十二国記

十二国記

講談社ホワイトハート文庫にて発刊された小野不由美の『十二国記』シリーズを元に作成されたアニメーション。現在もシリーズは続行されており、今回のアニメーション・全45話ではその中の4作と短編2本を組み合わせて作られている。

正式名称
十二国記
ふりがな
じゅうにこくき
原作者
制作
ぴえろ
監督
小林 常夫
放送期間
2002年4月9日 〜 2003年8月30日
放送局
NHK BS2
話数
45話
ジャンル
アドベンチャー
 
ファンタジー
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概要・あらすじ

ごく平凡な女子高生・中嶋陽子の目の前に、ケイキと名のる謎の青年が現れ、異世界・十二国へと連れられる。陽子は、妖魔と呼ばれる魔物に襲われながら、自分が何故この場所に連れてこられたのかを探り始める。

何もかもが違う世界の理りの中で、彼女は自分という存在を捜しあぐねる。裏切りと孤独、焦燥と不安が続く旅路で陽子楽俊という半獣の友を得る。ケイキの正体と自分の役割を知った時、陽子のこの異世界での本当の物語が始まるのだった。

登場人物・キャラクター

中島 陽子 (なかじま ようこ)

高校2年生。赤い髪の少女。先生や親からも信頼されている優等生。他人と違うことや目立つことを恐れており、学校や自宅でも自分の居場所が無いと感じていた。陽子の目の前に突然現れたケイキと名乗る存在に、異世界である十二国へ連れてこられる。 そこで突きつけられる残酷な異世界の現実に、陽子はとまどい苦しむ。そして彼女は何故自分がこの世界に連れてこられたのかを知り、その真実に向き合う決心をする。

六太 (ろくた)

十二国と日本の二つの世界を行き来出来る少年。その正体は雁国の麒麟。倭の時代に流されてそこで極貧の農民の子供として育つ。のちに十二国に帰還し雁国の麒麟として仕えている。 行動力があり好奇心あふれる存在。

祥瓊 (しょうけい)

芳国の峯王、仲韃の娘。圧政を引いた峯王が討たれ芳国を追放される。以前の華やかな身分を忘れられず、同じ年ごろの女性である景王に理不尽な恨みを持つようになる。

杉本 優香 (すぎもと ゆか)

中島陽子のクラスメイト。ファンタジー好きで自分の居場所を此処ではない何処かに求めている。クラスの中では浮いた存在となっている。陽子と共に十二国へ渡る。この世界が自分の求めていた世界だと信じ込み嬉々として動き始める。

浅野 郁也 (あさの いくや)

中島陽子の幼なじみで同級生。お調子者で明るく人当たりがよい。陽子や杉本優香と一緒に十二国Iに渡る。現代日本とは全く違う世界でとまどう陽子と、理想世界にいることに喜ぶ杉本優香との間で揺れ動いてしまう。 彼自身もこの異世界でどう過ごすのかを模索していくことになる。

景麒 (けいき)

突然中島陽子の前に現れた謎の人物。陽子を十二国へ連れていき、その後彼女とはぐれてしまう。その正体は十二国の中の慶国の麒麟と呼ばれる霊獣で、天の意志によってその国の王を選定する能力を持つ。

高里 要 (たかさと かなめ)

戴国の麒麟、泰麒として生まれる。生まれる前に蓬莱に流され現代日本で高里要として育つ。10歳の時に十二国の蓬山に帰還する。アニメ第15話から20話の「風の海 迷宮の岸」では主人公として登場する。

(すず)

明治20年代の日本の農村出身。奉公に出る途中に十二国に流されてくる。言葉も通じない世界で苦労し「この世の中で自分は一番不幸だ」と嘆くようになる。慶国の王である景王が自分と同じく十二国に流されてきた海客(かいきゃく)と知って、その不幸な境遇を救ってもらえると考える。

楽俊 (らくしゅん)

人の姿にもなれる半獣の青年。中島陽子が杉本優香や浅野郁也とはぐれて行き倒れていた所を助ける。母親と2人で貧しい暮らしをしている。とても温厚な性格で広い視野と強い意志を持つ。陽子を助けて巧国から雁国へ向かう。

尚隆 (しょうりゅう)

雁国へとやって来た中島陽子が、妖魔に襲われている所を助けた青年。その正体は雁国の延王。日本での名前は小松尚隆。戦国時代の瀬戸内海の海賊の一族だった。豪剣の使い手。 アニメ第41話から45話の「東の海神 西の滄海」では主人公として登場する。

クレジット

原作

監督

脚色

作画監督

田中比呂人

音楽

梁邦彦

アニメーション制作

ぴえろ

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