概要
とある国の王子ジーグフリードは、魔法使いのロットバルトの呪いによって白鳥に姿を変えられた王女オデットに出会った。オデットに惹かれたジーグフリードは、后選びの舞踏会へと招くが、それを知ったロードバルドは娘のオディールを差し向けた。
オデットに化けたオディールを見抜けなかったジーグフリードは永遠の愛を誓ってしまい、過ちを償うためにロードバルドと対決する。
登場人物・キャラクター
オデット
ある国の王女だったが、魔法使いのロードバルドに想いを寄せられ、それを拒否したために昼の間は白鳥に姿を変える呪いをかけられた。森の中で出会ったジーグフリードに心惹かれ、呪いを解く、真実の愛を誓い合う。
ロードバルド
夜になると人間の姿になる、魔力を持つフクロウの精。オデットを見初めて求愛するが拒否され、その国を滅ぼし、呪いをかけた。ジーグフリードにも罠を仕掛けて、翻弄する。
王妃 (おうひ)
ジーグフリードの母。夫の王亡き後、息子のジーグフリードを育てる。その成人式を祝う舞踏会を開き、后候補として近隣諸国の王女達を招いた。
マルガリータ
森に住むメスのリス。白鳥となったオデットを慕い、恋人のハンスと共にジーグフリードとの恋の手助けをする。
ジークフリード
とある国の王子。父王を亡くし、成人式の日に后を選んで王となる定めにある。オデットで出会って心惹かれ、后にしようと決めるが、ロードバルドとオディールの親娘によって邪魔される。
ハンス
森に住むオスのリス。マルガリータの恋人。オデットとジーグフリードを助けようとして、ロードバルトにガマガエルに姿を変えられてしまった。
アドルフ
ジーグフリードの家臣。湖畔で白鳥の姿をしたオデットを見掛けて、弓矢で仕留めようとするが、ロードバルドの魔力で石にされてしまった。
ベンノ
ジーグフリードの家臣。ロードバルドの魔力で石にされたアドルフを見て、白鳥の姿のオデットが魔法を使うと思い込んだ。
オディール
ロードバルドの娘。オデットに化けて、后選びの舞踏会にやってくるとジーグフリードに真実の愛を誓わせた。自分の求愛を拒否したジーグフリードを殺そうとする。
その他キーワード
ロードバルトの城 (ろーどばるとのしろ)
『世界名作童話 白鳥の湖』に登場する城。妖精ロードバルドが娘のオディールと共に暮らしている。幽閉されているオデットを救うために乗り込んだジーグフリードがロードバルドと戦った。