概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
弓塚 いろは (ゆみづか いろは)
天ヶ原高校に通う1年生の女子。長い栗色の髪をポニーテールにまとめている。年齢は15歳。清楚(せいそ)で礼儀正しく、細やかな心遣いもできる大和(やまと)なでしこで、所作のひとつひとつが美しい。弓道の宗家の娘で、小学生の頃から弓道に打ち込んでおり、中学校時代は弓道の全国大会で優勝を飾っている。「天高の弓姫」の異名を持つ。一見すると近寄りがたく、一分のスキもない完璧な女性に見えるが、弓道一筋で射法の反復練習を数万回と続けてきたことが仇(あだ)となり、物事の手順が一つでも狂うと途端に心が乱れてしまうという弱点を抱えている。その弱点を隠して学園生活を送っていたが、放課後に一人での練習中にパニックに陥り、クラスメイトの弦岡守にその姿を目撃されてしまう。その際、秘密を口外しないとの約束を守と交わし、交流を持つようになる。奥手で恋愛観が小学生並みなため、当初は彼女を思う守の本心にも気づいていなかったが、守と学園生活を送る中で徐々に彼に惹(ひ)かれていく。女児向けのアニメ「ユリピュア」が大好き。
弦岡 守 (つるおか まもる)
天ヶ原高校に通う1年生の男子。年齢は15歳。温厚な性格で面倒見がよく、観察力に優れている。初めて会った時からクラスメイトの弓塚いろはに好意を寄せている。ある日の放課後、いろはが弓道の練習をしているのを見学していた際に、少しでも手順が乱れると動揺してテンパってしまう彼女の秘密を知ってしまう。その出来事をきっかけにいろはと交流を持つようになり、周囲に気づかれないように協力している。いろはのさまざまなトラブルを未然に防いでいるため、彼女からは頼れる友人として、感謝されている。いろはに対して、恋愛的なアプローチは控えていたが、日々の交流の中でその距離を徐々に縮めていく。