子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。

子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。

餅本もよの初商業連載作品。現代日本を舞台に、男嫌いのバツイチシングルマザーの楡原灯子と、女性にだらしない一方でハイスペックなイケメンの楠永雪が織りなすハートフルラブコメディ。コミックスマート「GANMA!」で2023年12月より連載。単行本はKADOKAWAより2024年8月22日に第1巻が刊行。2025年6月にはショートドラマ版『子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。』がGOKKO「POPCORN」にて配信。灯子を長谷川かすみ、雪を柴田龍之介が演じている。

正式名称
子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。
ふりがな
こづればついち さいごのこいはぬまでした
作者
ジャンル
ラブコメ
 
恋愛
レーベル
MFC(KADOKAWA)
巻数
既刊1巻
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年の差シングルマザーのラブコメディ

本作は、子育てに奮闘するシングルマザーと年下のイケメン大学生が繰り広げる、年の差恋愛ラブコメディ。仕事と育児に追われるシングルマザーの灯子は、夫との別れが原因で男性不信に陥り、「もう男には頼らない」と心を固く閉ざしていた。そんなある日、ひょんなことから大学生の雪と知り合う。軽薄そうで信用できない第一印象とは裏腹に、灯子はまるで沼にハマるかのように彼に惹かれていく。灯子が再び恋に目覚めていく様子が、心温まるホームドラマや日常コメディの要素を織り交ぜながら描かれる。

ハイスペックな年下クズ男×男嫌いのシングルマザー

介護で多忙な両親を頼れず、一人で仕事と育児に奮闘するシングルマザーの灯子。無理を重ねた末、ある日ついに過労で倒れてしまう。そんな灯子を救ったのは、となりに住む大学生の雪だった。彼は手際よく料理をこなし、灯子の一人娘の琴葉もすっかり懐くほど子供の扱いが上手で、さらに誰もが見惚れるほどのイケメンだが、彼は大学をサボりがちで、複数の女性に寄生して生きる“ヒモ同然のクズ男”だった。衝撃の事実を知った灯子は、お礼を渡した上で、二度とかかわらないと固く心に誓う。

警戒しながらも心の距離が縮まる

雪の優しさと、一人娘の琴葉が見せる屈託のない笑顔に触れるうちに、灯子の閉ざされた心は少しずつ癒されていく。ふだんは金欠でどこか頼りない雪だが、いざという時に見せる頼もしさに、灯子は次第に彼を放っておけない存在だと感じるようになる。そんなある日、家賃を滞納して部屋を追い出された雪が、一晩泊めてほしいと灯子の部屋を訪れる。徹夜明けで疲れ果てた雪を追い返すこともできず、灯子は仕方なく彼を受け入れる。翌朝、事態を説明するため大家のもとを訪れた灯子は、そこで驚くべき事実を知る。なんと大家は雪の同級生、天粕で、雪が住んでいる502号室は実は天粕の家であり、雪はただの居候に過ぎなかったのだ。

登場人物・キャラクター

楡原 灯子 (にれはら とうこ)

シングルマザーのOL。年齢は26歳。明るい茶髪をボブヘアにしている。離婚後、幼い一人娘の琴葉と共にマンションの501号室で暮らしている。過去の経験から男性不信に陥っており、仕事と育児に追われる日々の中で心の余裕を失い、最近では料理を焦がすなど家事の失敗も増えていた。ある日、となりに住む雪に助けられたことをきっかけに彼と知り合うが、灯子は彼を「女性にもお金にもだらしない」と誤解し、できるだけかかわらないようにしていた。しかし、灯子の心配をよそに娘の琴葉が雪に懐いてしまい、彼とかかわらざるを得なくなるが、彼の誠実な人柄を知り、頑なだった心に少しずつ変化が訪れる。

楠永 雪 (くすなが ゆき)

大学2年生の男子。灯子の隣室である502号室に住んでいる。黒髪のセミロングと顎のほくろが特徴的な、端正な顔立ちの青年。育児や料理を完璧にこなす「スパダリ」気質で、困っている人を見過ごせない優しさを持ち、無意識のうちに周囲を惹きつける不思議な魅力がある。一方で、大学にはほとんど顔を出さず、夜は酒や女性に溺れるなど私生活は謎に包まれている。現在の部屋も同級生の天粕の家に居候しており、金に困るとホストクラブの受付やタトゥーモデルといった怪しげなアルバイトで稼いでいるという噂もある。

書誌情報

子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。 1巻 KADOKAWA〈MFC〉

第1巻

(2024-08-22発行、978-4046838179)

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