概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
柳田 (やなぎだ)
かつて高校教師だったゲイの男性。教え子の三島フトシにレイプ未遂事件を起こし、人間を放棄して放浪を続けている。島では「山田」という偽名を使って、貯金を食い潰しながら惰性で生きている。容姿が整っているために島の女性から人気があり、よく飲食物の差し入れを受けている。初恋の男の子・南條が忘れられないまま少年に執着し、鬱屈した苦悩を抱えていた柳田は、近所の中学3年生・尾崎渚と出会って生活が劇的に変化する。柳田は渚との触れ合いで長年の傷を癒すかのように、逃亡後初めて満たされた気持ちを味わう。しかし、渚が島の男たちを相手に売春行為を繰り返していたことで、二人の蜜月は終わりを告げる。当初は渚のことを深く理解せず曖昧な恋愛感情を抱いていたが、次第に渚の本質を知りたいと願うようになる。
尾崎 渚 (おざき なぎさ)
島で男たちを相手に売春している中学3年生の男子。発育が遅く、小柄な体型で声変わりもしていない。母親が元娼婦だったため、周囲の男から同じ娼婦として見られ、強姦されたのをきっかけに売春を始めた。一回1000円で教師や友人の父親、旅行者たちに抱かれている。柳田が周囲と距離を置いていることに気づいて興味を抱き、金銭のやり取りなしで肉体関係を結んだ。柳田のことをペットに似た感覚で愛でていたが、次第に信頼するようになっていく。父親から虐待を受けており、島から逃げ出したいと考えている。
書誌情報
深潭回廊 6巻 ふゅーじょんぷろだくと〈Poe backs〉
第1巻
(2020-03-01発行、978-4865896022)
第2巻
(2021-03-01発行、978-4865896398)
第3巻
(2022-04-01発行、978-4865896848)
第4巻
(2023-04-01発行、978-4865897241)
第5巻
(2024-04-01発行、978-4865897722)
第6巻
(2025-04-01発行、978-4865898316)







