概要・あらすじ
東京から1000キロほど離れた孤島、比南島に生まれた磯谷千秋と浜風しろね。二人は島を離れ、寮のある東京の高校へ進学する。千秋にとって、美人で性格も明るいしろねは、幼なじみであると同時に憧れの存在。しかし、小柄で臆病な自分とは、高校生活を通して疎遠になるだろうと考え、千秋は少し寂しく思っているのだった。ところが入学後の夜、男子寮の千秋の部屋をしろねが突然訪れる。困惑する千秋に対してしろねは、自分は比南島の土地神、ヒナミノガミだと説明する。実体を持たないヒナミノガミは、比南島の森に住んでいたが、島の開発によって住む場所を追われ、しろねに憑依していた。その事で人間を恨むようになったヒナミノガミは、しろねの体を使って自分の子供を増やし、復讐しようと企んでいるのだった。そしてヒナミノガミから子作りを迫られる千秋だったが、すぐにしろねが目を覚ました事で事なきを得るのだった。しかしその日以来、しろねが眠っている間には、ヒナミノガミは積極的に関係を迫ってくる。さらには、二人の様子を恋愛関係だと勘違いした同級生の風晴桃なども巻き込んで、千秋としろねの奇妙な高校生活が始まるのだった。