ラブライブ! School idol diary

第1巻

「μ's」として活動する高坂穂乃果達は、初めての撮影会を控えていた。矢澤にこの提案で、かわいく見えるポージングなどを学んで撮影会を迎えるが、平日の午後という事もありなかなか人がやって来ない。しかし、アイドル好きの小泉花陽の助言などもあり、次こそはたくさんの人に見てもらえるよう頑張る事を誓う。ある日、些細な事から穂乃果と園田海未が喧嘩を始めてしまうが、南ことりの機転により仲直りさせる事に成功する。これまで喧嘩した事がないことりは、何でも言い合える二人の関係を少しうらやましく感じるのだった。後日、練習に現れた西木野真姫が、医学部への進学のためにアイドル活動はさせないという父親の反対でμ'sの活動ができなくなってしまう、という。涙を流す彼女を見た海未は真姫の父親を説得するために会いに行く。

第2巻

国立音ノ木坂学院の音楽室に現れ、ピアノを弾く幽霊の楽曲を採譜するため、西木野真姫と矢澤にこは夜の音楽室に忍び込む。実は怖がりの真姫は、驚いた拍子ににこを置いて逃げてしまうが、勇気を出して戻ると、にこが一人涙を流していた。いつも元気な彼女の泣き顔を見て、真姫はいつの間にか恐怖心が消えている事に気づく。その後、「μ's」のメンバーは学校で合宿をする事になる。星空凛は歌声に誘われ屋上を訪れると、そこで東條希から、幼少の頃の話を聞き彼女の中の寂しさを感じとる。励ましてくれる凛に、希はかけがえのない仲間と出会えた事に喜び、いつか星空のもとでいっしょに歌いたいと凛に語り掛けるのだった。やがて迎えた学園祭で、μ'sは後夜祭で行われるフィーリングカップルに出場する事になった。だが、ハプニングにより参加者全員がμ'sメンバーになってしまう。そんな中、誰かがあぶれる事を恐れた小泉花陽は、空席を指名して失格になってしまう。

第3巻

年末が近づき、東條希は神社の境内の掃除をしていた。例年通り退屈な正月を迎えるのかと、ぼんやり考えていたが、高坂穂乃果に誘われ穂乃果の実家である和菓子店の手伝いをする事になる。穂乃果や南ことり達と共に和菓子作りの楽しさを覚えた希は、「μ's」の中で一番摑みどころのない性格の穂乃果に感謝するのだった。一方、家が裕福ではない事を知られたくない矢澤にこは、μ'sのメンバーにも家庭環境を隠していた。そんな中突然、穂乃果から連絡が入り、家に向かっているという。にこは急いで外に出て穂乃果を引き留めようとするが、そこに妹達が顔を出してしまう。焦るにこだったが、穂乃果が妹達が自分にそっくりでかわいいという言葉に喜び、アイドルとして大成すれば見栄っ張りな自分の性格も変われるのではないかと考え始める。ある日、絢瀬絵里は園田海未がラブレターをもらうところを目撃する。恋愛に疎い海未の相談に乗った絵里は、彼女に的確なアドバイスを送りつつも、純真な海未にそのままの彼女でいてほしいと願うのだった。

第4巻

西木野真姫はオリエンテーション委員の仕事について、昨年の担当者・高坂穂乃果からアドバイスを受ける事になった。いい加減な性格の穂乃果に話を聞く事に不安を覚える真姫だったが、生徒の事を考えた提案を聞くにつれ、穂乃果のいつもと違った一面を垣間見る。別に自分がすごいわけではないという穂乃果に対し、真姫はみんなの事を喜ばせようとする彼女への尊敬の念と、国立音ノ木坂学院に入学した事への喜びを嚙み締めるのだった。ある日、学校で身体測定が行われる事になり、矢澤にこはバストが1ミリも大きくなっていない事に焦りを感じていた。ひょんな事から自分と同じく胸が小さい星空凛と知り合い、2歳年下にもかかわらず胸の大きな小泉花陽の秘密を探るために行動を開始する。