概要・あらすじ
神楽一姫は人間世界で暮らす魔王の娘。転んでケガをした小さな男の子の膝を魔力で治してあげる優しい女の子だ。もうすぐ14歳になる一姫は、誕生会の招待状を月島澪、橘琉二、黒崎十夜に渡しに行く。彼ら三人は小さい頃からの幼なじみ。人狼族の澪はヤキモチ焼きでまっすぐな性格、鬼族の琉二は力自慢で包容力のある男、吸血鬼族の十夜は日差しが苦手で、甘え上手な愛されキャラだ。タイプは違うが、みんなイケメンで、仲の良い一姫は学園の女子たちから羨ましいと言われている。誕生日前日、魔王の父からサイズの大きい指輪を受け取る一姫。だがこれは誕生日プレゼントではなく、もっと驚くような別のプレゼントを用意してくれているらしい。その日の夜、12時に十夜が一姫の部屋のベランダへやって来た。「一番に誕生日を祝いたかった」と言いながら、一姫に後ろから抱きつき「僕と結婚しよう」と告白した。追ってきた澪と琉二が十夜を引き剝がし「僕ら三人は姫の婚約者候補だ」と言うのだった。父の驚くプレゼントとはこのことで、指輪は一姫から婚約者に渡すものだった。三人とも同じように好きで、変わらず四人で過ごしたい一姫は、誰か一人を選ぶことなどできず、困ってしまう。こうして一姫のことが大好きな魔族男子たちは、まずは一姫に男として見てもらうため、さまざまな作戦をたてるのだった。
登場人物・キャラクター
神楽 一姫 (かぐら いつき)
14歳になったばかりの女子中学生。魔王の娘で、素性を隠して人間の学校に通っている。腰までの長い髪で、両サイドの一部を三つ編みにしてリボンでとめている。目が大きくてかわいらしい女の子。魔族の幼なじみ3人を婚約者候補にされるが、まだ彼らを男として意識したことがない。魔力を使って傷を治すことができる。魔族男子たちに「姫」と呼ばれている。
月島 澪 (つきしま みお)
人狼一族の男の子。神楽一姫の幼なじみで、人間の中学校に通う。一姫が大好きで、小さな男の子に対してもすぐヤキモチを焼いてしまう。首輪のようなチョーカーをつけており、獣耳がある。落ち込むと獣耳がたれる。学校に行くときは耳を隠している。動物との会話ができる。新月になると魔力が弱る。裏表のないまっすぐな性格。橘琉二から「犬コロ」と呼ばれている。
橘 琉二 (たちばな りゅうじ)
鬼一族の男の子。神楽一姫の幼なじみで、人間の中学校に通う。力が強く、男五人を相手にしても腕相撲に勝ってしまう。遊んでいてバスケットのゴールリングを折ってしまうことも。背が高く、毛先を遊ばせていた髪型で角が2本ある。普段は角を隠している。包容力があり、一姫を優しく見守る。月島澪と仲が悪く、彼を「犬コロ」と呼ぶ。よく一姫の頭をなでている。
黒崎 十夜 (くろさき とおや)
吸血鬼一族の男の子。神楽一姫の幼なじみで、人間の中学校に通い、空を飛ぶことができる。夜型で日光が苦手。昼間はパーカーのフードをかぶり、よく視聴覚室で寝ている。中性的でかわいらしい顔立ち。甘え上手で、よく一姫に抱きついている。夜になるとキャラが変わり、積極的になる。よく反則をして一姫に近づくので、月島澪や橘琉二に殴られている。
書誌情報
溺愛ロワイヤル 11巻 小学館〈ちゃおコミックス〉
第1巻
(2020-09-03発行、 978-4098710966)
第2巻
(2021-02-03発行、 978-4098712878)
第3巻
(2021-07-02発行、 978-4098714223)
第4巻
(2021-12-24発行、 978-4098715589)
第5巻
(2022-06-24発行、 978-4098716302)
第6巻
(2022-10-26発行、 978-4098718184)
第7巻
(2023-02-24発行、 978-4098720071)
第8巻
(2023-08-25発行、 978-4098722518)
第9巻
(2023-12-26発行、 978-4098724376)
第10巻
(2024-03-26発行、 978-4098725342)
第11巻
(2024-07-25発行、 978-4098727438)