好きやねんけどどうやろか

好きやねんけどどうやろか

主にBL誌で執筆している千葉リョウコの代表作。大阪の路地裏にひっそりと佇む小料理屋「たまき」を舞台にしている。転勤で大阪にやってきたバツイチのサラリーマン、曽我久志は、離婚による心の傷を癒すかのように、たまきに通い詰めていた。そこで店主の松本栄枝から熱心なアプローチを受け、次第に心を通わせていく姿を描いた、心温まる方言BL。海王社「GUSH」2013年9月号から11月号にかけて連載の作品。2024年1月に実写ドラマ化され、読売テレビ系列にて放送された。久志を簡秀吉、栄枝を西山潤が演じている。

正式名称
好きやねんけどどうやろか
ふりがな
すきやねんけどどうやろか
作者
ジャンル
BL
 
料理人
レーベル
GUSH COMICS(海王社)
関連商品
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

曽我 久志 (そが ひさし)

四国から大阪に転勤してきたサラリーマンの男性。眼鏡をかけた端正な顔立ちの好青年で、スラリとした体型をしている。生真面目な性格で、知的な雰囲気を漂わせている。過去の離婚経験から心に深い傷を抱え、恋愛に強い苦手意識を持っている。大阪での生活にもなかなかなじめず、大阪弁にも苦手意識を抱いている。そんな中、小料理屋「たまき」だけは特別な場所となり、店主の栄枝の穏やかな人柄と心のこもった料理に癒され、仕事帰りに通うようになる。ある日、突然栄枝から「好きやねん」と告白され、戸惑いを隠せない。予想外の出来事に栄枝を避けるようになるが、どんな時でも変わらず優しく接してくれる栄枝の存在が、次第に久志自身の心の支えとなる。過去の傷を抱えながらも、栄枝との出会いを通じて再び人を愛することを学んでいく。

松本 栄枝 (まつもと さかえ)

大阪の路地裏に佇む小料理屋「たまき」を営む青年。長めの金髪を後ろで束ね、端正な顔立ちをしている。生まれ持った人懐っこさと、誰に対しても分け隔てなく接する明るい性格で、老若男女問わず多くの人々に愛されている。母親から受け継いだ店を一人で切り盛りし、つねに客の胃袋と心を温めている。料理の腕前は確かで、常連客が絶えないほどの人気を誇る。初めて久志を見た瞬間から、特別な感情を抱いていた。久志の整った容姿と落ち着いた物腰、そして何よりも食事の作法から滲み出る品格と美しさに強く惹かれる。ある日、意を決して「好きやねん」と告白するが、久志から距離を置かれてしまう。それでも栄枝は焦らずに寄り添い、少しずつ久志との関係を築いていく。その後、栄枝の真摯な思いが久志の心の傷を癒し、二人は恋人関係へと進展する。

書誌情報

好きやねんけどどうやろか 新装版 海王社〈GUSH COMICS〉

(2024-01-10発行、 978-4796416382)

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