津由乃とは実際には従姉妹の関係で、自宅も隣接している。剣道道場を営む家に生まれ、剣道部のエースとして活躍する程の腕前を持つ。

私立リリアン (しりつりりあんじょがくえん)

『マリア様がみてる 4thシーズン』に登場する架空の学校。物語の舞台となる。東京都武蔵野市に位置する。創立明治34年。もとは華族の令嬢のためにつくられた、幼稚舎から大学までの一貫教育を行うカトリック系ミッションスクール。 大学は文学部と家政学部に分かれる。特有の「姉妹」という制度が存在し、高等部においては、同級生を「さん」、上級生を「さま」付けで呼び、挨拶の言葉は「ごきげんよう」が主に使われる。

細川 可南子 (ほそかわ かなこ)

私立リリアン女学園高等部1年生。高等部から私立リリアン女学園に入った。すらりとした長身を持っており、中学時代まではバスケットボールに打ち込んでいた。松平瞳子や二条乃梨子のクラスメートで、「紅薔薇のつぼみ」である福沢祐巳に妄信的な憧れを抱いている。 細川夕子の中学校時代の後輩。

細川 夕子 (ほそかわ ゆうこ)

細川可南子が姉のように慕っていた中学校時代の先輩で、かつてバスケ部でプロ選手になることを夢見ていた。

有栖川 金太郎 (ありすがわ きんたろう)

花寺学院高校2年生で、生徒会書記。自ら性別を間違えたと述べる程女性的な容姿を持ち、通称としてアリスと呼ばれている。

小笠原 祥子 (おがさわら さちこ)

私立リリアン女学園高等部3年生で「紅薔薇さま」。様々な店舗や施設を経営する小笠原グループの会長を祖父に持つお嬢さま。かなりの潔癖症で当初祐巳を呼び止めたのも制服の乱れが気にかかったからである。 高潔だが、お嬢様ならではの我が侭さと少々あまのじゃくな一面も持つ。また、家庭の事情により男嫌いである。自身が「紅薔薇のつぼみ」だった頃に福沢祐巳を見初め「姉妹」となった。

佐藤 聖 (さとう せい)

私立リリアン女学園高等部の卒業生で元・「白薔薇さま」。藤堂志摩子とは「姉妹」だった。色素の薄い日本人離れした容姿を持ち、明るく気さくな性格のため下級生からの人気も高い。福沢祐巳を気に入り、セクハラまがいのスキンシップを図るなどしてとても可愛がっている。

場所

薔薇の館 (ばらのやかた)

『マリア様がみてる 4thシーズン』において、高等部生徒会「山百合会」の本部として使われている建物。高等部の敷地内に位置し、木造の2階建てである。

その他キーワード

つぼみ

『マリア様がみてる 4thシーズン』において、生徒会幹部「薔薇さま」の「妹」を指す言葉。生徒会活動を補佐し、多くの場合そのまま次代の幹部に持ち上がるため、「次に咲く薔薇」という意味でこう呼ばれる。 「姉」にあたる薔薇さまの称号に対応して「紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)」「白薔薇のつぼみ(ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン)」「黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)」と呼び分けられる。

姉妹 (すーる)

『マリア様がみてる 4thシーズン』に登場する「私立リリアン女学園」の高等部特有の制度。清く正しい学園生活を受け継ぐため、上級生が下級生を指導する(躾ける)ためのもの。上級生からロザリオを渡し、下級生がそれを受け取ることで成立し、これを「姉妹の契りを交わす」と表現する。 上級生の側を「姉(グラン・スール)」または「お姉さま」、下級生の側を「妹(プティ・スール)」と呼ぶ。二人が連続した学年である必要は無く、3年生と1年生の「姉妹」も存在する。 一人の上級生に対して「妹」になれる下級生は一人きりであるため、契りを交わした二人は親しい間柄だと周囲から認識される。3年生が「妹の妹」である1年生に対して、自身を「おばあちゃん」と呼称する場合もある。

クレジット

原作

今野緒雪

キャラクター原案

ひびき玲音

監督

加藤敏幸

シリーズ構成

総作画監督

松島晃 , 森本浩文

音楽

片倉三起也

アニメーション制作

スタジオディーン

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