影丸 穣也

日本の漫画家。男性。中学卒業後、自動車整備工場に就職するが、8ヶ月で体調を崩し退社。療養中に貸本漫画を読み、自分でも漫画を描き始める。1957年、貸本漫画作品『怪獣男爵』でデビュー（久保本稔名義）。その後、影丸譲也にペンネームを変更し、貸本向け短編集「影」などで活躍。1961年、「冒険王」に『拳銃エース』を発表して少年誌に進出。「週刊少年マガジン」にて連載した、『八つ墓村』などの横溝正史原作作品のコミカライズや、真樹日佐夫原作の『ワル』などで人気を博す。1973年には、つのだじろうから引き継ぐ形で『空手バカ一代』（原作:梶原一騎）の作画を担当。1991年頃、ペンネームの表記を影丸穣也に変更。その後も青年誌を中心に活動し、多数の作品が映画やVシネマなどで映像化されている。そのほかに、武道団体・国際護道連盟の終身名誉顧問を務めるなどの活動を行った。2012年4月5日、膵臓がんのために死去。