足摺り水族館

足摺り水族館

親戚からもらった本にはさんであった水族館のチケットを見つけた、おかっぱ頭の子供が、チケットの裏に書いてあった詳細な道順にしたがって、細密に描写された夢の中に出てくるような商店街を通り抜け、目的地の「足摺り水族館」に辿り着くまでを8ページで描いた掌編。話は、モノローグ形式で進んでいく。作品集『足摺り水族館』の導入の役目を果たしている。

正式名称
足摺り水族館
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

(短編のためなし)

登場人物・キャラクター

おかっぱ頭の子供 (おかっぱあたまのこども)

作品中では、名前や性別はまったく不明。おかっぱ頭で幼い容貌をしている。トレーナーと長ズボンらしきものを身に着けている。デイパックを背負って、家を出てJRの電車に乗り、チケットの道順に従って「足摺り水族館」を目指す。

(ねこ)

『足摺り水族館』の登場動物。「足摺り水族館」を目指すおかっぱ頭の子供が、途中で遭遇する動物。おかっぱ頭の子供がコンビニの角を曲がって、住宅街を進んでいる際に路地で出会う。魚を咥えている。

場所

ちくわ水産 (ちくわすいさん)

「足摺り水族館」を目指すおかっぱ頭の子供が、道筋の途中で見かけた魚屋。巨大なシイラの看板を出している。アーケード街「サンロード」の入口の近くにあり、道筋の目印のひとつである。

サンロード

「足摺り水族館」を目指すおかっぱ頭の子供が、途中で通過するアーケード街。アーチ型の屋根と「FISH生鮮市場」という看板がある。中にある店のほとんどは魚屋であるが、食堂や観賞魚店や本屋も存在する。妙に薄暗く、シャッターを閉めている店も多い。店員や客は、全く描かれていない。

ボラ書房 (ぼらしょぼう)

「足摺り水族館」を目指すおかっぱ頭の子供が、途中で通過するアーケード街の中にある本屋。魚の本ばかりで、『FISHジャーナル8月号』(特集は「海を考える」)や、「魚コミック8月号」(6大付録がついて定価390円)などという雑誌がおいてある。

ししゃも堂 (ししゃもどう)

「足摺り水族館」を目指すおかっぱ頭の子供が、途中で通過するアーケード街の中にある食堂。「冷凍魚介・洋食」と看板に書いてある。店の前にはカゴ車が置いてあり、水産品のダンボール箱がぎっしり積んである。

観賞魚店 (かんしょうぎょてん)

「足摺り水族館」を目指すおかっぱ頭の子供が、途中で通過するアーケード街の中にある観賞魚店。具体的な店名は不明。店先の電球のついた立て看板に、アロワナのようなイラストが描いてあり、「アロワナ・ピラルク・古代魚」という文字が読める。

足摺り水族館 (あしずりすいぞくかん)

おかっぱ頭の子供は、親戚からもらった本にはさんであったこの水族館のチケットを見つけ、その裏に書いてあった詳細な道順にしたがって訪ねようとした場所。入場料は300円。チケットの表には、タコと魚と二枚貝の絵が描かれている。駐車場が異様に広いが、停まっている車は少ない。片側を円形にした直方形の五階建てくらいの真っ白なビルで、入り口は大きいガラス張りだが、窓はほとんど無い。

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