脱ぽちゃ。 20kgヤセてぽっちゃり人生脱出しました。

脱ぽちゃ。 20kgヤセてぽっちゃり人生脱出しました。

漫画家アシスタントのA子は、自分の太った体型に長年嫌悪感を抱きながらも、どうしてもダイエットが続かず、思い悩んでいた。そんなA子の前に、ダイエットを妨害するアマエ、ミエ、ヒガミらダイエットシスターズの妖精三姉妹が姿を現す。三姉妹と戦いながら理想の自分を目指すA子の姿を、作者の蟻子の実体験をもとに描いた、自分改革ダイエットコミックエッセイ。「Palcy」で2018年4月27日から配信の作品。コミックス刊行にあたり、描き下ろしエピソードも収録されている。

正式名称
脱ぽちゃ。 20kgヤセてぽっちゃり人生脱出しました。
ふりがな
だつぽちゃ にじっきろやせてぽっちゃりじんせいだっしゅつしました
作者
ジャンル
美容・ダイエット
関連商品
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あらすじ

第1巻

ある日、ダイエットしたいとうっすら考えていた漫画家アシスタントのA子の前に、アマエミエヒガミの妖精三姉妹が姿を現した。彼女たちはダイエットシスターズ」と名乗り、A子のダイエットを邪魔しにきたと語る。彼女たちに、太った体型による過去のトラウマを掘り返されたA子は、さらに現実を知るため、体重計に乗るように命じられる。最後に体重を計ったのは3年前、その時ですら63キロあった体重は、体感的にさらに増えているように思え、このままでは自己最重量を更新してしまうことが予想された。最初はためらっていたA子だが、ダイエットシスターズの三人に煽られるうちに、自ら体重計に乗る。体重計は66.4キロを指し、確かに自己最重量を計測したものの、ずっと放置してきた現実と正面から向き合ったA子は、ダイエットへの新たな決意を固めていた。そしてA子は、目標体重を42キロに定め、マイナス24キロダイエットを成功させてみせると、ダイエットシスターズに宣戦布告する。(第2話「参上!ダイエット3姉妹」。ほか、10エピソード収録)

登場人物・キャラクター

A子

漫画家志望の女性。年齢は26歳。現在は漫画家のアシスタントとして働いている。下半身太りの洋ナシ体型で、身長は148センチ、体重は66.4キロ。かつて高校1年生の時に、男子から「土偶みたい」と言われたことが大きなトラウマとなっており、「早く人間になりたい」が口癖。これまでにもダイエットに挑戦したことはあるが、さまざまな要因からうまくいったためしがなく、痩せたい気持ちはありながらも、自分に甘くするうちに現在に至っている。だが、アマエ、ミエ、ヒガミらダイエットシスターズとの出会いを機に一念発起し、42キロまで痩せることを目標に本気でダイエットを開始する。実在の人物、蟻子がモデル。

アマエ

ダイエットシスターズの一人。手のひらサイズの少女の姿をしている。A子のさまざまな事柄への「甘え」を具現化した存在。とにかく自分に甘く、我慢することや辛いことが大嫌い。そのため、苦労を要するダイエットには否定的。ふだんは物静かで穏やかだが怒らせると怖く、ミエやヒガミにも警戒されている。A子がグルテンフリーダイエットを始めようとした時には誰よりも反対し大暴れするが、グルテン抜きが進むと急に静かになり、甘いものをこれまでほどに求めなくなる。実は自分に対する甘さは優しさと表裏一体であり、自信がなくどこか自分を押し殺しがちなA子の内面の優しさを見出し、彼女の人間関係を改善する手助けをすることもある。

ミエ

ダイエットシスターズの一人。手のひらサイズの少女の姿をしている。A子のさまざまな事柄への「見栄」を具現化した存在。完璧主義で、一度決めた目標を変えることは許さない。一方で、失敗して恥をかくくらいならば最初から何もしない方がマシだという考え方の持ち主で、A子が過去にダイエットを失敗してきた経験から、改めてまたダイエットすることに否定的。ふだんは強がっているがプレッシャーに弱く、限界を超えると幼児化する傾向があり、その時にはよくアマエに慰められている。実はおだてに弱く、ダイエットシスターズの三人の中では根が一番単純で、エステティシャンの椎名に褒められたことをきっかけに、A子のダイエットにも真っ先に協力的になる。

ヒガミ

ダイエットシスターズの一人。手のひらサイズの少女の姿をしている。A子のさまざまな事柄への「僻(ひが)み」を具現化した存在。ふだんは何事にも無関心な様子を見せているが、毒舌家で、A子が前向きになり始めると、心をえぐるような一言を投げかけて彼女のトラウマを掘り起こし、ダイエットをあきらめさせようとする。

A子の母親。心理学者を生業としており、いつもパソコンに向かっている。A子以外にダイエットシスターズの存在を認知している唯一の人物。ダイエットシスターズのことを、A子がダイエットをしたくないという気持ちの具現化であり、自分の行動を俯瞰的にとらえてコントロールを試みようという、オリジナルの認知療法なのではないかと考えている。本気でダイエットに臨んで少し痩せたA子に対し、エステに行くことを勧め、その費用を提供する。

キョコちゃん

A子の母方の伯母。博多在住で、ジャズピアニストを生業としている。快活な性格で、還暦ながら年齢不詳の若々しさを感じさせる美人。A子には、自分の家系における突然変異的なハイスペック美女であり、松雪泰子と大塚寧々と椎名林檎を足して割った感じと評されている。さらに行動力があっていつでも気遣いを忘れない、内面も含めてすべてが素敵な人と、A子のあこがれの存在となっている。また、その美しさはA子の友達にも知れ渡っているほど。実は若い頃はぽっちゃりしていたが年齢と共に痩せ、A子にも20歳を越えれば自然と痩せて綺麗になると伝えてきた。趣味は掃除。

椎名 (しいな)

エステティック「YaSeRu」で働く若い女性エステティシャン。A子の担当を務める。穏やかで人当たりがよく、エステに強い恐怖心を抱いていたA子の警戒心をあっさりと解いた。ほめ上手で話術にも優れ、A子のコンプレックスや心に秘めた思いを自然に聞き出し、彼女のモチベーションを高く保ってダイエットを巧みに主導。これにより、ダイエットシスターズのミエが、A子のダイエットに協力的になるきっかけを作った。その手から繰り出される強烈な揉みだしマッサージは、A子に「ゴッドハンド」と評されている。ダイエットシスターズには、「シーナ」と呼ばれている。

集団・組織

ダイエットシスターズ

ダイエットを始めようとうっすら考えたA子の前に姿を現した、アマエ、ミエ、ヒガミの三人組。自分たちのことを、痩せたいと願う人の心の中に住む妖精と自称している。だがその正体は、ダイエットをあきらめさせることを目的とした、「ダイエットおじゃまシスターズ」で、A子以外にはその存在を認知できる者は少ない。A子の母には、ダイエットシスターズはA子がダイエットをしたくないという気持ちの具現化であり、自分の行動を俯瞰的にとらえてコントロールを試みようという、オリジナルの認知療法なのではないかと考えられている。

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