概要・あらすじ
白浜兼一は、正義感だけが取柄の普通の高校生。ヒロインとの出会いが彼を武術に導き、何度も死ねる常軌を逸した修行の果てに、武闘派不良集団ラグナレクと戦い、勝利するに至った。束の間の平穏を享受していたものの、ラグナレクを倒したケンイチには、次の敵が迫っていた。
ラグナレクが対抗しようとしていた勢力、YOMIが姿を現したのだ。大切な人を守りたい、その信念を胸に、さらに厳しさを増す修行に時々逃げ出しながらもケンイチは努力を続ける。
登場人物・キャラクター
白浜 ケンイチ (しらはま けんいち)
元いじめられっ子。園芸が趣味で平和主義者。ヒロインとの出逢いから、大切な人を守りたい、という強い意志を抱いてヒロインの実家である梁山泊に弟子入りをする。武術の才能は全くないと梁山泊の師匠たちに言われながらも、狂気じみた修行に明け暮れている。
風林寺 美羽 (ふうりんじ みう)
幼少時より祖父に師事しており、武術の腕前は弟子級の上位に相当する。達人たちの中で育ったため、常識外れで、天然気味。梁山泊の家計を管理している。
朝宮 龍斗 (あさみや りゅうと)
ケンイチの数少ない幼馴染。ラグナレク編でオーディンとしてケンイチと戦う。未完成の静動轟一を発動したため、後遺症で車椅子の生活を送っていたが、YOMIの幹部として登場する。師匠は闇の緒方一神斎。 幼少時のケンイチとの出来事をきっかけに、強さを求め続けた。
岬越寺 秋雨 (こうえつじ あきさめ)
岬越寺流柔術の達人で、哲学する柔術家の異名を持つ。また武術に限らず芸術、多国語、医学など、その才能は多岐にわたる。才能のないケンイチに危険な肉体改造や修行メニューを組み立てる。また香坂しぐれの名付け親でもある。
風林寺 隼人 (ふうりんじ はやと)
風林寺美羽の祖父。梁山泊の主で、その強さから、無敵超人と呼ばれる。ケンイチに若き頃の己を見出し、気に入っているが、祖父として美羽とのお付き合いには一応反対。二人に同時に話しかけ、二人に同時に別々の修行を付けることができるなど、その能力は達人級の名に恥じない。
馬 剣星 (ま けんせい)
原作版ではばけんせいである。あらゆる中国拳法の達人で、鳳凰武侠連盟という中国有数の武術組織の総帥であるが、飽きたと逃げ出して梁山泊にいるため、娘に追いかけられている。兄の馬槍月はケンイチの友であり、ライバルの谷本夏の師匠。
香坂 しぐれ (こうさか しぐれ)
香坂流武器術の達人で、梁山泊の中では唯一の武器遣い。剣と兵器の申し子、武器の申し子の異名があり、手に持ったものを全て武器として扱うことができる。梁山泊に来た当初は他人に隙を見せることを嫌っていたがケンイチが内弟子になってから徐々に克服している。 基本的に無表情。
谷本 夏 (たにもと なつ)
ラグナレク編ではハーミットとしてケンイチと戦うが、他の幹部に騙されたとして戦いを拒否。以降は静観を決める。ケンイチとの出逢いと戦いを経て、憎しみから解放されていく。師匠の馬槍月が行方不明だったため、YOMIからも離れていたが、師匠を探し出し、同時にYOMIの幹部として復帰する。 ケンイチの妹に自身の妹を重ねているため、完全な敵対者とはならない。
荒涼高校
ケンイチが通う高校。ロシアからの留学生や小学生の飛び級を受け入れる(いずれもYOMIの幹部)など、校風はリベラル。
逆鬼 至緒 (さかき しお)
喧嘩100段を称する無天拳独流空手の達人。ケンイチが梁山泊に来た当初は、弟子はとらないと相手にしなかったが、ケンイチのひたむきさに、いつの間にか熱心に教えるようになる。外国で危険な仕事に関わっていたこともあり、現在も警察内部から警護の依頼を受けている。
アパチャイ・ホパチャイ (あぱちゃいほぱちゃい)
ムエタイ、古式ムエタイの達人。裏ムエタイ界の死神と呼ばれており、スイッチが入ると力加減ができずに殺モードになるため、当初はケンイチに教えることを止められていた。心優しく、動物と会話することができる。
場所
梁山泊 (りょうざんぱく)
ヒロインの実家道場。門構えは大きく、道場と本邸、ケンイチが住み込んでいる離れと広い庭がある。庭には温泉が湧いている。武術を極めた達人、スポーツ化した武道になじめない豪傑達が住む。現在は達人六人とヒロイン、ケンイチ、そしてネズミが住んでいる。
クレジット
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