幼なじみになじみたい

幼なじみになじみたい

テレビアニメ化もされた『じいさんばあさん若返る』で知られる新挑限のデビュー作。実在の「弘前大学」を舞台に、幼なじみの富士見野大助と日野まつりの日常生活と、二人の恋模様を描いたラブコメディ。男勝りだったまつりの変化に戸惑う大助と、すっかり男らしくなった大助の雄姿にときめくまつりの関係性や、二人が暮らす青森の情景も見どころとなっている。KADOKAWA「月刊コミックフラッパー」2018年2月号から2020年1月号にかけて掲載の作品。

正式名称
幼なじみになじみたい
ふりがな
おさななじみになじみたい
作者
ジャンル
ラブコメ
 
日常
レーベル
MFコミックス フラッパーシリーズ(KADOKAWA)
巻数
全3巻完結
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男勝りだった幼なじみとの再会

幼い頃に過ごした青森にある、弘前大学の理工学部に進学した富士見野大助は、同じ大学の教育学部に進学した幼なじみの日野まつりと、久々に会う約束を交わしていた。小学校を卒業して以来、まつりとはメールのやり取りを続けていたが、実際に顔を合わせるのは久しぶりの大助は、男勝りなまつりとの思い出を回顧していた。そんな中、大助の前に一人のかわいい女子が現れ、校内を案内してほしいと頼まれる。まつりとの待ち合わせ時間まで少し余裕のあった大助は彼女に校内を案内するが、その女子こそがまつり本人だった。小学生時代とは似ても似つかない、まつりの美しく成長した姿に大助は困惑しながらも、彼女とのキャンパスライフに思いを馳せる。

大学生活の中で距離を縮める二人

大学で日野まつりと再会した富士見野大助は、自分の知る小学生時代のまつりとはあまりに違いすぎることに軽いショックを受ける。一方の彼女もまた、大助が小学生時代の自分との思い出を大切にしていたことを知り、違う学部でありながら同じ科目を履修したり、帰り際にデートに誘ったりするなど、小学生時代以上に親密な関係となる。その後しばらくは、昔の思い出を大切にするあまり互いに友情以上の感情を抱けずにいたが、大助は男らしい頼もしさを見せ、まつりも女性らしいしとやかな一面を見せるようになり、やがて互いに異性として意識するようになる。

青森県の魅力を発信

本作は作者の新挑限が弘前大学に通っていた頃に発表した作品で、同大学の学生や弘前市民になじみのある「青森」要素が随所に盛り込まれている。富士見野大助と日野まつりがねぶた祭りに参加するシーンでは、舞台となるニコニコ通りや、青森から弘前に通じる奥羽本線の内部が忠実に描写されているなど、青森県の魅力を知ることができる。また単行本のおまけページでは、登場人物の一人である大光寺紅葉による青森・弘前関連のコラムが掲載されている。

登場人物・キャラクター

富士見野 大助 (ふじみの だいすけ)

弘前大学の理工学部に通う1年生の男子。小学生の頃は気弱な性格で、ガキ大将的な存在だった日野まつりの奔放さに困惑していた。小学校を引っ越してからはまつりと会っていなかったが、いつまでも弱いままではいられないと考え、ボクシングジムに通って体を鍛え続けていた。まつりとは別の中学、高校に通うことになるが、メールのやり取りは続けていた。そして、同じ弘前大学に進学したことで再び行動を共にするようになり、やがて親密な関係になる。だが生真面目な性格は小学校時代から変わらず、まつりが自由勝手な行動を取ると鋭いツッコミを入れることが多い。

日野 まつり (ひの まつり)

弘前大学の教育学部に通う1年生の女子。小学校の頃は男勝りな性格でケンカも強く、富士見野大助のお菓子を奪ったりして彼を尻に敷いていた。一方で大助が困ったときは身を挺して守っていたため、彼からは現在も大切な人と認識されている。小学校卒業後は大助と違う学校に通うことになり、しばらくのあいだ顔を合わせていなかった。しかし同じ弘前大学への進学を機に、再び交流を持つようになり、お互いの容姿の変化に戸惑いながらも親密な関係を築いていく。また小学校時代からのガサツな一面は変わらず、勉学に手を抜くために大助に説教されることもある。

書誌情報

幼なじみになじみたい 全3巻 KADOKAWA〈MFコミックス フラッパーシリーズ〉

第1巻

(2018-08-22発行、 978-4040650531)

第2巻

(2019-05-23発行、 978-4040655741)

第3巻

(2020-01-23発行、 978-4040642147)

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