概要・あらすじ
妖の力を高める不思議な土地、烏森。この力を欲して集まる妖を退治する使命を帯びた墨村家、雪村家は、400年の間対抗しながら烏森を護ってきた。墨村家の正式継承者である墨村良守は、同じく雪村家の継承者で幼馴染みの雪村時音と共に、妖を封じる毎日。
だが、土地の力を狙うのは妖だけではなかった。
登場人物・キャラクター
墨村 良守 (すみむら よしもり)
烏森を守護する結界師2家の一方である墨村家の22代目正統後継者候補。幼い頃に自分の不注意で雪村時音を怪我させてしまった経験から、彼女を守れる男になるのが目標。菓子作りが趣味。
白尾 (はくび)
『結界師』の登場妖怪。雪村家にいる400歳の妖犬。女好きな性格で、サポートする雪村時音をハニーと呼んでいる。
雪村 時子 (ゆきむら ときこ)
雪村家21代正統後継者で雪村時音の祖母。結界師としての腕は墨村繁守を上回っている。
雪村 時音 (ゆきむら ときね)
墨村家と間流結界術の正統を争っている雪村家22代正統後継者。墨村良守より2歳上で私立烏森学園のマドンナである。墨村良守から想いを寄せられているが、本人は弟として見ている。結界術の精度は、墨村良守より上。
墨村 繁守 (すみむら しげもり)
墨村家21代正統後継者で墨村良守の祖父。雪村時子とは犬猿の仲。
墨村 正守 (すみむら まさもり)
墨村良守の兄。墨村家の長男に生まれ、才能実力とも墨村良守を遙かに超えているにも関わらず、継承者に選ばれなかった。墨村家を離れ夜行という組織を作って、その長となっている。
斑尾 (まだらお)
『結界師』の登場妖怪。墨村家にいる500歳の妖犬。墨村良守を助けている。女言葉で喋る。かつて開祖・間時守と出会い一目惚れした。臭いで妖の位置を特定できる。
志々尾 限 (ししお げん)
妖混じりの少年で、妖の力を宿していることから虐待を受けてきた。墨村正守の命で、烏森に派遣され、墨村良守、雪村時音と共闘する。
私立烏森学園 (しりつからすもりがくえん)
烏森の地の上に建つ名門校。中等部と高等部がある。墨村良守と雪村時音は、妖退治のため、夜な夜な学園に再登校している。
場所
烏森 (からすもり)
400年前に間流結界術の開祖・間時守が、土地神ウロ様より譲り受けた場所。妖が短時間で強くなる力を備えており、妖を封じるため、結界師の墨村家、雪村家が代々守護してきた。結界師の正統継承者は烏森の地においてはめったに死なないと言われている。
その他キーワード
間流結界術 (はざまりゅうけっかいじゅつ)
『結界師』の用語。墨村家と雪村家が妖を封じるために操る術。直方体に区切った空間に妖を閉じ込め、圧縮して押しつぶす。400年前の結界師、間時守がそれまでの結界術を洗練して開発した。
クレジット
原作
結界師 (けっかいし)
烏森学園を舞台に、結界師の家系に生まれた中学2年の少年が、守護する土地を狙うさまざまな存在と戦いを繰り広げる和風バトルファンタジー。第52回「小学館漫画賞」少年向け部門受賞。 関連ページ:結界師