陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!

陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!

古流武術・陣内流柔術を用いて、世界最強の格闘家を目指す男子高校生の主人公が、空手や柔道、ボクシングにプロレス、相撲、コマンドサンボなど、様々な流派の強敵と戦う異種格闘技漫画。作者がテコンドーやムエタイに取材しているなど、現実の格闘技知識が活かされた描写が特徴。グラマラスな美女・美少女が格闘技関係者に多く登場し、ラブ・コメディのサブ要素も含む。続編に『陣内流柔術流浪伝 真島、爆ぜる!!』がある。

正式名称
陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ジャンプ・コミックス(集英社) / 宙コミック文庫(宙出版) / ニチブンコミックス(日本文芸社)
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概要・あらすじ

主人公の真島零・16歳は、戦国時代に生まれた伝説の総合武術・陣内流柔術によって「世界最強の格闘家(オトコ)」を目指している。その夢を実現するため、空手の光臨館、柔道の向道館と闘い、さらにテコンドー使いやボクサー、プロレスラー、元横綱、ムエタイ使い、コマンドサンボ使いといった数々の強敵と異種格闘技戦を繰り広げていく。

また、光臨館空手の野々村拓馬をライバルとし、光臨館館長の娘である桜井美沙を巡った三角関係のラブ・コメディも同時に展開される。

登場人物・キャラクター

真島 零 (まじま れい)

深見高等学校1年D組の男子生徒で、江月中学出身の16歳。4月29日生まれ。実戦的な総合武術、陣内流柔術の使い手。その八代目宗家にして伝説の格闘家、城之内将士を超える「世界最強の格闘家(オトコ)」を目指すのが夢。中学時代は緑色に染めたリーゼント頭のヤンキーだった(現在も毛先に緑色が残っている)が、高校から不良はやめている。 お調子者でギャグ好きな性格。また、入学まもなく女子更衣室の覗き穴を見付け、片想い相手である桜井美沙の淫らな妄想をよくしがちな性癖は、友人の三浦初が「色欲の権化」と内心で評していた。美沙に惚れる以前に女の子と付き合ったことはなく、惚れた女にはふられ続けだったという。 自信過剰で夢は大きいが、碇章吾と対面した後で自分が負ける姿を想像するなど、ネガティブ思考に陥る若者らしい弱さも併せ持つ。また、光臨館主催の全日本空手道選手権大会での選手紹介時には、「黒い零戦」という異名でアナウンスされていた。住所は東京都の調布市にある。

望月 土武郎 (もちづき どぶろう)

陣内流柔術十一代目宗家にして、真島零の師匠である日本人男性。小学3年生の頃の真島と出会ってから、陣内流柔術教授所で陣内流の指導をしているが、門下生は3人までしか取らないスタンスのため他に人がおらず、自分が真島の稽古相手になっている。また、柔術は殺法だけでなく活法(治療法)も伝えているため、過去に整骨医の仕事をしていたこともある。 15年前に桜井軍侍と闘い、完敗させたことがあり、海外では「カミソリの刃(レーザーズ・エッジ)」と呼ばれる伝説を残している。真島にとっての憧れの対象は、八代目宗家である城之内将士だが、土武郎もまた彼の憧れとなる。 のちに真島だけでなく三浦初や月形錯羅を「自分の息子みたいなもん」と言い、彼らに危害が加わることを嫌う。一人称は「ワシ」。真島は「センセー」どぶろー先生と呼び、土武郎からは「零」と呼び返す。「~ぞな」という語尾が口癖。

城之内 将士 (じょうのうち まさし)

明治23年頃、単身で海外に渡り、連日ボクサーやプロレスラーと闘って「最強」とまで呼ばれるようになった伝説の男。陣内流柔術八代目宗家であり、真島零の目標でもある。なお、江戸末期までの陣内流では服装の関係上、蹴り技に乏しかったが、明治に入り、海外の異種格闘技戦を経験した城之内将士によって「回転蹴当十八ヶ条」という回し蹴りのバリエーションが付け加えられたという。 このことから、望月土武郎は陣内流開祖である陣内佐十郎重直(じんないさじゅうろうしげなお)に対し、彼を「近代祖」と評していた。

野々宮 拓馬

真島零と同じ深見高等学校に通う1年生の男子生徒。光臨館空手の初段。幼馴染の桜井美沙に惚れており、彼女がきっかけで空手を信じ、強くなろうとした。史上最年少で光臨館の全日本大会に出場するほどの実力者。ハイキックとミドルキックを変幻自在に使い分ける飛燕脚を得意とし、足技だけなら全日本でもトップクラスとされる。 真島零とは格闘技だけでなく、桜井美沙を巡った恋愛でもライバルとなるが、真島は拓馬が美沙の彼氏だと思って一度失恋していた。リーゼントの髪型とタレ目、左目の泣きぼくろが特徴。一人称は「オレ」で、真島を「真島」と呼ぶ。

桜井 美沙 (さくらい みさ)

深見高等学校1年C組の女子生徒。背中にかかる黒髪のロングヘアで、スタイル抜群の美少女。父親は光臨館艦長の桜井軍侍で、自身も空手をやっているが強いわけではない(不良に絡まれても震えて抵抗できないほど)。ただし格闘技は好きなようで、一般人よりも知識は豊富。 不良から暴力を受ける三浦初を見過ごすことができず、怯えながらもカツアゲの現場に割り込むなど、優しい性格をしている。真島零に片想いされるが、幼馴染である野々宮拓馬と付き合っていると思った真島は一度失恋している。実際は恋愛に関して優柔不断で、まだ恋人を作ろうとしていない。同学年の友達に沢村奈月(さらむらなつき)という女子生徒がいる。 一人称は「わたし」で、真島を「真島クン」と呼ぶ。

桜井 軍侍 (さくらい ぐんじ)

桜井美沙の父親にして、光臨館の館長でありその創設者。「けっこーナイスミドルな」と真島零からも評された、体格のよい壮年の空手家である。15年前に望月土武郎に敗れた因縁から、その弟子である真島を、光臨館主催の全日本空手道選手権大会において叩き潰そうとする。 だが真島の実力を認めてからは「日本格闘技の未来」を彼に感じ、支える立場へと変わっていく。一人称は「私(わたし)」で、真島を「キミ」「真島」などと呼ぶ。

碇 章吾 (いかり しょうご)

27歳の日本人男性。光臨館全国大会5年連続チャンピオンにして、光臨館神奈川支部道場師範を務める空手家。正拳突きの風圧で3m先の蝋燭の火を吹き消したという伝説の持ち主で、「拳帝」「ザ・光臨空手」と呼ばれる光臨館最強の男。空手歴は19年で、段位は四段。 師である桜井軍侍が「拳に魂を宿した男」と評し、「一撃必殺の完成形」という、軍侍の光臨空手への理想を体現した人物。また、幼い頃に両親が離婚し蒸発した碇にとっても軍侍は父同然の存在であり、その光臨空手を自分の全てだと考えている。大柄な体格に、オールバックの髪型が特徴。一人称は「私(わたし)」(15年前は「オレ」)で、真島零を「真島」と呼ぶ。

月形 錯羅 (つきがた さくら)

ブラジル育ちの18歳の少年。8歳から孤児となり、それ以降は群馬県にある日輪僧堂という禅寺で育てられている。月形流格闘術というプロフィールで光臨館主催の全日本空手道選手権大会に出場する。祖父の月形広士こそが陣内流柔術の真の後継者だと主張し、真島零と因縁の勝負を競う。 本来なら「高い位置から飛び降りて三回蹴る技」である陣内流柔術の三階羽を、その場でジャンプして繰り出すなど、小柄ながら優れた跳躍力を取り柄とする。その機敏さから真島には「サル」とも呼ばれる。また、ブラジルから来日した知人である神埼光二郎とステラ・フランシスコ・カンザキからは、「チェリオ」(ブラジル語で「さくら」の意)の愛称で呼ばれている。 一人称は「オイラ」で、真島を「真島」と呼ぶ。赤毛が特徴。

三浦 初 (みうら はじめ)

深見高等学校1年D組の男子生徒。中学時代は三年間イジメられていたが、高校入学初日に真島零と出会って変わるようになる。真島と知り合う前から、その強さの噂を聞いて憧れており、弟子か舎弟にしてくれるよう志願する。真島は舎弟にする代わりに「友達(ダチ)でいい」と返し、よく行動を共にする友人となる。 真島の影響で格闘技の知識だけは独学で詳しくなり、解説役(驚き役)を担うことが多い。のちに真島のセコンドを務め、自身も陣内流柔術を望月土武郎のもとで学ぶことになる。なお、桜井美沙の女友達である沢村奈月(さらむらなつき)に気がある。一人称は「ボク」で、真島を「真島クン」と呼ぶ。

集団・組織

陣内流柔術 (じんないりゅうじゅうじゅつ)

『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』に登場する、架空の武術の流派。伊達政宗の家臣である陣内佐十郎重直(じんないさじゅうろうしげなお)が興し、「仙台藩御留流(おとめりゅう)」とも伝えられる、門外不出の古流武術である。現代では、陣内流柔術教授所において十一代目宗家の望月土武郎が真島零に伝えている。 合戦での使用を前提とし、打撃技・投げ技・関節技すべてが混ざり合った総合武術であり、中指の第二関節を突き出した拳の形である鉄菱などが特徴。稽古や試合などでは、紫がかった黒の道着を用いている。ちなみに作者によると、実在の古流武術である柳生心眼流柔術をモデルに、オリジナルの要素を加えて考案された流派である。

光臨館 (こうりんかん)

『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』に登場する組織。現館長である桜井軍侍が12年前に設立した空手の流派であり、その組織名。公的には「国際空手道連盟光臨館」といい、池袋に総本部ビルが建つ。国内外にいくつもの支部や道場があり、総門弟数は軽く一千万人は越えるという。フルコンタクト系の空手の流派としては、一、二を争う存在。 さらに桜井館長によって、他のフルコンタクト系では禁止されていた「顔面への拳の攻撃」が認められており、「一撃必殺」の実戦的な強さが追い求められている。全日本空手道選手権大会を主催し、16歳の若さの真島零が異例の出場をすることになる。

深見高等学校 (ふかみこうとうがっこう)

『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』の舞台のひとつ。主人公である真島零が入学した共学の高校で、ヒロインの桜井美沙の他、三浦初や野々村拓馬も同学年で生徒となる。入学したばかりの三浦が先輩にカツアゲされるなど、風紀は乱れがち。ちなみに、生徒である真島の住所は東京都調布市にある。 略称は「深高(フカコー)」。

その他キーワード

雷電光 (らいでんこう)

『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』に登場する、架空の技。戦国時代に生まれた実戦的な格闘技、陣内流柔術の秘伝。両腕をコークスクリュー状に放ち、手の指を相手の胸部に突き立て、掴んだ肋骨を粉砕しつつ求心力を用いて臓器にダメージを与える。真島零が師匠である望月土武郎から授けられた。なお、陣内流柔術の秘伝には、他に「千人殺し」や「二天鋲(にてんのびょう)」が描かれている。

フリーファイト

『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』に登場する架空の雑誌。格闘技雑誌であり、その記者である久保田忠男が真島零と月形錯羅の陣内流柔術に関心を持ち、望月土武郎と桜井軍侍の因縁の対決を調べあげるなど、密着した取材を行う。中立であるはずの記者の立場ながら、次第に久保田は真島に肩入れしがちとなる。 この久保田と、雑誌編集長である坂田の2人組は、作中の試合を観戦しながら解説役を担うことが多い。なお、坂田は外見や苗字、「~だス」という語尾が、作者のデビュー連載作である『THE MOMOTROH』の登場人物、坂田鋼鉄郎(さかたこうてつろう)と共通したキャラクターになっている。

書誌情報

真島クンすっとばす!! :陣内流柔術武闘伝 全15巻 集英社〈ジャンプ・コミックス〉 完結

第1巻 世界最強の格闘家

(1995年7月発行、 978-4088720111)

第2巻 緒戦突破!!

(1995年10月発行、 978-4088720128)

第3巻 陣内流柔術の秘密

(1995年12月発行、 978-4088720135)

第4巻 ケンカ勝負!!

(1996年2月発行、 978-4088720142)

第5巻 怒れる獅子

(1996年4月発行、 978-4088720159)

第6巻 命を刻め!!

(1996年6月発行、 978-4088720166)

第7巻 伝説を越えろ!!

(1996年9月発行、 978-4088720173)

第8巻 脅威の内股!!

(1996年12月発行、 978-4088720180)

第9巻 柔術の「一本」

(1997年2月発行、 978-4088720197)

第10巻 ミスター・チャン現る!

(1997年4月発行、 978-4088720203)

第11巻 土俵からの参戦者!

(1997年6月発行、 978-4088721514)

第12巻 死力の末に…

(1997年8月発行、 978-4088721521)

第13巻 東京ドーム決戦!!

(1997年10月発行、 978-4088721538)

第14巻 必殺の凶器!!

(1997年12月発行、 978-4088721545)

第15巻 格闘家の夢へ!!

(1998年3月発行、 978-4088725161)

真島クンすっとばす!! :陣内流柔術武闘伝 全9巻 宙出版〈宙コミック文庫〉 完結

第1巻

(2006年12月発行、 978-4776793038)

第2巻

(2006年12月発行、 978-4776793045)

第3巻

(2006年12月発行、 978-4776793052)

第4巻

(2006年12月発行、 978-4776793069)

第5巻

(2006年12月発行、 978-4776793076)

第6巻

(2006年12月発行、 978-4776793083)

第7巻

(2007年1月発行、 978-4776793335)

第8巻

(2007年1月発行、 978-4776793342)

第9巻

(2007年1月発行、 978-4776793359)

真島クンすっとばす!! :陣内流柔術武闘伝 全10巻 日本文芸社〈ニチブンコミックス〉 完結

第1巻

(2010年8月発行、 978-4537126235)

第2巻

(2010年9月発行、 978-4537126303)

第3巻

(2010年10月発行、 978-4537126426)

第4巻

(2010年11月発行、 978-4537126556)

第5巻

(2010年12月発行、 978-4537126716)

第6巻

(2011年1月発行、 978-4537126914)

第7巻

(2011年2月発行、 978-4537127119)

第8巻

(2011年3月発行、 978-4537127201)

第9巻

(2011年4月発行、 978-4537127263)

第10巻

(2011年5月発行、 978-4537127355)

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