超電導ロボ 鉄人28号FX

超電導ロボ 鉄人28号FX

横山光輝の代表作であるロボット漫画「鉄人28号」の続編として制作されたロボットアニメ。巨大ロボット鉄人28号の操縦者金田正太郎の息子金田正人が、新たなる巨大ロボット鉄人28号FXを操縦し、悪と戦うメカアクション。

正式名称
超電導ロボ 鉄人28号FX
ふりがな
ちょうでんどうろぼ てつじん28ごう えふえっくす
原作者
制作
東京ムービー新社
放送期間
1992年4月5日 〜 1993年3月30日
放送局
日本テレビ
話数
47話
ジャンル
ロボット
 
バトル
関連商品
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概要・あらすじ

巨大ロボットが実用化された2002年(作品制作時は近未来)、ハイテクノロジーを利用した秘密結社ネオ・ブラック団の脅威が世界的に高まってきた。巨大ロボット鉄人28号の操縦者である私立探偵金田正太郎の息子金田正人は新世代の巨大ロボット鉄人28号FXを操縦し、父の主宰する金田探偵事務所の仲間達と共に、ネオ・ブラック団と戦う。

登場人物・キャラクター

金田 正人 (かねだ まさと)

金田探偵事務所の主催者であり、巨大ロボット鉄人28号の操縦者である金田正太郎の息子。父の宿敵である秘密結社ネオ・ブラック団に誘拐され、戦闘員訓練を受けされられていたが脱走し、父の元に戻ってきた。 その後、新型巨大ロボット鉄人28号FXに選ばれる。お坊ちゃん育ちのために我がままでお調子者だが正義感は強く、その戦闘力や鉄人28号FXの操縦センスも高い。まだヒーローのしての自覚が足りない部分もあるが、父から正義の道について薫陶を受けることもあった。 母の金田陽子は鉄人28号FXの開発者である。当初は金田探偵事務所のメンバーだったが、父のインターポール長官就任に伴い、仲間の夏樹三郎や光瀬双葉と共に長官直属の遊撃隊となった。

司 元一 (つかさ げんいち)

金田正人が所属する金田探偵事務所のメンバー。青年のように大柄な体格を持つ少年。物静かで縁の下の力持ち的存在。メカ全般に強く、鉄人28号FXのメンテナンスも担当している。事件出動時には、主にサポートメカのエアロトレッカーを操縦している。 後に、事務所の主催者金田正太郎のインターポール長官就任に伴い、インターポールメキシコ支部へと異動する。

インターポール

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場する組織。国際刑事警察機構とも呼称される実在の組織。金田正人の父金田正太郎の主宰する金田探偵事務所とも連携している。後に、金田正太郎はその長官に抜擢された。

ゾーン総統 (ぞーんそうとう)

秘密結社ネオ・ブラック団首領。頭部だけを現す謎の存在。人類に宣戦布告し、ロボットを使って攻撃を仕掛けてくる。

金田 正太郎 (かねだ しょうたろう)

金田正人の父親であり、年齢は四十五歳。少年時代から巨大ロボット鉄人28号の操縦者として名を馳せた私立探偵。現在は金田探偵事務所を主宰し、高度化するロボット犯罪に対応するべく、超伝導技術を応用した巨大ロボット整備計画である新・鉄人計画の推進者として活動。 そのロボットの操縦者育成のために、息子の金田正人をはじめとする少年少女達を探偵として採用している。後に、宿敵である秘密結社ネオ・ブラック団との戦いの功績で、国際刑事警察機構インターポールの長官に抜擢された。

夏樹 三郎 (なつき さぶろう)

金田正人が所属する金田探偵事務所のメンバー。著名な建築家と女優を両親に持つが、複雑な家庭環境に育ったので屈折している面もある。大人顔負けの格闘能力を持ち、正義感も強い。金田正人が帰国するまでは鉄人28号FXの操縦者に選ばれており、その座を奪われた形になったため、対立する事も多かったが、共に戦う内に互いに認め合う関係になっていった。 後に秘密結社ネオ・ブラック団を裏切った科学者フランケン・シュタイナーから巨大ロボットブラックオックスを託され、二代目操縦者となった。

フランケン・シュタイナー (ふらんけんしゅたいなー)

秘密結社ネオ・ブラック団が巨大ロボットのブラックオックスの開発者である不乱拳博士の細胞から造りだしたクローン。少年から青年に急激に成長するが、寿命は短い。オリジナルの不乱拳博士同様明晰な頭脳を持ち、新たなブラックオックスを開発する。 金田正人が所属する金田探偵事務所に潜入した際に、そのメンバーである仁科 詩織と出会い、恋に落ちた。

ブラックオックス

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場するロボット。秘密結社ネオ・ブラック団が造りだした、天才的ロボット科学者の不乱拳博士のクローンであるフランケン・シュタイナーが開発した巨大ロボット。名称はかつて不乱拳博士の作った意思を持つ巨大ロボットと同じだが、別の機体である。 飛行形態に変身し、バルカン砲やレーザー砲など兵器も搭載している。最大の武器は、肩から発射する分子破壊砲ジェノサイドバスター。操縦者は開発者であるフランケン・シュタイナーだったが、その死の直前に夏樹三郎に引き継がれ、その後は鉄人29号OXとも呼ばれるようになった。

金田探偵事務所 (かねだたんていじむしょ)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場する組織。金田正人の父金田正太郎が設立した探偵事務所。その妻金田陽子の実家である巨大企業榊財団の支援を受けて建造した、巨大ロボット鉄人28号FXを保有している。 メンバーとして、金田正人、夏樹三郎、仁科 詩織] 、司 元一、光瀬双葉が所属している。

デビル火刀 (でびるかとう)

秘密結社ネオ・ブラック団幹部。支配者ゾーン総統の元、金田正人が所属する金田探偵事務所を敵視して、様々な事件を世界各地で起こす。その正体は宇宙作業用ロボットであり、廃棄された事から人類を恨み、宇宙空間で謎のエネルギーを吸収して人間の姿になった。

仁科 詩織 (にしな しおり)

金田正人が所属する金田探偵事務所のメンバー。事務所の営業や事件捜査の作戦立案を担当している頭脳明晰な少女。金田探偵事務所に潜入してきた秘密結社ネオ・ブラック団の一員である科学者フランケン・シュタイナーと恋に落ちて、改心させたが死別してしまう。 事務所の主催者金田正太郎のインターポール長官就任に伴い、インターポールオーストラリア支部へと異動。鉄人27号サキガケの操縦者に選ばれた。

光瀬 双葉 (みつせ ふたば)

金田正人が所属する金田探偵事務所のメンバー。大きな丸眼鏡がトレードマークの、言動がやや幼いマスコット的な存在。幼少の時にロボット事故で両親を亡くし、その友人だった金田正太郎夫妻に引き取られて育った。 外見に似合わず、洞察力や直感に優れ、自分の同じようなロボット事故の被害者を助けたいという気持ちが強い。後に、事務所の主催者金田正太郎のインターポール長官就任に伴い、金田正人や夏樹三郎と共に長官直属の遊撃隊の一員となる。

ネオ・ブラック団 (ねおぶらっくだん)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場する組織。謎の首領ゾーン総統に率いられる秘密結社。ロボットを利用して、人類社会を破滅させようと目論む。作戦の指揮は幹部のデビル火刀が執っている。

金田 陽子 (かねだ ようこ)

金田正人の母親で、金田正太郎の妻。旧姓は榊。巨大企業榊財団の令嬢で、世界的なロボット科学者でもある。ある事件で金田正太郎と知り合って結婚。実家である榊財団の財力や影響力で金田正太郎をバックアップし、鉄人28号FXも自ら開発した。

ランファ

秘密結社ネオ・ブラック団に囚われていた少女。同じように囚われていた金田正人と知り合い、共に脱走するはずが途中で捕まる。その後、金田正人を憎むように洗脳されて、戦闘員として現れるが、戦いの中で自分を取り戻した。

場所

榊財団 (さかきざいだん)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場する企業。金田正人の母金田陽子の実家である世界的巨大企業。その財力や影響力で金田正太郎の主宰する金田探偵事務所をバックアップしている。

イベント・出来事

新・鉄人計画 (しんてつじんけいかく)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場する計画。金田正人の父金田正太郎が中心となり、新時代の技術で開発された巨大ロボットを世界各国に配備して、高度化するロボット犯罪に備る。その妻であるロボット科学者金田陽子の実家である世界的巨大企業榊財団のバックアップで開発が推進され、その集大成的な存在として鉄人28号FXが誕生した。

その他キーワード

超電導キック (ちょうでんとうきっく)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場する技。金田正人が操縦する巨大ロボット鉄人28号FXが内蔵する超電動システムで全エネルギーを爪先に集中させ、敵に叩き込む。

鉄人27号サキガケ (てつじんにじゅうななごうさきがけ)

『超伝導ロボ 鉄人28号FX』に登場するロボット。超電導技術を使用した巨大ロボットを開発する新・鉄人計画の一環として開発された機体で、試作型が日本の警視庁に複数機配属された。実用型はインターポールのオーストラリア支部に配属され、金田正人が所属する金田探偵事務所から異動した仁科 詩織が操縦者となった。

エアロトレッカー

『超伝導ロボ 鉄人28号FX』に登場する乗り物。金田正人が所属する金田探偵事務所が保有する輸送メカ。鉄人28号FXを搭載して飛行する。主な操縦者は、金田探偵事務所のメンバーである司 元一。

超電動パンチ (ちょうでんどうぱんち)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場する技。金田正人が操縦する巨大ロボット鉄人28号FXが内蔵する超電動システムで全エネルギーを拳に集中させ、敵に叩きつける。

鉄人28号FX (てつじんにじゅうはちごうえふえっくす)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場するロボット。金田正人の母であるロボット科学者金田陽子が実家である世界的巨大企業榊財団のバックアップで開発した巨大ロボット。全高20メートル、重量24.8トン。 体内の電流を一ヶ所に集中させる超電動システムを内臓し、強大なパワーを発揮。固有の兵装は装備されていないが、超電動パンチや超電動キックといった格闘能力が高い。当初、操縦者は夏樹三郎が予定されていたが、その能力を最も引き出す事の出来る金田正人が選ばれた。 操縦は光線型の装置グリットランサーに音声入力する事で行われる。基本的に飛行能力は持たないが、サポートロボットの鉄人17号フェニックスと合体する事で大気圏内及び宇宙空間も飛行可能になる。

鉄人17号フェニックス (てつじんじゅうななごうふぇにっくす)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場するロボット。飛行する鳥型メカであり、飛行能力を持たない鉄人28号FXと合体して、大気圏内及び宇宙空間での行動を可能にする。

グリットランサー

『超伝導ロボ 鉄人28号FX』に登場する装置。金田正人が鉄人28号FXを遠隔操作する際に使用する、光線型の操縦機。音声入力したデータを光線として、鉄人28号FXもの額のセンサーに受信させて操作を行う。 同形の操縦機は、鉄人28号FXの以外の巨大ロボットにも広く使われている。

鉄人28号 (てつじんにじゅうはちごう)

『超電動ロボ 鉄人28号FX』に登場するロボット。金田正人の父金田正太郎が少年時代から操縦している巨大ロボット。今も現役で、操縦者の技量によっては鉄人28号FXやブラックオックスといった現用の巨大ロボットとも渡り合える能力を持つ。

クレジット

原作

チーフディレクター

シリーズ構成

総作画監督

本橋秀之

音楽

近藤浩章

アニメーション制作

東京ムービー新社

原作

鉄人28号 (てつじんにじゅうはちごう)

昭和30年代を舞台に、リモコン操縦器で動く巨大ロボット鉄人28号をめぐっての争奪戦、その操縦器が主人公金田正太郎の手にわたってからは、次々と現れる敵と敵の繰り出すロボット対鉄人28号の平和を守る戦いが... 関連ページ:鉄人28号

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