概要
愛城恋太郎の四人目の彼女。お花の蜜大学附属高等学校に通う1年生で、恋太郎と同じ4組に在籍している。銀髪の赤眼で表情をほとんど変えない、知的な外見をしている。恋太郎ファミリーの中でも花園羽香里や花園羽々里に引けを取らないほどに胸が大きく、また彼女らと比べてほっそりとした腰回りをしている。これら外見の美しさは、美嶺中学校内ビューティーコンテストで優勝を獲得するほどで、美しさに非常なこだわりを持っている美杉美々美から羨まれるほどのレベルとなっている。つねに効率性を重視し、物事の一つ一つに意義を求める機械的な価値観を持ち、その生活スタイルは生来の表情変化の少なさも相まってAI説が唱えられている。学業も極めて優秀で、校内の学力テストでは学年1位の成績を収めている。また、卓越した計算能力の高さを利用した非凡な運動能力も有しており、腕に射出角度を覚え込ませて同一の箇所に石を連続射出するなど、人間離れした芸当もこなして見せる。銘戸芽依と水鉄砲での射撃戦を行った際には、お互いに効率性を極めすぎたあまり千日手に近い状態に陥った。このように完全無欠に見える一方で弱点もあり、ふだんから昼食をサプリメントで補っているために食が細くなり、「フードファイトフェスティバル」で大食いに挑戦した際、僅か九貫の寿司で満腹になる有様だった。また高所恐怖症でもあり、恋太郎と遊園地でデートをした際には観覧車で怖がる素振りも見せた。同じ恋太郎ファミリーである好本静に対しても、彼女のかわいさや保護欲をそそる振る舞いからふだんの価値観から外れた行動を取ってしまうことがあり、計算を狂わせる存在となっている。恋太郎と出会った当初は恋愛が最終的に結婚と出産を目的とする以上、学生恋愛は無意義と判断し、恋心を棄てようと腐心していた。しかし最終的には、恋太郎の努力から些細な日常の中でもかけがえのない何かを得ていると教えられ、考えを改める結果となっている。恋太郎ファミリー内では静と共に行動することが多く、彼女を助けたりお姫様抱っこする姿がよく見られる。時間を経ることにプライベートでも親しくなったようで、二人きりでショッピングに出かけている姿も見受けられた。ほかに、美々美とは中学時代に一度出会っており、彼女から友人になろうと持ちかけられたことがある。その際、友人関係に意義を見出していなかった時代であったためにべもなく却下した。だが、そのことを後悔しており、同じ恋太郎ファミリーの一員として再会した際には、今度は栄逢凪乃自身から改めて友人関係になろうと申し出ている。
登場作品
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 (きみのことがだいだいだいだいだいすきなひゃくにんのかのじょ)
愛城恋太郎は高校生活で100人の「運命の人」と出会うことを神様から告げられるが、結ばれなかった「運命の人」は不幸になった末に、なんやかんやあって死んでしまうのだという。そんな未来を防ぐため、出会った「... 関連ページ:君のことが大大大大大好きな100人の彼女