概要
普通の少年として育ったが、実は大破壊をもたらす魔神にも、人々を救う英雄神にもなりうるほどの超能力を秘めている。雪代小百合への暴行事件をきっかけに、強力な超能力者として覚醒し始め、ついには魔神凄ノ王となって人類文明を壊滅させてしまう。しかし、凄ノ王となった際に捨てたはずのその肉体は、魔を払う神スサノオウノミコトとして動き始める。
『バイオレンスジャック』における朱紗真悟
同じ永井豪の作品である『バイオレンスジャック』にもゲストキャラとして登場している。
関東の魔王スラムキングと関東の勢力を二分する魔人。魔界である異次元のエネルギーを自在に使いこなす。関東地獄地震により荒廃した関東を受け入れられず、自らのイメージでアクアポリス未来市の建造物や人間を創り上げる。未来市に流れ込んできた早乙女門土や身堂竜馬、鋼光一などの強い精神エネルギーの影響で、自らの幻想である都市を破壊されるのを恐れ、彼らを排除しようとする。
関連人物・キャラクター
雪代 小百合 (ゆきしろ さゆり)
朱紗真悟がひそかに恋していた少女。お互いの思いを確かめ合った直後に、不良グループに暴行され、真悟の前から姿を消してしまう。実は、父親の借金により瓜生麗の奴隷状態に置かれており、暴行事件も瓜生麗によって仕組まれたものであったことが暴かれる。
関連キーワード
耳宇高校 (みうこうこう)
『凄ノ王』の主な舞台となる学校。一見すると規模が大きいだけの普通の学校に見えるが、犯罪者も同然の不良生徒たちが幅を利かせている。にも拘らず、それが大きな問題にはならず、不思議と一定の秩序は保たれている。さらに生徒たちの中には異常な比率で超能力者たちが存在し、さまざまな事件を引き起こしていく。
超能力クラブ (ちょうのうりょくくらぶ)
『凄ノ王』に登場する組織。耳宇高校で活動する同好会で、雪代小百合に誘われ朱紗真悟が入部した。まだできたばかりで、集まった部員にはSFファンが多かったが、部長の美剣千草が正真正銘の超能力者であり、「超能力は誰にでもある」と説いたことから、真悟を含む全員が超能力者となる訓練を始めることになった。 正式名称はESP研究同好会。
登場作品
凄ノ王 (すさのおう)
日本神話における三貴神の一柱須佐之男命の伝承をモチーフとした、壮大なSFストーリー。超能力に目覚めた主人公が、怒りと絶望から地球を滅ぼす魔神を生み出し、さらに英雄神として再生していく過程が描かれる。物... 関連ページ:凄ノ王
バイオレンスジャック
巨大地震により、日本から分断され、無法地帯と化してしまった関東を舞台にした文明崩壊もの。忽然と現れた謎の巨人・バイオレンスジャックと関東を支配しようとする魔王スラムキングの死闘や、地獄と化した関東で逞... 関連ページ:バイオレンスジャック
関連リンク
- 関連人物・キャラクター
- 合田