概要・あらすじ
京都市伏見区に住む内気な中学生の伏見いなりは、川に落ちかけている白い子狐を助けた。いなりはその狐の主である宇迦之御魂神から恩返しとして他人に変身できる神通力を授かった。「いなり、こんこん、○○○にな~れ!
登場人物・キャラクター
伏見 いなり (ふしみ いなり)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の主人公。川辺で子狐のコンを助けた事から、様々な他人に変われる神通力(変身能力)を授かった中学2年生の少女。ただし、いなりが使う神通力は元の持ち主である宇迦之御魂神の力を激しく消耗させる。 少しドジな面があるが、性格は友達思いで純情。同じ学校の男子、丹波橋紅司に好意を抱いているが内気なために打ち明けられない。
三条 京子 (さんじょう けいこ)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。伏見いなりの幼馴染にして同級生。ボーイッシュではっきりした性格のため、いつもドジばかりのいなりの姿にヤキモキしている。丸太町ちか、いなりと仲良しでよく行動を共にしている。
大年神 (おおとしのかみ)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。宇迦之御魂神の美形の兄。極度のシスター・コンプレックスで妹を溺愛している。高校生の姿に化けて人間界に現れる事が出来る。
丸太町 ちか (まるたまち ちか)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。伏見いなりの同級生。眼鏡におさげ姿、やや小太りでオタク趣味がある。最初は墨染朱美に良い感情を抱いていなかったが、打ち解けてからは良き友人関係を築いた。
天照大御神 (あまてらすおおみかみ)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。度付き眼鏡をかけた中年婦人の外見だが、高天原を治める太陽の神。長い福耳が特徴。人間である伏見いなりに神通力を与えてしまった宇迦之御魂神を岩戸の中に封印するが、厳しいとはいえど決して物分りの悪い神ではない。
コン
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場キャラクター。伊奈里神社の神様、宇迦之御魂神に仕える白い子狐。言葉を話し、普通の人間からは姿が見えない。川に落ちかけていた所を伏見いなりに助けられた事から、宇迦之御魂神が感謝のしるしとしていなりに神通力を与えた。 普段は手のひらサイズの姿でいなりと共に行動している。油揚げが好物。
宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみ)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。京都の伊奈里神社の主神。俗に言うお稲荷様で、優雅で若い女性の姿で現れる。狐のコンを助けてもらったお礼に、伏見いなりに自分の神通力の一部を与える。 いなりが神通力を使うたびに激しく消耗してしまうが、心配をかけまいと事実を隠している。人間からは姿が見えないが、いなりとその兄、伏見燈日には目視できる。ゲームオタクの一面がある。
伏見 燈日 (ふしみ とうか)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。伏見いなりの兄で高校生。霊感が強く、普段から神社の神様の姿が目視できる。勉強は出来るほうだが、自作小説を自分のブログにUPするなど中二病的なところがある。
墨染 朱美 (すみぞの あけみ)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。伏見いなりの同級生。丹波橋紅司が所属するバスケットボール部のマネージャーを務める。中学校内のアイドル的存在で周囲の羨望を集めている美少女。いなりと親しくなった事から、三条京子や丸太町ちかと共に仲良しグループの輪に加わる。
丹波橋 紅司 (たんばばし こうじ)
『いなり、こんこん、恋いろは。』の登場人物。伏見いなりの同級生で、バスケットボール部に所属している人気者の男子。父親とは死別しているために母子家庭。しっかり者で優しい性格。
場所
伊奈里神社 (いなりじんじゃ)
『いなり、こんこん、恋いろは。』に登場する舞台。赤い鳥居が直線上に並び立つ、宇迦之御魂神が主神の神社。入り口には2つの狐の御神体がある。伏見いなりの家の近くにある架空の神社だが、京都市伏見区に実在する稲荷大社(旧名・稲荷神社)をモデルに描かれている。
クレジット
原作
いなり、こんこん、恋いろは。 (いなり こんこん こいいろは)
ひょんなことから、神様から変身能力を授かった女子中学生。彼女がその力と向き合いながら、意中の相手と絆を深めていく和風ラブコメディ。「ヤングエース」2010年8月号から2015年5月号にかけて連載された... 関連ページ:いなり、こんこん、恋いろは。