桃色メロイック

桃色メロイック

実の妹のことが大好き過ぎる四宮大和と、その周辺人物を描くラブコメディ。2011年に「ヤングキングルーキーズ」vol.3に掲載後、「ヤングキング」に掲載誌を移し、2011年第3号より2016年19号まで連載されている。

正式名称
桃色メロイック
作者
ジャンル
ラブ・コメディ
 
三角関係
レーベル
ヤングキングコミックス(少年画報社)
巻数
全10巻
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あらすじ

第1巻

建設現場で働く四宮大和は、実の妹である女子高校生、四宮まさきが大好きだった。一日中まさきの事を考え、毎日学校へ迎えに行き、そのあげく、まさきの服装の乱れを直そうとして興奮してしまい、見知らぬ女性から痴漢に間違われる始末。大和の友人である瀧本成樹は、大和の関心をほかの女性へ向けようとするが、それも一切効果がない。対するまさきは大和の思いなど知る由もなく、日々無自覚に大和の劣情を煽るような事ばかりしていた。そんなある日、離れて暮らす大和達の祖父が怪我をしてしまう。回復するまで父親の四宮雅道が面倒を見に行く事になり、父子家庭である大和とまさきは、そのあいだ二人きりで過ごす事になってしまう。 

第2巻

四宮大和は、瀧本成樹らと行った合コンで谷澤美玲に交際を申し込まれるが、当然断って、相変わらず四宮まさき一筋の生活を送っていた。ある日、まさきの忘れ物を届けに、彼女の通う高校まで出向いた大和は、そこで高校時代の友人、望月春菜と再会する。国語教師となった春菜は、今はまさきの通う高校に勤めているのだという。再会を喜ぶ大和は、早速春菜を自宅に招き、成樹も交えて飲み会を開く。しかし、大和と春菜の親しげな様子を見たまさきは嫉妬し、大和に冷たい態度をとってしまう。 

第3巻

夏になり、四宮まさきがファミリーレストランでアルバイトを始める事になった。気が気でない四宮大和は早速様子を見に行くが、大和が店で騒ぎ過ぎたせいで、まさきはクビになってしまう。一方、望月春菜は大和との再会以来、大和への思いを再燃させ、まさきの友人である高瀬愛梨もまた、大和に憧れるようになっていた。さらに飲食店で偶然再会した谷澤美玲までもが大和に迫るが、まさきしか目に入らない大和は、当然美玲を追い払う。このまま兄妹の幸せな生活が続くかに思えたが、ある日、大和の友人の平隼士は、まさきが男性と歩いているところを目撃してしまう。 

第4巻

平隼士の情報から、最愛の妹、四宮まさきに恋人がいるかもしれないと知った四宮大和は、仕事中に意識を失い、足を怪我してしまう。四宮家にお見舞いに来た瀧本成樹と隼士のお陰で、すぐさまそれは誤解である事が発覚するが、安堵する大和に対し、成樹と隼士は「まさきに思いを寄せる男子がいる事には変わりないのではないか」と不安視する。そんなある日、まさきの友人である悠美花から、学園祭が開催される事を聞いた大和は、成樹、黒沢敦武と共に遊びに出かける。そこで大和は、ついにまさきといっしょにいた男子、武知奏太と出会うのだった。 

第5巻

四宮まさきの高校の学園祭に遊びに来た四宮大和は、まさきに思いを寄せる武知奏太と、そうと知らずに出会い、一方的に懐かれていた。音楽好きの奏太は、好きなバンドの話ができる人と仲よくなりたいのに、該当するのはクラスメイトの女子一人と大和しかいないのだという。そのクラスメイトの女子こそが、まさきである事を知らない大和は、思わず奏太を励ましてしまうが、直後に真相が発覚し、大人げなく奏太に意地悪を言ってしまう。一方その頃、校内には不良が押し寄せ、生徒達を脅して高瀬愛梨を人気のないところに連れ込み、集団強姦しようとしていた。それを聞きつけた大和は現場に駆けつけて不良達を一掃し、愛梨を保護する。一躍、学園祭のヒーローとなった大和だったが、警察には犯人と誤解され、自分が連行されてしまうのだった。 

第6巻

学園祭での一件で、四宮大和は、そうと知らず高瀬愛梨望月春菜に、ますます慕われるようになっていた。一方、春菜に密かに思いを寄せる瀧本成樹は、結果的に何度もふられる形になっており、さらに平隼士からモテない理由を的確に指摘され、深く落ち込んでいた。そんな成樹は、ある夜、靴が壊れて困っている女性を助ける。彼女は将来の夢のために「愛咲恋」の源氏名でキャバクラ嬢として働いており、成樹にも店に来てほしいのだという。恋の言葉を鵜呑みにしている成樹を心配した隼士は、大和と黒沢敦武も連れて、成樹の目を覚まさせるべく、四人で恋の店へ向かう。結局恋の発言はすべて噓で、お気に入りのホスト、星矢に貢ぐためにキャバクラ嬢をしており、さらに店では谷澤美玲までもが働いている事が発覚する。そんな中、美玲が大和にしつこく絡んだり、敦武が別のキャバクラ嬢にセクハラを働いたため大和達は店を出入り禁止になってしまう。そして、真実を知ってなお恋を思う成樹は恋に気味悪がられてしまい、またも失恋する事となる。 

第7巻

キャバクラでの騒ぎから数日。四宮大和望月春菜と食事する事になった。春菜は、友人のからもっと積極的になるよう勧められ、大和と距離を縮めようとするが、食事中、大和にはまるで恋愛対象として見られていないと実感してしまう。悲しみのあまり、春菜は別れ際に衝動的に大和にキスをする。これに対し、大和は四宮まさき以外の女性とキスをしてしまったショックでその場から逃走し、深く落ち込むのだった。まさきの励ましにより、大和はどうにか元気を取り戻すが、いよいよ二人の関係を案じた瀧本成樹は、ある日、大和と共に高校に行き、武知奏太に「まさきと交際してほしい」と頼み込む。 

第8巻

瀧本成樹は、四宮まさきの関心を武知奏太に向けさせるべく、奏太と共にまさきと親しい平隼士にアドバイスをもらいに行く事になった。しかし、隼士と話したり、奏太の友人に相談しても具体的な策は見つからず、事態は停滞していた。そんなある日、成樹と奏太が食事していると、まさきと高瀬愛梨、そしてその友人達が偶然やって来る。さらにそこへ黒沢敦武四宮大和までもが立て続けに来店。食事はさまざまな意味で盛り上がるが、その途中、愛梨は敦武に「大和の関心を得る方法を教えてやる」と言われ、思わずついていってしまう。 

第9巻

黒沢敦武による「大和の関心を得る方法」とは、簡単にセックスをさせる女性になれという事だった。さらに、敦武にドキュメンタリー映画と称されてアダルトビデオを見せられて真に受けた愛梨は、その日からセックスの事ばかり考えるようになってしまう。そんなある日、四宮家に遊びに来た愛梨は、四宮まさきが席を外している際に、着替えを忘れたまま入浴し、タオル一枚で上がってきた四宮大和に遭遇。この状況が先日見たアダルトビデオにそっくりだと感じた愛梨は、大和と結ばれるため、敦武のアドバイスを実行しようとする。 

第10巻

黒沢敦武によるアドバイスを信じ込んだ高瀬愛梨は、四宮大和を襲おうとしたものの大和に制止され、あげく興奮のあまり気を失い、行為は未遂に終わった。一方、武知奏太四宮まさきに思いを伝えようとするが、誤って大和に告白してしまう。それからしばらく経ち、まさきの16歳の誕生日が近づいたある日。大和とまさきが歩いていると、以前キャバクラで騒ぎを起こした際、唯一大和と話が合ったキャバクラ嬢の姫華と偶然出会う。大和と姫華の関係にまさきは嫉妬するが、大和が席を外した際に、姫華から「嫉妬するほど好きな人との関係は大切にした方がいい」とアドバイスされ、大和との関係を改めて見直すのだった。そして迎えたまさきの誕生日、大和はなんと結婚指輪まで用意して、まさきを喜ばせようとするが、まさきはなぜか「プレゼントはいらない」と言い出す。大和はその反応に戸惑うが、まさきの真意は意外なところにあった。  

登場人物・キャラクター

主人公

建設現場に勤務する、いわゆる「ガテン系」の男性。妹の四宮まさきのことが大好きで、あらゆる場面において彼女中心の生活を送っている。まさき以外の女性は基本的に「ブス」とみなして相手にすることはない。しかし... 関連ページ:四宮 大和

四宮大和の妹。高校1年生とは思えないほど純真無垢で素直な性格。自らの魅力にはまるで気づいておらず、無自覚な言動が大和を惑わせている。ピュアでまっすぐな人柄から、大和の友人たちからも可愛がられているが、... 関連ページ:四宮 まさき

四宮まさきの親友でクラスメートの女子高生。一人っ子なので、四宮大和とまさきの関係に憧れており、「兄が欲しい」という思いが発展して大和に恋するようになる。ある事件から大和に強い感謝の念を抱いているが、会... 関連ページ:高瀬 愛梨

望月 春菜

四宮大和の高校時代の同級生。現在は四宮まさきが通う高校の現国教師を務めており、大和が高校に忘れ物を届けに来た際に偶然再会する。高校時代から大和のことが好きで、彼の優しい人柄に惹かれていたが、彼が無類の妹好きであることは知らない。再会を機に、大和と改めて親交を深めようとする。

四宮大和の友人で職場の同僚。比較的常識的な性格で、四宮まさきに夢中すぎる大和を心底不安視している。大和の意識をまさき以外に向けるため、AVを観せたり合コンに連れて行ったりしてはいるものの、結果は惨敗。... 関連ページ:瀧本 成樹

黒沢 敦武

四宮大和の友人で職場の同僚。一見クールな雰囲気だが、口を開けば性的な話題ばかりの、性欲の塊のような人物。事実、あらゆる方面の女性に見境なく手を出すが、それを一切恥じることのない正直な性格の持ち主である。女子高生が特に好きで四宮まさきに目をつけるが、彼女には完全に恐れられ、怯えられている。

四宮大和の友人で職場の同僚。とにかくゲームが好きで、それ以外のことにはあまり興味を示さない。人付き合いにも積極的な方ではなく、親しくない人間を家に上げることを極端に嫌うが、同好の士である四宮まさきとは... 関連ページ:平 隼士

平隼士の恋人。職業は歯科助手で、年齢は隼士の1歳年下。隼士とは高校時代からの付き合いで、彼の過度なゲーム好きもすんなり許容し、隼士にシャワーカーテンを女性ゲームキャラクターの絵柄にされても怒らないため... 関連ページ:本田 恵那

谷澤 美玲

四宮大和が合コンで知り合った女子大生。「オラオラ系」の男性が好みで、大和がそれに該当する上、誠実な言動に惹かれ積極的にアプローチして来る。キャバクラでアルバイトをしており、自慢の肉体を武器にナンバー2のポジションを誇っている。大和には一貫して相手にされていないものの、あきらめてはいない。

瑠璃

四宮大和が合コンで知り合った女子大生。矢澤美玲や泉に比べて大人っぽい雰囲気の容姿と服装の女性。合コンでは黒沢敦武と親しくしていたが、彼の本心を知り激怒。その場で関係は崩壊する。

四宮大和が合コンで知り合った女子大生。3人組の中では比較的おとなしめで常識的。合コンでは瀧本成樹と親しくしていたが、「女子高生」の話題が出たことで激怒。その場で去って行ってしまった。

武知 奏太

四宮まさきの同級生。バンド「ELLEGARDEN」をこよなく愛するロック好きの少年。同じ音楽を愛する仲間を強く求めており、バンドTシャツを着るなど常に好みを主張している。なかなか共感を得られず淋しい思いをしていたところにまさきに声をかけられ、彼女に想いを寄せるようになる。

愛咲 恋

人気キャバクラ嬢。道で靴のヒールが取れて困っているところに、偶然瀧本成樹が居合わせ助けたことがきっかけで彼と知り合う。キャバクラ勤めには見えない清純な雰囲気で、保育士になる夢を叶えるための学費稼ぎに働いていると成樹に語る。

星矢

巷で人気の、超有名ナンバー1ホスト。尊敬する人は自分、夢中なものも自分、理想のホストも自分という傲岸不遜な性格。女性ファンが非常に多く、雑誌にモデルとして登場したり、テレビ出演もしている。夢は世界統一だが、愛咲恋にだけは弱さを見せる。

四宮 雅道

四宮大和と四宮まさきの父親。強面(こわもて)な雰囲気だが実際は穏やかな人物。家族をとても大切にしており、祖父の怪我にすぐに駆け付けたり、大和が食中毒になったと聞きつけては飛んできたりと心優しい。まさきのことは「まーちゃん」と呼ぶ。

四宮大和の同級生で、望月春菜の友人。大和との関係に一歩踏み出せない春菜に、積極的に打って出て振り向かせるべきと応援する。しかし心配しすぎた結果2人の会話を盗聴してしまい、衝撃の事実を知ることとなる。非常に面倒見のいい性格で、たまたま居合わせた女性店員の悩みまで聞いてしまうほど。

芽衣

四宮まさきの友人。まさきや高瀬愛梨とは仲が良く、よく一緒に行動している。まさきから四宮大和の評判を聞きつけて大和のような兄を欲しがる一方、瀧本成樹には非常に手厳しく、恋人のできない彼へ過剰な意地悪をすることがある。

殿

四宮大和たちの祖父の家で飼われている犬。小さく可愛らしい容姿に反して命令をまるで聞かず、散歩に行きたがったかと思いきや、連れ出すとまるで歩かないという非常にマイペースな性格。大和曰く、高瀬愛梨に雰囲気が似ている。まるでオスのような名前だが、性別はメス。

書誌情報

桃色メロイック 全10巻 少年画報社〈ヤングキングコミックス〉 完結

第1巻

(2012年6月25日発行、 978-4785938697)

第2巻

(2012年10月19日発行、 978-4785939441)

第3巻

(2013年4月8日発行、 978-4785950231)

第4巻

(2013年12月24日発行、 978-4785951887)

第5巻

(2014年6月23日発行、 978-4785953201)

第6巻

(2014年12月22日発行、 978-4785954536)

第7巻

(2015年6月22日発行、 978-4785955724)

第8巻

(2015年12月14日発行、 978-4785956783)

第9巻

(2016年6月27日発行、 978-4785958015)

第10巻

(2016年11月14日発行、 978-4785958954)

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