概要
お花の蜜大学附属高等学校に通う1年生の男子。4組に在籍している。生後8か月から告白を繰り返すほど恋愛に飢えており、中学卒業までに100回の告白を繰り返してきたがすべて玉砕している。だが、女性から不人気というわけではなく、中学時代の友人である友人Aからもどうして彼女ができなかったのか疑問に思われていた。その原因は「運命の人」の設定を司る神様が、愛城恋太郎が生まれた際にその設定数を2桁間違えて100人にしてしまったからである。神社で偶然神様と出会った恋太郎は、高校で100人の「運命の人」と出会うことを告げられる一方、その原因については知らされなかった。高校入学後、廊下で偶然ぶつかり出会った花園羽香里と院田唐音に、ほぼ同時に告白されどちらを選ぶかを決められず、神様へ相談に行ったところで選ばなかった「運命の人」は、なんやかんやあって死んでしまうという衝撃の事実を告げられる。恋太郎はその事実を知り悩み抜いた末、「運命の人」と真っ直ぐに向き合い全員と同時に付き合うことを決意する。学内での成績は中間テストの順位が88位で、平均よりも少し上程度の学力。性格は誠実を絵に描いたような人物で、どんなに彼女が増えようとも誰一人おろそかにせず、一人一人に真っ直ぐな愛情を注いでいる。女性的な好みに関しても驚くほどに誠実で、「運命の人」という曖昧な表現ではあるものの、彼女の母親である花園羽々里と付き合うことに躊躇なく応じるなど、好意を抱いた相手に対して偏見なく接する。また、過去に彼女を求め続けていた割に男子高校生としての性欲はつねに理性的で、不慮の事故により彼女の胸に触れてしまい鼻血を出したりしつつも、覗きをはじめとした、彼女の望まない性的な行為は厳に慎んでいる。それは薬膳楠莉の「赤ちゃんになる薬」で、みんなが赤子になってしまった時でさえ裸を見るのを躊躇するほど徹底されていた。反面、キスに対しては比較的大らかで、ファーストキスの際は一悶着があったものの、以後は彼女たちに求められる限りにおいて人目を憚(はばか)らず可能な限り応えている。時に彼女のために見せる献身的精神は凄(すさ)まじいものがあり、迷うことなく髪の毛や眉を剃り落とし、必要とあらば水着一枚で学校生活を送ることも辞さない。また日頃から彼女のために常軌を逸した努力を重ねているようで、ビルの高層階から落ちた彼女たちを空中で全員受け止めるなど、時おり人間離れした動きを見せる。彼女以外の人に対しても底抜けの優しさを有しており、コンタクトレンズを無くした先生のために、4時間校舎を捜し回ったこともある。日頃から明るさを絶やさない恋太郎だが、100回の告白のすべてが玉砕してきた過去は相応に彼の心に影を落としており、断られる度に自分の価値を否定されているような気持ちに陥っていた。そんなトラウマも、恋太郎ファミリーの彼女たちによって癒やされている。
登場作品
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 (きみのことがだいだいだいだいだいすきなひゃくにんのかのじょ)
愛城恋太郎は高校生活で100人の「運命の人」と出会うことを神様から告げられるが、結ばれなかった「運命の人」は不幸になった末に、なんやかんやあって死んでしまうのだという。そんな未来を防ぐため、出会った「... 関連ページ:君のことが大大大大大好きな100人の彼女