flat

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平凡な日々を過ごす無気力で超マイペースな高校生・平介は、いとこの超忍耐幼児・秋の面倒を見ることになる。今まで周囲の物事に無頓着だった平介が、秋によって少しずつ変化していく。青桐ナツの初連載作。

正式名称
flat
ふりがな
ふらっと
作者
ジャンル
日常
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概要・あらすじ

平凡な日々を過ごす無気力で超マイペースな高校生・平介。叔母夫婦の仕事の都合で、いとこの超忍耐幼児・の面倒を見ることになる。今まで周囲の物事に無頓着だった平介が、によって少しずつ変化していき、もまた平介との生活の中で少しずつ成長していく。平介との、ほのぼのした日常を描いた作品。

登場人物・キャラクター

平介 (へいすけ)

高校二年生の男子。お菓子が大好きで、食べることはもちろん作ることも好きだが、自分の興味のあること以外は無気力、無頓着な性格。かなりの自由人で周囲の人間を振り回す。秋との出会いによって、平介なりに少しずつ変化して行く。

(あき)

平介のいとこで保育所に通っている男の子。平介の家に預けられることになり、平介になついている。忍耐強くしっかり者だが、口数が少なく表情も乏しく、我慢ばかりしている。ショックなことがあると、周囲の人間が放っておけなくなるような、悲しげな背中を見せる。

鈴木 (すずき)

高校二年生の男子。末っ子。平介の友人で、中学からの同級生。口が悪く平介を叱ってばかりいるが、面倒見が良く何だかんだ言っていつも平介を助けている。目つきが悪いため、親戚の子供が近寄って来ない。

佐藤 (さとう)

高校二年生で平介の友人。名前は不明だが、虎太郎から「そう兄ぃ」と呼ばれている。5人兄弟の3人目で、上に兄(いち兄ぃ)と姉(まりねぇ)、下に中学生の妹(千景)、弟(虎太郎)がいる。素直で穏やかな明るい性格だが、過去にはやんちゃしていた頃もあり、「きょうけん」と呼ばれていたらしい。

虎太郎 (こたろう)

佐藤の弟で、保育所に通っている。年齢は佐藤によると秋よりも「おにいちゃん」で、秋より少し背が高い。口が悪く生意気でやんちゃな性格。秋の良い友達となる。そばかすがある。

先輩 (せんぱい)

高校三年生の女子。名前は不明で、平介たちから「先輩」と呼ばれている。いつも三年生の男子(こちらも平介たちから先輩と呼ばれている)と一緒にいる。平介と同じくサボりの常習犯で、平介たちにいたずらをしたり、皮肉を言ったりちょっかいを出している。秋から「ものすごいわる」と恐れられている。

長谷 (はせ)

高校一年生の女子。物静かで友人の谷村友子曰く「自分の世界全開」な少女。平介に一目惚れしラブレターを渡すが断られる。その後も気持ちが断ち切れず、遠くから観察するなどしている。ためらいなく人に声をかけることができるので、海藤が泣いていた時も声をかけ助けてあげた。

矢野先生 (やのせんせい)

『flat』の登場人物で、平介たちの通う高校の教師。初老の男性で眼鏡をかけており、いつも白衣を着ている。平介を捕まえるために落とし穴を掘ったり、荷物の片付けをして欲しいと生徒を呼び出すも片付けているそばから散らかすなど、かなりのいたずら好きでお茶目な性格。

海藤 (かいどう)

高校一年生の男子。非常に真面目な性格で、誰にでも歯に衣着せぬ発言をする。何事にも無気力、無関心な平介に嫌悪感を抱いている。傷つくとすぐに泣いてしまう。虎太郎からは、その髪質から「もじゃもじゃ」と呼ばれている。

平介の母 (へいすけのはは)

『flat』の登場人物で、平介の母親。名前は不明。カルチャースクールに通っており、平介に甥の秋の面倒を見させる。クールで落ち着いた性格。怒ると怖く、平介から恐れられている。

素子 (もとこ)

平介の叔母で、秋の母親。夫婦共働きで、平介の家に秋の保育所の迎え、晩御飯の面倒を見てもらっている。土曜も預けていることもあり、忙しい様子。姉と同様クールな性格で、秋の成長を静かに見守る。

秋の父 (あきのちち)

『flat』の登場人物で、秋の父。名前は不明。大柄でひげを生やしている子煩悩なパパ。秋が平介になつき、秋を取られていると感じ若干悲しそうにしている。妻のことを「素子さん」と呼ぶ。よく秋の報告を平介にメールしてくる。

小百合 (さゆり)

『flat』に登場する野良猫。毛並みがふかふかしている。賢く、人を選ぶらしく、好みの若い子(特に1年生)に狙いをつけ遊ぶのが好き。玉乗りもこなすなど芸達者な猫。平介になついている。「小百合さん」、「小百合ちゃん」と呼ばれているが、虎太郎からは「たぬき」と呼ばれている。

その他キーワード

すきだからなかよく

『flat』に登場する絵本。秋の父が買ってくれた絵本で、一人ぼっちの黒猫が、お菓子屋の男に心を開いていくというストーリー。秋は主役の黒猫に自分を、お菓子屋の男に平介の姿を重ね合わせて読んでいる。

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