概要
愛城恋太郎に初めてできた彼女の一人。お花の蜜大学附属高等学校に通う1年生で、恋太郎と同じ4組に在籍している。花園羽香里と共に高校入学式当日に恋太郎と出会った初めての「運命の人」。自分の気持ちに素直になれないいわゆるツンデレ体質な少女で、ツインテールの髪型に制服を着崩したラフな格好をしている。学内の成績は中間テストで240人中87位で、平均よりも上位。そのツンデレっぷりは筋金入りで、「○○なんかじゃないんだからね!」という定型的なセリフと共に、顕微鏡で覗いたタマネギの細胞から元素周期表の「水兵リーベ」など、ありとあらゆるものを否定している。恋太郎ファミリー内でもさまざまな個性のぶつかり合いから、支離滅裂な会話の流れになりがちな状況に的確なツッコミを入れる立ち位置に落ち着いているため、つねにイライラしていると勘違いされることもある。一方で素直になれないあまり、院田唐音自身の言動が支離滅裂なものとなることも多々あり、自分の感情と言動があまりにかけ離れてしまった場合には、凹(へこ)んでしまうメンタル的な弱さもある。恋太郎には言動とは別にした本心をよく斟酌(しんしゃく)されており、彼の胸で泣きながら素直な気持ちを吐露する姿が見られる。総じて自尊心が強い性格をしているが、性格と同じくらい自らのスレンダーな体型に対してコンプレックスを抱いており、羽香里や花園羽々里、栄逢凪乃の胸に対して恨みがましい思いを抱えている。体型に反して筋骨隆々な呉莉羅連合の面々に負けないだけの怪力をその身に宿しており、恋太郎からはその気になれば人の首を簡単にへし折れる程の力と認識されている。寿裸漆区高校と野球対決をした際には、常人には打ち返すことのできない寺野サウル子の剛速球「暴君竜の大砲」をその腕力でねじ伏せるなど、その体力を活かした活躍を見せることが多い。実際、運動神経も並外れたものがあり、銘戸芽依と水鉄砲で打ち合った際には膝より上の体を後ろに倒して回避する、映画のワンシーンのような芸当を苦もなく行っていた。羽香里とは入学式当初から連れ立って歩くなど、恋太郎を巡って言い争いをしつつも友人として親しくしていたが、薬膳楠莉の「大好きな人とチューしたくてしたくてたまらなくなる薬」が引き起こした「キスバイオハザード事件」で無意識のうちに羽香里とキスを交わす。それ以降は寝ていると無意識に羽香里を求めるなど、ふとした場面で意識してしまうほどの思わせぶりな関係となっている。
登場作品
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 (きみのことがだいだいだいだいだいすきなひゃくにんのかのじょ)
愛城恋太郎は高校生活で100人の「運命の人」と出会うことを神様から告げられるが、結ばれなかった「運命の人」は不幸になった末に、なんやかんやあって死んでしまうのだという。そんな未来を防ぐため、出会った「... 関連ページ:君のことが大大大大大好きな100人の彼女