田辺のつる（漫画）- マンガペディア

概要・あらすじ

認知症の老婆田辺つるを主人公に、老婆と一緒に暮らす家族たちの平凡な一日を描いた短編作品。つるのみが他の登場人物とは異なり、きいちのぬりえ風のタッチで描かれている。

82才の老婆で、認知症が進行しており、幼い子どものように振舞っている。身の回りのことはひと通り自分でできるため、家族からはそれほど介護されていない。他の登場人物たちのタッチと異なり、きいちのぬりえに登場する幼い少女のような姿に描かれている。

田辺つるの孫で16才の少女。自分の部屋に入って、人形などを使って勝手に遊ぶ、認知症の進んだつるを疎んじている。ボーイフレンドの上原のことは、他の家族には隠している。

田辺るりかのボーイフレンド。髪を染めてバンドマン風のファッションをした青年。るりかの他の家族には会ったことがない。るりかの部屋でこっそりタバコを吸っていたところを田辺つるに見つかる。

田辺るりかの母親で41才。普段は食事の支度や、来客へのお茶の準備などをしている。上原のことはるりかから紹介されていない。